『低社会保障先進国:韓国』が教えてくれること。

今日のテーマは、『低社会保障先進国:韓国が教えてくれること』です。

 

 

最近、久しぶりに『金持ち父さん』シリーズを再読しています。

 

 

2018年時点で何十冊とシリーズ化されている同書ですが、

『元祖』とも言える『金持ち父さん 貧乏父さん』が出版されて早20年ほど。

 

 

私自身、社会人をスタートした当初、

約10年前に初めてこれらのシリーズを読んで、衝撃を受けたことを覚えています。

 

 

その感想を一言で言えば、『こんなこと、誰も教えてくれなかった。』

 

 

『お金』『資産形成』というテーマに素直に興味を示していれば、

学生時代の私は、私が過ごしてきた『10倍』はちゃんと勉強したと思います。

 

 

大袈裟ではなく、本当に、そう思います。

 

 

それでも、

 

 

幸いなことに、社会人のスタート時点でいくつかの名著に出会い、

多くの方々がその手を止めてしまう23歳以降に勉強した事で、

注ぎ込んだ『労力』以上の『リターン』を享受することが出来ました。

 

 

周りが『走る』ことをやめた状況において、

自分だけが走っているという状態だったので、社会人になってからは『楽勝』ですね。

 

 

話を元に戻します。

 

 

久しぶりに『金持ち父さん』シリーズを読んでいて、

改めて、『気付いたこと』は大きく2つあります。

 

 

1つは、その内容は、『今でも全く色褪せておらず新鮮である』こと。

 

 

現実問題としては『10年』から、古いものでは『20年』の時間が経過していますが、

同書・同シリーズが伝えることの内容は、今の時代にも当てはまる所が多くあります。

 

 

今年、新社会人をスタートした20歳そこそこの方々が読んでも、

『考え方』としては、本当にそのまま活用することが出来ますね。

 

 

決して押し付けることはしませんが、ぜひ読んで頂きたい本です。

 

 

ただ、それを実際に『行動』に移せるかどうかは個々人の問題です。

 

 

実際、私が会社員を辞めて独立・開業するタイミングで、

とてもよくして頂いていた先輩は、次のような思いを吐露しました。

 

 

『俺も、10年前の若かりし頃、お前と同じようにその本を読んだんだ。』

『でも、感銘を受けただけで、何か行動を起こすことは出来なかった。』

 

 

同じような想いの方も、いらっしゃるかも知れませんね。

 

 

今回、改めて気付いた2つ目のことは、

『ロバート・キヨサキが、結構厳しい表現を使っていること』です。

 

 

最初に読んだ頃は、私自身、今より血気盛んな20代だった事もあり、

その表現に対して、それほど何か印象を受ける事もありませんでした。

 

 

そう言えば、

 

 

自らが情報発信をスタートした4年ほど前には、

私の公式ブログの表現も、今より『ストレート』なものでしたね(笑)

 

 

読んで頂いている方々の『数』に対して、

良くも、悪くも反応率が高く、様々な『レスポンス』が返って来ていた記憶があります(笑)

 

 

その当時から考えると、最近はだいぶ丸い表現になったと思います。

 

 

ただし、

 

 

世界的なベストセラー『金持ち父さん』シリーズの中でも、

ロバートは繰り返し、厳しい表現、厳しい事例を持ち出し、読者に危機感を喚起しています。

 

 

それは、

 

 

不必要に『不安』を煽っているのでは全くなくて、

多くの方々が目を逸らす『現実問題』に、読者を真正面から向き合わせる為のものです。

 

 

彼自身は日系米国人なので、

この本・シリーズは、主には米国人(居住者)を読者ターゲットに書かれているのでしょう。

 

 

しかし、

 

 

その内容は、言葉を『日本語』に翻訳するだけで、

そのまま、我々『日本人』『日本の状況』にも当てはまると感じました。

 

 

例えば、

 

 

『終身雇用の崩壊』『企業寿命の短縮』『国家財政の悪化』

『社会保障システムの破綻』『少子高齢化問題の進展』etc.

 

 

これら米国が抱える問題は、日本はじめ、先進諸国でもそのまま該当しますよね??

 

 

私たちは、居住する国・地域が変われど、共通した社会問題に直面しているのです。

 

 

その中でも、

 

 

国・地域により、それぞれの問題に直面するタイミングが、

少しずつ『早い』『遅い』と違っているケースがあります。

 

 

海外諸国を『お手本』にする事で、私たちが学べる事もあるのではないでしょうか。

 

 

今朝、興味深い記事を発見しました。

 

 

『最低でも80歳までは、、、働かざるを得ない韓国の高齢者たち』

 

 

タイトルだけでも、なかなか衝撃的な表現ですよね。

 

 

その記事の中では、ある高齢夫婦(夫:71歳、妻:63歳)が取り上げられ、

『経済的理由』を最大の理由として、『仕事が辞められない』状況を描きます。

 

 

日本以上に『社会保障崩壊』のスピードが早い『韓国』では、

高齢者世帯全体の約半数にあたる『45%』が『相対的貧困状態』にあると言います。

 

 

この数字は、

 

 

OECD(経済協力開発機構:別名『先進国クラブ』)加盟国の中で突出して悪く、

この加盟国35カ国の平均値『12.5%』と比較しても、際立っています。

 

 

同国の『セーフティーネット(社会保障)』は、

現状の日本のそれよりも脆弱なもので、ほとんど機能していないとの事。

 

 

実際の『数字』で見てみると、

 

 

この記事の事例の男性が毎月受け取るのは、

『国民年金:130ドル』と『高齢者給付金:180ドル』の僅かな金額、、、、。

 

 

世界第11位までの『経済大国』に登り詰め、生活コストも相応にかかる『韓国』で、

いくら現役世代ではないと言えど、この収入は決して満足いくものではありません。

 

 

いいえ、はっきり言うと、『超貧困層』レベルの収入です。

 

 

この為、

 

 

ご紹介したタイトルの中にも含まれる通り、この夫婦は、

『少なくとも、80歳まで働き続ける』人生を余儀なくされているのです。

 

 

ここで、間違って伝わって欲しくないことがあります。

 

 

私は、決して『生涯現役』を否定している訳ではありません。

 

 

むしろ、

 

 

自分自身は『生涯現役』を全うし、『最後の時』を迎える日に、

『今日こそが、自分の人生にとって最上の日』を実感して死にたい。

 

 

ただし、

 

 

それを『経済的理由』を最優先事項としてするのか、

『自己実現』『真の成功』の為にするのかは、『雲泥の差』があると考えます。

 

 

『高齢者の多くが、経済的理由でリタイアできない』この流れ、

少しの『タイムラグ』があるにせよ、必ず『日本』にもやって来ます。

 

 

それほど、『遠い未来』の話ではないですよ(笑)

 

 

2025年までには、確実にやって来ます。

 

 

もう、『あと数年』レベルの話ですよね。

 

 

その時、あなたは今のままで対応出来るでしょうか??

 

 

自らの『経済的基盤』を、国家・所属企業に頼り事なく、築いていくことが出来ますか??

 

 

もし、今の『延長線上』にその未来がないとしたら、

何か具体的に『アクション』を変化させていくしかありません。

 

 

『行動』を変えることによってのみ、『人生』は好転させていくことが出来るからです。

 

 

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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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