『労働自粛』を発表したスペインから、私たちが学ぶこと。

今日のテーマは、『労働自粛を発表したスペインから、私たちが学ぶこと』です。

 

 

連日報道される情報に、『深刻さ』が増していきますね。

 

 

既に、

 

 

『新型ウイルス』は、発生地である『中国』本国の手を離れて、

『地球の反対側』とも呼べるエリアで猛威を奮い続けています。

 

 

先日もご紹介した通り、

 

 

『米国』『イタリア』では、前述の『発生地:中国』と比較しても、

『感染者数』『死亡者数』共に、その数値を超えてしまっています。

 

 

報道によると、

 

 

中国・本国は、既に工場稼働等も『正常』に戻りつつあるそうですが、

世界では『ロック・ダウン』に追い込まれる都市・地域も増加して来ました。

 

 

日本でも、

 

 

この週末、東京、大阪を中心とした大都市圏で『外出自粛要請』が出ており、

商業施設等も、『臨時休業』に追い込まれるところが、多数あるようですね。

 

 

私自身、

 

 

クライアントさんの『お金のセッション(個人面談)』は継続していますが、

いつもは『人』でごった返す大阪・梅田の中心部も、今日ばかりは閑散です。

 

 

ここまで、

 

 

『人』が存在しない都心部は、なかなか、体験できるものでは無いですが、

どこか『無機質』な街並みに、『違和感』と共に『不気味さ』を感じます。

 

 

世の中全体を見渡しても、

 

 

『大規模イベント』等は、軒並み、中止・延期で対応されていますが、

このまま、『日本』における感染拡大が続いていけば、

『ロック・ダウン(都市封鎖)』も決して『他人事』では有りません。

 

 

現時点でさえ、

 

 

社会全体として、相当に『経済活動』が抑制されていますが、

もう一段冷え込むとなると、『日本経済』は壊滅的な状態に陥ることになる。

 

 

今、

 

 

この瞬間、まだ『当事者意識』を持ちきれない方もいると思いますが、

近い将来、『有名企業』の倒産も、相次ぐ事態になるのでは無いかと予想します。

 

 

そうなると、

 

 

その企業に勤められていた方々は勿論、

社会全体的としての『当事者意識』も、一気に高まりを見せると考えます。

 

 

当然の話ですが、

 

 

ここまで、世界全体としての『経済活動』が抑え込まれると、

立場、職業、業界に関係なく、全ての方々の『収入』も抑制される未来が来ます。

 

 

この辺り、

 

 

『会社員』という立場の方々は、どうしても感覚が鈍くて、

所属企業の『業績』がどんなに変動しようとも、

自身の『給与』は、安定して支給されると考えるんですね。

 

 

『いやいや、、、、』、と(笑)

 

 

『小学校の時、算数を習いましたか??』、と(笑)

 

 

典型的なのは、

 

 

『旅行業界』『航空業界』が挙げられると思いますが、

現時点、これらの業界に所属する企業は、売り上げベース『8割』程度吹き飛んでいます。

 

 

勿論、

 

 

企業によっては、それ以上(90%超)の『苦境』に立たされている所もありますよね。

 

 

正直、

 

 

その状況では、『利益』なんて上げられるものでは無いですし、

事業継続の為の『資金繰り』も、相当、厳しい状況にあると考えます。

 

 

その中で、

 

 

従業員の『給与』も支払い継続する必要がある訳ですが、

『利益』が上がらない中では、『内部留保』の取崩しで対応する他有りません。

 

 

民間企業が、

 

 

『日本銀行(中央銀行)』のように無限財源(*)を持っていたら良いですが、

ご存知の通り、そのような『お金の印刷機』は、現実には存在していません。

 

 

*実際は、『中央銀行』も『無限財源』では有りませんが。

 

 

そうなると、

 

 

この状況が、『1年』『半年』と言わず、あと数ヶ月も継続してしまったら、

社会のあらゆる立場の方々に、ダイレクトに影響を与える事になるでしょう。

 

 

大切なことなので、繰り返します。

 

 

今後は、あらゆる方々の『収入』が、確実に落ちます。

 

 

『お金』というものの、世の中の『循環スピード』が落ちているので、当然です。

 

 

その事態に対して、

 

 

公式ブログ読者の皆さんは、『経済的』『精神的』な準備が出来ているでしょうか??

 

 

本日、

 

 

タイトルに採用させて頂いた『スペイン』では、国家的な感染拡大を受けて、

遂に、『不要不急の外出』どころか『労働』までもが、自粛要請されました。

 

 

『国民性』として、

 

 

『労働』という行動を心から望まない『ラテン民族』にとっては、

『必然』なのかも知れませんが、それだけ、感染拡大が深刻だということです。

 

 

しかし、

 

 

古くから『栄枯盛衰』を繰り返してきた同国においては、

今回の『経済停滞』も、何度も経験してきた『慣れっこ』なのかも知れません。

 

 

元々、

 

 

『コロナ騒動』を迎えるずっと以前から、『スペイン』の国民性は、

『先進国』に分類される中では珍しく、『倹約家』と言われてきました。

 

 

と言っても、

 

 

『日本人』がイメージしがちな『ケチケチ節約生活』ではなく、

日常を楽しみながら、『無駄なお金』を一切使わないというものです。

 

 

例えば、

 

 

私も含めて、多くの『日本人』は街中のカフェを利用しますが、

まったく美味しいと感じない珈琲に、『数百円』支払う行動を、

スペイン人は、完全なる『馬鹿』と見做します。

 

 

同国では、

 

 

某世界的コーヒーチェーンも、某世界的ハンバーガーチェーンも、

あくまで『観光客用』であり、『ローカル』は利用しないと言うのです。

 

 

日本で言う所の、

 

 

『クラブ』も安価な入場料を徴収されるだけで、入ることが出来て、

法外料金のドリンクを注文することなく、踊るだけ踊って遊ぶ人たちも。

 

 

他にも、

 

 

地元のスーパー等で購入したアルコールを、それぞれ持ち寄ることにより、

パーティー等の自主開催も盛んで、確かに、このスタイルはコスパ最強です。

 

 

少しイメージすれば分かりますが、

 

 

『ラテン民族』は、基本的に『我慢』とは無縁の民族であり、

『人生を楽しむ』という能力については、『世界一』なのかも知れません。

 

 

しかし、

 

 

その『QOL(クオリティー・オブ・ライフ)』の高さも、

彼らの生活習慣が為せる業であり、闇雲に『支出』を促すものでは有りません。

 

 

むしろ、

 

 

こういう事態での『(倹約体制への)変わり身の早さ』こそが、

同国が、時代を超えて『先進国』として存在し続けた理由だと思うのです。

 

 

これまでも、

 

 

『財政問題』という観点では、厳しい状況が続きましたが、

ここに来て、『経済問題』もダブル・パンチで、日本を襲っています。

 

 

もう一度、繰り返します。

 

 

皆さんの『収入(*賞与含む)』は、確実に落ちます。

 

 

しかし、

 

 

『そのこと(収入減少)』と『人生を楽しむこと』は、

もしかしたら、『独立事象』として存在しているのかも知れません。

 

 

『難局』が続くことは確かですが、

その中にも『楽しみ』を見出しながら、日々を過ごしていきましょう。

 

 

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人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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