『金:gold』は、未だポートフォリオに含めるべきですか??

今日のテーマは、『金:goldは、未だポートフォリオに含めるべきですか??』です。

 

 

最近、この手の質問をクライアントさんを中心に頂きます。

 

 

昨日の公式ブログでも取り上げましたが、先月は、

『トルコ』を震源とした、新興国通貨の下落ドミノが発生しました。

 

 

それは、

 

 

発端となった『トルコ』が落ち着きを見せてきた今尚、

南米を中心に、経済不安のある新興国諸国で燻り続けています。

 

 

また、『対米国』で関係性が悪化している国・地域も多いですよね。

 

 

今年に入り、現在の世界の『二大大国』である米国、中国が、

お互いに貿易の主導権を握ろうと、『関税合戦』を繰り広げています。

 

 

それ以外にも、

 

 

『北朝鮮』も未だに世界政治の話題から外せないトピックスですし、

『中東諸国』においても、『地政学リスク』の火種は燃え続けています。

 

 

『サブプライム・ショック』から10年という時間が経過し、

順調に経済回復し、活況を見せる米国経済と、それに引っ張られる先進諸国。

 

 

しかし、

 

 

冷静に『世界経済』を眺めてみると、『リスク』は至る所に転がっており、

世界経済全体は、先行きの見えない『不透明感』が充満していると思うのです。

 

 

にも関わらず、

 

 

現在の世界市場においては、

少し、これまでの歴史では考えにくい出来事が起こり続けています。

 

 

皆さん、それが何だかわかりますか??

 

 

それが今日のタイトルで取り上げた『金:gold』の話で、

世界的に不透明感が充満する中、『金価格』はここ数年低迷し続けているのです。

 

 

私自身、

 

 

保有する『金関連ファンド』のパフォーマンスは散々たるもので、

その嘆きも込めて、1ヶ月ほど前に『金は輝きを取り戻せるか??』という記事も書きました。

 

 

(*それでも、分散ポートフォリオの一部に過ぎず、全治的な影響は出ていませんが。)

 

 

このように『火種』が世界のあちこちにある状況では、

いつ発火するかも知れない『リスク』を恐れて、

安全資産としての位置付けの『金市場』に資金流入が起こるはずです。

 

 

しかし、

 

 

繰り返しになりますが、『金価格』は低迷しており、

現在、『1トロイオンス=1200米ドル前後』で推移しています。

 

 

少し過去を振り返ると、

 

 

『サブプライム・ショック』『ソブリン・リスク』と続いた2011年当時、

史上最高値を付けた『1900米ドル強』から考えて、『約60%』に低迷していますね。

 

 

少し余談になりますが、

 

 

刑事変動が予想される時、資金流入する貴金属は『金』だけでなく、

『銀』『プラチナ』等も同等に扱われることがあります。

 

 

実は、

 

 

現在、これらの『コモディティ(商品)』も価格低迷しており、

『耐用消費財』としての役目も担うこれrの価格低迷は、

世界経済全体が減速傾向にある兆候だとも言われています。

 

 

話を元に戻すと、

 

 

何故、どちらかと言えば現在は『有事』であるにも関わらず、

世界市場で『金価格』が低迷し続けているのでしょうか??

 

 

それは、

 

 

世界を主導し、堅調な経済を誇る、米国の『債権』との関係性が挙げられそうです。

 

 

当たり前の話を、改めて確認しておくと、

 

 

『金(現物保有・ETF含む)』には有価証券のような『配当』はなく、

その保有により利益を得るには、単純に『価格上昇』しかありません。

 

 

それに対して、

 

 

前述の『米国債』は、現在、『年率3%前後』で推移しており、

この数字から『物価上昇率』を引いた『実質金利』はプラスを記録しており、

この状況下においては、『金』に資金投入するメリットは小さくなります。

 

 

何故なら、

 

 

『無リスク(実際は存在しますが)』で投資できる『債権』で、

それだけの『(実質)利回り』が確保できている現状で、

『インフレリスク』に対する備えは優先順位が低いからです。

 

 

タイトルに戻りますが、

 

 

『金:goldは、未だポートフォリオに含めるべきですか??』の質問の回答に、

私自身、現時点では『非常に悩ましく考えている』というのが実際です。

 

 

事実、

 

 

クライアントさんへの回答以前に、

自分自身の『ポートフォリオ』を考えた場合も、判断をし兼ねている部分もある。

 

 

ただし、

 

 

前述の状況、『長期国債金利』から『物価上昇率』を引いた値、

『実質金利』がマイナス領域に突入する時期は必ず来るわけで、

そうなった時、再び、『金:gold』は輝きを取り戻すはずです。

 

 

それを信じて、

 

 

もう少し気長に、『金』というコモディティ(商品)を見ていても良いかと考えます。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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