ライフ・プランニングに【公的年金】を組み込んではいけない。

今日のテーマは、『ライフ・プランニングに公的年金を組み込んではいけない』です。

 

 

主催セミナーのスタート時刻も迫るので、少しだけ。

 

 

結論、

 

 

私自身は勿論、クライアントの方々に対する提案でも、

『公的年金』を、将来的な収入予測に含めていません。

 

 

正直、

 

 

100%破綻してしまうのか、制度維持するにしても、

具体的に、どれだけ払い戻しされるかは分かりません。

 

 

ただ、

 

 

『現状維持』が為される事も、100%無いと考えていて、

どちらかと言えば、『ネガティブ』に捉える方が優勢です。

 

 

この状況で、

 

 

『公的年金』を、ライフ・プランニングに組み込むことで、

将来的な『資産形成』を考える方が、むしろ危険と言える。

 

 

私自身、

 

 

『ねんきん定期便』は、毎回、きちんと確認していますが、

記載される数字も、『希望的観測』としか捉えていません。

 

 

『もしも、7掛けの数字貰えたら、ラッキー♪』くらい。

 

 

『生きてるだけで、まるもうけ』に近いニュアンスです。

 

 

2020年、

 

 

『新型ウイルス』出現は、凡ゆる分野に影響及ぼしますが、

『少子高齢化』加速も、間違いなく、その1つと言えます。

 

 

2018年は、

 

 

初めて、年間出生数が『100万人』を切った年ですが、

2年後の昨年、その数は一気に『約87万人』まで激減。

 

 

また、

 

 

こちらは良いことなのですが、感染症対策に尽力した故、

高齢者『死者数』も、例年と比較して抑えられています。

 

 

その結果、

 

 

『2020年』の僅か1年で、日本の『少子高齢化』は、

平生時比較『10年間分』の進展があったと言われます。

 

 

これは、『社会保障分野』全体を考えた時、相当痛い。

 

 

そもそも、

 

 

年金、健康保険共、『現役世代』の支払う保険料が、

主に『高齢者』に支給される仕組みは変わりません。

 

 

当然、

 

 

古き良き時代、人口ピラミッドが健全な時は良いですが、

そこに『歪』が出始めると、一気に、破綻へと傾きます。

 

 

この辺り、

 

 

海外諸国(主に、先進諸国)も共通に抱える課題ですが、

より『重篤性』の高い国家の1つは、日本に間違いない。

 

 

むしろ、

 

 

『構造的欠陥』が顕著になり始めた、この状況において、

どうして制度維持されるのか、教えて欲しいくらいです。

 

 

不穏なサインは、定期的に発信されていますね。

 

 

現在、

 

 

日本政府は、『厚生年金制度』の適用拡大を進めており、

その甲斐あって、加入者数は、順調に増加しつづけます。

 

 

適用拡大の理由は、

 

 

『表向き』には、受給者サイドの経済的利点を推しますが、

『本音』は、源泉徴収により、保険料納付率が上がるから。

 

 

少しでも先まで、『延命措置』を行おうと必死です。

 

 

また、

 

 

対極に位置する『国民年金』も、生き残りをかけますが、

こちらも、『ネガティブ』な話題が報道されていました。

 

 

昨年(2020年)、

 

 

コロナ禍、収入減少等を理由として、保険料免除された人は、

過去最多の『約609万人(前年比+26万人)』まで増加。

 

 

こちらは、

 

 

前述した『厚生年金』と違い、保険料が源泉徴収されない為、

政府サイドも、中々、ドラスティックな改革に踏み切れない。

 

 

何故なら、

 

 

自ら支払う『自主納付』が原則である為、強行策に出れば、

『納付しない(滞納する)』方々も発生してくるからです。

 

 

実際、

 

 

昨年(2020年)度、国民年金制度:保険料納付率は、

9年連続で改善したと言われながらも『71.5%』程度。

 

 

確かに、

 

 

後ろ2年間は遡って納付可能なシステムではありますが、

『約3割』は、保険料を支払っていないことになります。

 

 

保険料滞納者は、本来なら『強制徴収』が原則ですが、

凡ゆる世界において『限界』はあるということですね。

 

 

話を戻すと、

 

 

一度、『歪み』が大きくなり始めたシステムにおいて、

それを修正・改善し、健全化させることは不可能です。

 

 

それは、

 

 

『日本』という経済大国(?)運営の制度でも例外はなく、

個人的には、『淡い期待』を持たない方が得策と考えます。

 

 

もう一度、タイトルとしたフレーズを繰り返します。

 

 

ライフ・プランに、『公的年金』を組み込むのは危険です。

 

 

それは、

 

 

『宝くじ』の高額当選に期待して、資産計画を練る事と、

そこまで『大きな差』は存在していないように感じます。

 

 

地に足をつけて、資産形成(投資)に取り組んで下さい。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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