日本での『インフレ』は、本当に起こっていないのか??

今日のテーマは、『日本でのインフレは、本当に起こっていないのか??』です。

 

 

更新する時間が遅くなってしまったので、今日はさらっといきますね。

 

 

『インフレターゲット、物価上昇2%が目標』

 

 

皆さんも、少なくとも一度はこの言葉を耳にされた事があると思います。

 

 

最近はめっきり耳にしなくなりましたが、

就任当時、黒田日銀総裁がスローガンとしていた『標語』です。

 

 

もちろん、

 

 

これは黒田総裁が独断と偏見で決定した訳ではなく、

第二次政権発足当時の、安倍内閣の意向も大きく反映されています。

 

 

一時期、

 

 

上記スローガンを事あるごとに繰り返し、その遂行を第一命題にして来ましたが、

ここ最近、新聞・テレビ等の報道メディアにも殆ど取り上げられなくなりました。

 

 

その理由は、

 

 

『インフレターゲット達成』『物価上昇2%実現』が、

実社会においてなかなか推し進められず、達成が厳しいと見られて来たからです。

 

 

当初、

 

 

その実現に絶対的な『自信』を示していた黒田総裁も、

最近では、その目標実現に対して難色を示すように変化してきました。

 

 

その為、

 

 

意図的に上記の『スローガン』を発言しなくなった事が、

この言葉のメディア露出が極端に減った、直接的な原因です。

 

 

と、ここまで書いてきて。

 

 

公式ブログ読者の皆さんは、ここまでの記述に納得・実感持たれているでしょうか??

 

 

政府の発表では、『インフレ』『物価上昇』が起こっていないと言っています。

 

 

日本は『デフレ』が継続しており、

物価は『下降』しないまでも『停滞』『維持』され続けている、、、、と。

 

 

果たして、本当にそうなのでしょうか??

 

 

今、日本経済は『デフレーション』が進行していますか??

 

 

恐らく、皆さんの実感としても同じだと思いますが、

私の感覚では、この質問に対する回答は『否』です。

 

 

普通に考えて、『物価』、上昇していますよね??

 

 

『小麦』『卵』といった生活必需食品が値上げされたのは記憶に新しいですし、

それ以外でも、第二次安倍政権発足後、生活必需品の『値上げ』は複数回あります。

 

 

約6年前、

 

 

当時の白川日銀総裁が断行していた『金融引締め政策』から一点、

黒田総裁に変わってジャブジャブの『金融緩和』をしたので、

ここ数年間は、殆ど安定的に『日本円』の通貨価値は切り下げられました。

 

 

ここで少しだけ述べておくと、

 

 

『インフレーション』はイコール『物価上昇』だと解釈する方がいますが、

正確には、『通貨価値の下落』を意味するのが本当のところです。

 

 

『通貨価値』自身が下落するので、『物の値段(物価)』は一定でも、

それを手に入れるために支払う『お金』が数字上大きくなってしまう。

 

 

結果、

 

 

『物の値段が上がった』ように見える訳ですが、

古今東西、いつの世も、常に変動し続けているのは『通貨価値』の方です。

 

 

話を元に戻すと、

 

 

数年間、安定的に『通貨価値』を切り下げてきたので、

相対的に、今まで通りの生活をするのにかかる『お金』は数字上アップしました。

 

 

前述の生活必需品にしてもそうですが、(少し異なる理由があるものの。)

今夏は『燃料費』の高騰が夏休みシーズンのレジャー消費抑制に働くとの懸念も出ています。

 

 

最近、

 

 

コンビニに寄った際、駄菓子コーナーを覗いていたのですが、

私が子供の頃からあるロングセラー商品に心が踊ったと同時に、

その軽さ(内容量の少なさ)に驚愕してしまいました。

 

 

決して、

 

 

私が20年以上かけて『成長』した事が理由ではなく、

『実質的値上げ』という手法で、価格維持の常套作が講じられたものと見ています。

 

 

『物の値段(物価)』

 

 

政府は『上がっていない』報道を繰り返していますが、

私個人としては、何のことを言っているのかさっぱり分かりません。

 

 

10年、20年というスパンではもちろん、

ここ数年間だけ見ても、『物価』は確実にどんどん上昇しています。

 

 

それを、

 

 

『黒田総裁の失敗』宜しく演技を繰り返し、国民に対して、

『インフレは進行していない』『物価は上がっていない』と報道しているのです。

 

 

とんだ『茶番』です。

 

 

しかし、

 

 

聞き分けが良く、自らの頭での『思考』を辞めてしまった日本人は、

いとも簡単に上記報道を鵜呑みにして、物価上昇に対して『不感症』になっています。

 

 

なぜ、日本政府が『物価は上昇していない』と言い張るのか??

 

 

その1つの理由は、

 

 

『会社員』という階層の方々を中心とした『被雇用者』の立場の方々の、

『賃金上昇』が、実体経済にそれほど波及していない事が挙げられます。

 

 

新聞各紙では、

 

 

『大手の夏のボーナス過去最高!』とか『◉年連続上昇!』とありますが、

それは、日本を構成する企業全体の『1%未満』の大企業の話であり、

『99%以上』を構成する中小企業の方々は、全く反映されていません。

 

 

この理由において、

 

 

『インフレターゲット実現、物価上昇が達成できていない!』というのなら、

それはそれで、今後も目標実現に向けて活動していく整合性は取れます。

 

 

しかし、

 

 

その理由は若干あるものの、私の個人的見解では、

『物価上昇していない』『インフレが進行していない』洗脳報道は、

より大きなもう1つの理由から来るものだと考えるのです。

 

 

そのもう1つの大きな理由とは、、、、明日の公式ブログに続きます(笑)

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
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