『日本市場』は『海外投資家』から注目されているのか??

今日のテーマは、『日本市場は海外投資家から注目されているのか??』です。

 

 

ここ最近、日本から見て『海外』に当たる『マネー動向』の話を続けました。

 

 

『日本』で生活していると、その『報道自由度』の低さも寄与してか、

どうしても、思考回路は『内向き』になってしまいがちです。

 

 

事実、

 

 

日常取引で『日本円』以外の貨幣を見る機会は皆無ですし、

海外旅行に頻繁に行かれる方々以外は、『通貨価値』の変動も体感出来ません。

 

 

また、

 

 

これも『島国』特有の風土なのか、外からの文化流入にとても敏感で、

ファースト・コンタクトは良いとしても、

『受け容れる』という事に対しては『排他的』な事実を否定できないと考えます。

 

 

このように、

 

 

21世紀に入っても、未だに『独自進化』を続けていくのが、

私たちが生活する『東洋のガラパゴス・日本』という国家です。

 

 

先日、個人的に、少し興味を引く報道を見掛けました。

 

 

『日経平均株価』が堅調に増加した取引日だったのですが、その要因として、

『海外投資家の買い越し額が5000億円を超えた為』と説明されていました。

 

 

本当に、何気ないニュースの一コマです。

 

 

特にピックアップもされていないし、

5分間ニュースの、一瞬で流れ去ってしまった『一文』程度のものです。

 

 

しかし、私自身は、この『理由説明』に、少し引っ掛かってしまったんですよね。

 

 

本当に、『海外投資家』による買い越しが要因なのだろうか??、と。

 

 

『日本市場』というのは、本当に、

(海外投資家から)そこまで注目されたマーケットなのか??、と。

 

 

この辺り、『理屈』をご存知の方々は、ピンとくる方々もいらっしゃると思います。

 

 

単純なところから情報整理していくと、

 

 

日本国内に居住し、国内金融機関口座を通して取引する方々は、

疑う余地などなく、『国内投資家』(この呼び方が適切かわかりませんが。)です。

 

 

また、

 

 

(日本から見て)『海外』に籍を置き、居住する方々が、

海外金融機関を通じて『日本市場』に入ると、これは『海外投資家』としてカウントされます。

 

 

ここまで、シンプルでOKですよね??

 

 

問題は、ここからです。

 

 

『日本市場』に対する取引は、上記2パターンだけではなく、

『日本人』が『海外金融機関』を通じて行うという『抜け道(王道?)』も存在します。

 

 

何も『ダークサイド』の話では決してなく、

 

 

『個人』はおろか、地方銀行などの『金融機関』も、

保有資産運用の為、海外金融センター籍の投資会社を通して市場に入ることもある。

 

 

他にも、

 

 

一般にはあまり情報の出てこない、私募債・ヘッジファンドなども、

元を辿れば『ジャパンマネー(日本人投資家のお金)』なんてことはザラです。

 

 

更に、

 

 

世界運用最大手の投資会社『ブラック・ロック』グループなども、

『日本法人』ではなく、『海外法人』を通して取引すると『海外投資家』として処理されます。

 

 

必然、

 

 

先日の公式ブログで取り上げさせて頂いた、

現シンガポール在住の『村上ファンド』なども、

(取引をしていれば)『海外投資家』の括りですね。

 

 

このように考えていくと、

 

 

一般的には『海外投資家』と一括りにされている市場取引も、

多分に、『海外経由のジャパンマネー』が流入していることは『自明の理』です。

 

 

そもそも、

 

 

『東洋のガラパゴス・日本』の株式市場に、

日々注目し続ける『海外投資家』が相当数いるかは、大いに疑問です。

 

 

数年前、

 

 

世界最大のヘッジファンド『GPIF(年金運用基金)』が、

日本株の保有割合を変化させる時などは、

首相御自ら『海外投資家』にプロモーションして回ったのは有名な話です。

 

 

が、

 

 

そのように『イレギュラー』な事態が発生した場合を除いて、

そこまで、日々、世界マーケットから注目される市場ではないと考えます。

 

 

『海外投資家』

 

 

日々のニュースでは頻繁に出てくる単語かも知れませんが、

その響きを、シンプルに信用し過ぎないようにしましょう。

 

 

今も昔も、『日本市場』の主要な取引人種は『日本人』です。

 

 

『東洋の神秘』を極めるこの国は、

『金融』の世界においても、これからも独自の進化を遂げていくと考えます。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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