『LIFE SHIFT:人生100年時代』、あなたは生き残れますか??

今日のテーマは、『LIFE SHIFT:人生100年時代、あなたは生き残れますか??』です。

 

 

昨日の公式サイトブログでは、『人生の有限さ』の話をしました。

 

 

特に、

 

 

10代、20代以下の世代の方々はそうだと思いますが、

若いうちは、『時間』『体力』場合によっては『お金』も無限だと考えがちです。

 

 

健在意識ではそうは考えていなくても、

潜在意識としては、それに近い思い込みを抱えている場合が多い。

 

 

でも、

 

 

少し考えればそんな事は有り得ないですし、

それは、年齢を経るに従い、様々な面で実感してくるようになります。

 

 

そして、

 

 

『人生の有限さ』『時間の有限さ』を意識した時からが、

自身と向き合い、本当の意味での『人生』がスタートすると思います。

 

 

『LIFE SHIFT:人生100年時代』

 

 

昨年、このような題名の書籍もヒットし、

最近、社会的にもこの考え方が注目されるようになってきましたよね。

 

 

金融機関各社も、今年からスタートする『つみたてNISA』の周知として、

この『ワード』を活用してプロモーション活動を進めていますよね。

 

 

医療技術の進歩も日々早まり、平均寿命も毎年続伸。

 

 

現在20代、30代、40代といった私たちの世代は、

本当に『人生100年時代』を生きる可能性は高まってきています。

 

 

これをポジティブに捉えるならば、

シンプルに、1つの『人生』において、生きる期間が長くなるという事。

 

 

1つの企業、1つの仕事に一生しがみつく事は過去の常識となり、

(*そもそも、企業・職業寿命がそれほど長く存在しません。)

人生のその時、その時で、『仕事』を変えながら生きていくことになる。

 

 

こう考えると、(*転職癖がある人は除いて考えても)

人は一生の間で、いくつかの『仕事』を経験しながら、

生きていく時代が『スタンダード』になっていきそうです。

 

 

事実、

 

 

私自身もそうなると考えていて、

20代は会社員といて製薬企業の営業職として働きましたが、

30代の『独立系ファイナンシャル・プランナー』として活動。

 

 

現在、主に話をしているのは『お金』『資産形成』というテーマですが、

40代からは、『ビジネス』に主眼を置いた発信をしていきたいと考えます。

 

 

今、活動する分野は『プロフェッショナル』として突き抜けますが、

それさえも、固執せず、変化していける人間こそ、本当に『強い』人だと考えます。

 

 

それで、

 

 

『人生100年時代』の話に戻ると、

この概念を考える上で、皆さんにもう1つお聞きしたい質問があります。

 

 

それは、

 

 

経済的な観点で、あなたは、『人生100年時代』を生きられますか??

 

 

医学の進歩などもあり、『身体的』な観点からは、

おそらく『人生100年時代』が達成できそうな事は先ほど確認しました。

 

 

では、

 

 

果たして、あなたは本当に『100歳』まで生きてしまった時、

生き残れるだけの『経済的基盤』を持っているのでしょうか??

 

 

現行の60歳定年で考えた場合、

100歳までの『リタイア期間』は実に『40年間』という長期に渡ります。

 

 

大企業を中心に『65歳定年』を導入する企業も増えましたが、

それでも、『リタイア』後の期間は『35年間』でほぼ同等。

 

 

最近、

 

 

年金も『70歳以降』まで繰り延べ可能にする法案も出て来てますが、

それでも、リタイア期間は『30年間』と短くない事が、簡単な算数でわかります。

 

 

もし仮に、

 

 

定年後にかかる生活コストが『月25万円』だとしたら、

12ヶ月単純計算で、『年間300万円』の固定支出は必要です。

 

 

これに『リタイア』してからの年数を掛けて考える訳ですが、

実に、60歳でリタイアする方々は、『1億2000万円』の金融資産が必要です。

 

 

現在の日本において、60歳リタイアを迎える時点で、

『1億2000万円』の金融資産を保有している方々は、きっと5%未満ですよね。

 

 

これはリタイア年を繰り延べていっても大きく変化せず、

 

 

65歳リタイアなら『1億500万円』、

70歳リタイアなら『9000万円』の資産が必要になります。

 

 

どうでしょうか??

 

 

繰り返しの質問になりますが、

あなたは、本当に『人生100年時代』を生きる事が出来ますか??

 

 

『いやいや、自己資金だけではなくても、年金もあるやろ。』

 

 

このような、『甘い算段』をお持ちの方もいらっしゃるかも知れません。

 

 

しかし、本当にそうでしょうか??

 

 

国、地方債併せた借金総額は、昨年度末時点で『1200兆円』を越え、

今年度末の差新データでは、さらに悪化しているという事は明白です。

 

 

国家全体としてこれだけ『借金』を積み上げているにも関わらず、

日本国は、未だに毎年少なくとも『40兆円』ペースで借金を積み上げます。

 

 

国内保有されている国民の金融資産総額が、

現在の時価で『1700兆円』程度と言われていますから、

『国債消化』できる原資には限りがある事がわかります。

 

 

本来であれば、

 

 

『PB:プライマリー・バランス』を正常化することにより、

財政健全化する『希望の光』も見えてきそうなものですが、

現時点では、それさえも全く目処が立っていないのが実情です。

 

 

仮に、

 

 

本当に『PB正常化』にお取り組むのであれば、

『社会保障(健康保険、福祉、年金)』分野への切り込みが、

最も効果的で、避けては通れない道になってきます。

 

 

一般会計部分に占める『社会保障分野』の歳出は、

2017年度予算時点で『32兆円』を超えており、

ここを整理する事で新発国債の問題はほぼ解決します。

 

 

でも、

 

 

実際は『医療費』『年金』という分野に、

直接的に切り込む事は、決して出来ませんよね??

 

 

現時点でこれらの恩恵を受けている高齢者層から猛反発にあいますし、

それをやってしまったら、政治家の先生方は選挙に当選できなくなります。

 

 

じゃあ、どうなるか。

 

 

いよいよヤバい所まで引っ張るに引っ張り続けて、、、、

一気に、『日本財政、ダメになりました』とするしか方法が無いんです。

 

 

そんな時代、本当に来るんですか??

 

 

大丈夫です。

 

 

安心してください。

 

 

あなたが想像している以上に、かなり近い将来やって来ますから(^_^)

 

 

私は現在33歳ですが、もしも会社員だった仮定として、

定年を迎えるまでの『30年以上後』とかでは、決して無いですね。

 

 

もう、5年、10年の話です。

 

 

最近は、開催前後における『経済停滞の象徴』となりつつあるオリンピック。

 

 

その祭典が、現在、私たちが生活する日本で開催されるのが、

翌々年の『2020年』まで、あと2年間と迫ってきました。

 

 

また、

 

 

『団塊の世代』が後期高齢者を迎える2025年問題まで、

これも、『10年』はとっくの昔に切っていて、あと『7年』です。

 

 

日本経済の『ターニングポイント』は、本当に近い未来ですね(^_^)

 

 

最後に、もう1度同じ質問をさせて頂きたいと思います。

 

 

あなたは、本当に『人生100年時代』を生き残れますか??

 

 

この質問に、しっかりと真正面から向き合ってみてください。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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