『日本経済悲観論』は不要なのか??

今日のテーマは、『日本経済悲観論は不要なのか??』です。

 

 

公式ブログ読者の皆さんはご存知の通りですが、

私は、『日本経済』の一次的な将来について、それ程『希望的観測』は持っていません。

 

 

一般的な観点で言うと、『悲観的』な見方かも知れません。

 

 

ただ、

 

 

下落し続ける市場が存在しないのと同様、

落ち続ける経済もない訳で、一度リセットした後は、一定期間立ち直ると考えています。

 

 

勤勉でよく働く国民性は、今後も引き継がれていくと思うので、

日本全体の産業としては、今後も『価値』を生み続けるでしょう。

 

 

ただし、

 

 

公式ブログでは何度も取り上げてきたように、

『財政』という観点では壊滅的な状況なので、

どこかのタイミングで『リセット』するより他ありません。

 

 

2017年度末時点で、国・地方合わせた債務累計は『1300兆円』オーバー。

 

 

GDPが『500兆円』そこそこという数字から考えると、

実に、国内総生産の『250%』を超える債務を積み上げてしまいました。

 

 

歴史的に見て、

 

 

この『GDP比200%超え』の債務を積み上げた国家は、

『国債デフォルト』等、何かしらの『経済的有事』を免れ得ません。

 

 

数年前、

 

 

デフォルトが危惧されてユーロ危機の発端となった『ギリシャ』さえ、

『GDP比債務』は、『200%』の大台を全く超えていませんでした。

 

 

この状況から見ても、

今、この時点の、日本の『財政状況』がどんなものか察しが付きますよね。

 

 

さらに、

 

 

今後もそれは改善する傾向(どころか予兆すら)が見えず、

むしろ、状況から考えて、悪化の一途を辿っていくと考えられています。

 

 

理由は様々ありますが、

 

 

1つの要因は、『少子(超)高齢化』が今後さらに加速することにより、

日本の『(年代別)人口ピラミッド』の形が、歪さを増していくからです。

 

 

シンプルに言えば、

 

 

『労働人口』が減少するので税収・社会保険料の徴収相手が減少し、

反対に、社会保障を受給する側である『高齢者人口』が増大するからです。

 

 

先日は、日銀調査の誤りの話題を取り上げましたが、

 

 

統計データの中で『人口動態』だけは極めて正確な予測ができ、

国家・世界単位を揺るがす『有事』がない限り、外れることはありません。

 

 

と言うことは、

 

 

私たちが生活する『日本』においてもそれは然りで、

今から数えて、数十年間から100年間ほど、

日本は歴史的な『変遷期』を迎えることが確定してます。

 

 

改めて言うまでも無いですが、

 

 

この状況においては、私たちの祖父母・親世代が享受してきた、

『既存の社会保障システム』が機能しなくなることは目に見えています。

 

 

冒頭でご紹介した『1300兆円』積み上げている債務も、

一旦、どこかで始末をつけなければいけません。

 

 

こういった『現状』から目を背け続けて、

『楽観論』ばかりを語ることは、果たして本当に『正義』なのでしょうか??

 

 

巷には『ポジティブ』な話題が溢れており、

そのような情報発信の方が、『世間ウケ』することは私も知っています。

 

 

しかし、

 

 

そうすることは私の中では『正義』では無いので、

自身の観点で、感じていることを情報発信するスタイルにしています。

 

 

今朝、

 

 

主催する朝活でも少しご紹介させていただきましたが、

NHK:Eテレで放送されている『奇跡のレッスン』という番組があります。

 

 

世界トップレベルのスペシャリスト、コーチが、

中学生、高校生を1週間限定でレッスンし、劇的に変化していく番組です。

 

 

その中で、

 

 

取り上げられた世界的ダンサー『バーヨーク・リー』さんが、

『夢を追いかける為に大切なポイント』として挙げた答えに感銘を受けました。

 

 

皆さん、上記の質問の『答え』は何だと思いますか??

 

 

今日は、勿体ぶらずに言いますね。

 

 

彼女は、『生き残る術を確保すること』と言ったのです。

 

 

『ダンサー』という、売れるまでは究極に『食えない』職業において、

『売れる』までに大切なのは、その時期までそれ(ダンサー)を継続出来ている事。

 

 

そして、

 

 

そうする為には、『売れる』までの期間持ち堪えられる、

『ダンサーを続けられる稼ぐ手段・能力を、しっかり考えて身に付けよ!』、と。

 

 

私は、

 

 

『夢を追い続けよう!』と生徒を鼓舞するのと併せて、

『経済的観点』を無視していない事に、強く共感・感動しました。

 

 

世の中には、

 

 

何も考えず、現実を直視せず、とても無責任に

『ポジティブ』な情報発信ばかりをしている方々も多くいます。

 

 

それは、

 

 

そうする事で、彼らが営む『独立・起業ビジネス』のクライアントを掘り起こす為です。

 

 

若しくは、その人自身が経験したことがないので、

無責任に発信したり、『道連れ』を増やしているのかも知れません。

 

 

ただし、

 

 

ブロードウェイの世界的成功者(バーヨーク・りーさん)さえもが、

『希望的観測』だけを語るのではなく、

『経済的観点』を決して無視せず、『お金』の大切さを説いているのです。

 

 

あなたがどんな生活・人生を歩んでいくかに関わらず、

人が生きていく為には、『お金』の存在を無視することは出来ないからです。

 

 

『日本経済悲観論』、果たして、本当に不要でしょうか??

 

 

むしろ、

 

 

『事実』にきちんと直視したら、そう考えざるを得ません。

 

 

それから目を逸らし続け、『楽観論』ばかり語る方が、

私としては、『正義』でも何でもないと考えます。

 

 

ただし、

 

 

『だから、みんな、終わりだ。』と言っている訳では決してなくて、

状況を正しく見て、適切に、それに対処・準備を進めて行こうという話です。

 

 

いつの世も、

 

 

本当に成功する人というのは、決して『夢想家』ではなく、

『現実主義』でステップを上っていける人たちばかりです。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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