『長期投資』に大切な心構え★

元MR（製薬会社営業）の独立系ファイナンシャルプランナー★
現在『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です(^_^)

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今日のテーマは『長期投資に大切な心構え』です★

僕は常々、『資産形成』の必勝パターンを次のように言っています。

『長期』『分散』『ドル・コスト』

僕も以前は、しっかり勉強して大量のインプットをし、
時代の流れを読むことで市場を出し抜くことは可能だと考えてました。

外資系投資銀行・トレーダー部門がやってる、
『アクティブ運用』がその典型的な例ですよね(^_^)

でも、『投資』について学べば学ぶほど、
この考え方を改めなければいけないと考えるようになりました。

情報を得れば得るほど、そして自身の経験を積めば積むほどそうですね。
『市場を出し抜ける人間なんて、いない。』

多くの投資家・トレーダーが、
『俺こそは天才だ！』と思って日々市場の『歪み』を探しています。

しかし、少し考えればわかることですが、
それだけ多くの『賢者』が犇めき合う市場では、
理論価格・適正価格はすでに出てしまっています。

誤発注レベルで『歪み』が発生することもあるでしょうが、
そんなものはほんの『一瞬』で是正されてしまいます。

少し話が逸れました(^_^)笑

今日話したかったのは、
『長期投資』に臨む上での大切な心構えです。

一言で言うと、『一喜一憂しないこと』です。

僕たち人間はじめ多くの『動物』は、
『将来』よりも『現在』に多大なる価値を置きます。

自然界においては命の保証は全く無く、
獲物を将来にとっておくよりは、今食べるという選択をした方が合理的だからです。

『現在の１万円』と『10年後の１００万円』を比べたら、
前者の方を選ぶ人が多いのはこういった本能部分が働くからです。

『現在の１万円』を『10年後の１００万円』にするには、
年率１０％を超える利率で運用しなければ到達不可能にも関わらず、です。

そして、人間の心理的な動きでもう１つ特徴的なものがあります。

それは、『快楽』よりも『痛みを避ける』方向に動く事。

僕たちは日々、『痛み』に対して過剰反応して生きています。

例えば、あなたが本棚の整理をしていた時、
仕舞っていた事を忘れていた『10万円』が出てきたとしましょう。

もちろん、嬉しいですよね(^_^)笑

もともとは自分の『10万円』ですが、
予想外に、新たに得ることが出来た『10万円』と言えるでしょう。

反対に、あなたが『10万円』道で落としてしまったら？？

この時ももちろん感情の動きはありますが、
実は、『得た時』に比べて『2倍』の悪感情を抱く事がわかっています。

この２つの出来事で、
動きがあったのはどちらも同じ金額『10万円』です。

でも、『得た時』は嬉しいけどすぐに感情は薄れてしまい、
『失った時』は衝撃が大きいのでいつまでも覚えています。

これは、『長期』の資産形成でも成立します。

例えば『10年』という期間をとった時に、
『得る時』もあれば『失う時』もあるはずです。

そんな中で、自分の感情に任せて判断していては、
『得た時』のことはすぐに忘れて、『失った時』の事ばかりフォーカスしてしまいがち。

これでは、『一喜一憂』どころか『一憂』を繰り返して、
きっと途中で継続断念して、諦めてしまいます。

まず、人間の心理はそう動くと意識すること。

そして、そのことを理解した上で、
現実を正しく見ることが大切です。

あなたは『失って』ばかりではなく、
きっと『得ている』部分も多くあるはず。

しっかりそれを把握することですね(^_^)

あと、『ゴール』を明確に把握することも大切。

先日、飛行機は目的地に到着するまで、
想定ルートの『約３％』しか合致しない航路を飛んでいるという話を聞きました。

それでも、目的地が明確なら到着します★

『資産形成』においても同じこと。

『想定ルート』から途中で少し外れても、
あなたが明確な『ゴール』を設定して継続すれば必ず到達します。

『途中過程』に一喜一憂してブレることなく、
しっかりと『資産形成』に励んでいきましょう(^_^)★