世界経済は『息切れ』の時期を迎えるのか??

今日のテーマは、『世界経済は息切れの時期を迎えるのか??』です。

 

 

2019年1月。

 

 

昨年(2018年)12月の大幅下落時点から比較して、

堅調にスタートしたかのように見えた『株式市場』が重いです。

 

 

先日の公式ブログで、

 

 

『日本市場』の伸び悩みについては増えさせて頂きましたが、

上昇基調にあった『米国市場』も、ここに来て下落に転じ始めています。

 

 

2月第2周としては一営業日残しているものの、

2月7日時点での『NYダウ平均株価』は前日比『220.77ドル』の下落。

 

 

終値として、『2万5,169.53ドル』で取引終了しています。

 

 

経済指標としては、

 

 

日本時間2月1日深夜に発表された『米雇用統計』が、

市場予想『16万5000人増』から、大幅アップの『30万4000人増』を記録。

 

 

この増加数は、

 

 

直近12カ月間平均『23万4000人』、6カ月間平均『23万2000人』、

3カ月間平均『24万1000人』と比較しても、いずれも上回る高水準です。

 

 

一見すると、米国経済の『底堅さ』を感じますよね。

 

 

しかし、

 

 

同時発表された中には、『ネガティブ』な印象を与えた指標もあり、

民間雇用者の『平均時給』は、市場予想『前月比0.3%増』に対して、実際は『0.1%増』に留まりました。

 

 

この辺り、

 

 

『雇用統計(雇用者数増)』と『平均時給』に関してはナイーブな関係もあり、

『雇用』がパートタイマーで増加した場合、『時給』は下落する傾向にあります。

 

 

反対に、

 

 

『雇用者数』が市場予想を下回っても、『正規雇用』としての増加であれば、

その月の『平均時給』は上昇する場面が多いので、一概に判断出来ません。

 

 

ただし、

 

 

米国全体で、失業者数が『24万1000人』増加し、

失業率が前月『3.9%』から『4.0%』へ微増している事は、少し嫌な感じです。

 

 

また、

 

 

例えば『フルタイム労働者』を『パートタイム』に切り替えるなど、

非自発的パートタイム就業者を『失業者』としてカウントした場合、

広義の失業率は、前月『7.6%』から『8.1%』と明らかな上昇を見せています。

 

 

加えて、

 

 

1月は何とか『マスキング』出来ていましたが、

ここに来て、潜在的だった『政治』『経済』に関する問題が次々に露呈。

 

 

具体的には、

 

 

トランプ米政権が、3月1日の期限迄に中国通商合意を取り付けられないと発表し、

現時点での世界2大『大国』における、『貿易戦争激化』の懸念が高まっています。

 

 

更に、

 

 

欧州委員会がユーロ圏成長見通しを『下方修正』したことや、

米政府機関が『再閉鎖』される可能性への懸念も出て来ています。

 

 

株式市場同様、回復基調にあった『原油市場』も、ここに来て伸びは鈍化。

 

 

ニューヨーク商業取引所『WTI先物』は3月限で1バレル=52ドル前後を推移し、

ロンドンICE『北海ブレント』4月限は1バレル=61.63ドルで終了しています。

 

 

対して、

 

 

『安全資産』として評価される市場には資金が流入し、

金相場は、ニューヨーク商品取引所先物4月限は1オンス=1300ドル超を推移。

 

 

世界的に『株式市場』の失速の兆しが懸念される中で、

金スポット相場は『0.3%高』とな理、この市場は堅調に取引されています。

 

 

同様に、

 

 

米国債は先週末時点でも日中高値を付ける場面があり、

こうした動きも、改めて、市場参加者の『世界経済減速』の見方を表しています。

 

 

先日も書かせて頂いたように、

 

 

それほど『好調(好景気)』と言えない中での減速転換は、

個人的には、『一投資家』としてなかなか厳しいものがあると感じています。

 

 

世界の大方の市場参加者が目論む通り、

今後、世界経済は、ちょっとした『調整局面』を迎える事になるかも知れません。

 

 

こういう場合、

 

 

『歪み』を出し抜く戦術で投資する『短期的トレード』は、

ボラティリティ(変動)が大きな局面で、痛手を被る可能性があります。

 

 

そうなると、

 

 

短期的に直ぐに『結果』は出なくとも、

長期的視点で、世界経済の成長に懸ける『インベストメント戦略』が生きてくる。

 

 

私も人間ですから、

 

 

一時的なものだと理解してはいても、

自身の『保有資産』が目減りする事は、決して気持ち良いものではありません。

 

 

ただし、

 

 

それを受け容れることなく『資産形成』する事は不可能なので、

『冬の時期』は、ぐっと耐え忍んで、市場に臨まれる事をお勧めします。

 

 

これから、少し厳しい環境が来るかも知れませんが、

やがて来る『春』を見据え、気持ちをしっかり持って『資産形成』に臨みましょう。

 

 

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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。

皆さんに、直接お会い出来るのを楽しみにしております。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
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