日本人の『金融リテラシー』が向上する日は、来るのか??《前編》

今日のテーマは、『日本人の金融リテラシーが向上する日は、来るのか??《前編》』です。

 

 

元号が『平成』で表される期間は、よく、『失われた30年間』と言われます。

 

 

奇しくも、

 

 

その『元年』となる『1898年』に起こっていたことは、

『日本経済』における史上空前、絶頂の『バブル経済』です。

 

 

1989年12月29日『大納会』、

 

 

『日経平均株価』は、過去最高値となる、

『3万8,915円87銭(*)』を記録して、取引を終了します。

 

 

*厳密な『過去最高値』は、同1989年12月29日、

 取引時間中に記録した『3万8,957円44銭』です。

 

 

2020年現在、

 

 

直近10年間の同指数ピーク値が『2万4,000円』程度ですから、

前述の『過去最高値』が、いかに高値か、ご理解頂けると思います。

 

 

私自身、今年で36歳を迎えますが、物心つく頃、既に『バブル』は崩壊。

 

 

正直な感想を言うと、上記『過去最高値』は、

私たち30代中盤以下の人間にとって、『夢物語』でしか有りません。

 

 

『実感』というものが、伴わないんですよね。

 

 

そして、

 

 

翌年(1990年)以降、『日本経済』の急降下はご存知の通りで、

『株式市場』『不動産市場』は、急速な冷え込みを見せて、回復しませんでした。

 

 

基本的に、

 

 

『資本主義経済』は、『緩やかなインフレーション』の進行が、

経済を中長期に成立させる上で、『理想的』と言われています。

 

 

しかし、

 

 

この時(私たち30代中盤世代の幼少期)に起こったのは、

それとまったく『反対』の現象である『デフレーション』。

 

 

記憶にあるのは、

 

 

某世界的ハンバーガーチェーンで販売される、

ハンバーガーが『60円』そこそこで売られていました。

 

 

ここで、

 

 

『物価』というものが低く抑えられているだけなら良いのですが、

それは、巡り巡って、労働者の『賃金』にも影響を与えるようになります。

 

 

こちらも、

 

 

『資本主義経済国家としての奇跡』と揶揄されますが、

『平成』の30年間、日本のサラリーマン『平均年収(*)』の停滞に繋がります。

 

 

*直近30年間、その値は『400万円』程度から増加していません。

 

 

また、

 

 

その状況では、企業の『国際競争力』も奪われてしまいますから、

かつて『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の代名詞となる企業は、

この期間中、どんどん凋落していきました。

 

 

一説によると、

 

 

『時価総額』として、世界トップ30社に入る日本企業数は、

1989年『21社(*)』から、2020年現在『0社』になったと言われます。

 

 

*世界トップ30社の『7割』を占めるこの状況が、

 少し『異次元』と捉えることも出来ますが。

 

 

今では、

 

 

『日本』という国家を、『先進国』と考えるのは私たち世代までで、

『平成』の時代に生まれた若年層は、違った認識かも知れませんね。

 

 

兎に角、

 

 

約30年前の『1989年』という年を前後に、

『日本』を取り巻く環境が、全く変わってしまったのは事実です。

 

 

それでも、

 

 

『バブル経済』は崩壊したものの、当時の日本(国民)は、

『保有資産』という観点で、世界的に見て『裕福』だったことは確かです。

 

 

その当時、

 

 

海外の老舗金融機関・投資銀行も、この資金を取り込もうと画策し、

それが、1990年代後半の『金融ビッグバン』へと繋がっていきます。

 

 

ただし、

 

 

日本人がアクセス可能になった『外資系金融機関』にとって予想外だったのは、

我らが日本人の『金融リテラシー』が、驚愕レベル、異次元の低さだったこと。

 

 

この辺り、

 

 

『農耕民族』が起源であることが理由に相当するのか、

第二次大戦後の『WGIP』の学校教育の賜物かは、正直、分かりません。

 

 

しかし、

 

 

1つだけ確実なことは、それ(金融リテラシーの低さ)は、

2020年現在でもしっかりと日本人に受け継がれており、

『国家財政』に悪化に伴い、より『致命傷』になっていることです。

 

 

普段、

 

 

ファイナンシャル・プランナーとして活動していても、一般的な方々が、

例え『含み損』であっても、保有資産の『マイナス』を経験したくないと考える傾向にあると感じます。

 

 

メディアによる『伝聞』で恐縮ですが、

 

 

『日本人』という民族は、遺伝子レベルで体内に組み込まれる、

『不安・恐怖』を感じるセンサーが、世界一敏感らしいですね。

 

 

それが故、

 

 

仮に『(確定していない)含み損』であったとしても、

一時も『マイナス』の状況を受け入れたくないと感じてしまっている。

 

 

その結果、

 

 

金融機関への『預貯金』や、自ら行う『タンス預金』が最善策と考える、

世界スタンダードで見れば、『原始時代』のような生活を未だにしています。

 

 

海外諸国の方々から見れば、『縄文人』とは言わないないまでも、

ちょんまげを結った『サムライ』として、見えているでしょうね。

 

 

現在、

 

 

『コロナ騒動』の渦中にあり、世界全体の『株式市場』が低迷し、

市場参加者(投資家)は、一時的に大きな『損失(含み損)』を抱えています。

 

 

勿論、

 

 

私自身、『株式市場』に関する保有資産については、

直近1ヶ月ほどで、『30%』程度の時価総額を失ってしまいました。

 

 

しかし、

 

 

そのことを『悲観的』に捉えているかと言えば、そうではなく、

実際はその『逆』で、中長期的には大きな『チャンス』と感じています。

 

 

それは、

 

 

『金融』『経済』の歴史を紐解けば、『バブル』と『崩壊』は繰り返されて、

その『相互サイクル』を経ることで、『資産』は増加すると知っているからです。

 

 

もしも、

 

 

一般的な日本人の『金融リテラシー』しか持ち合わせておらず、

『例え一瞬も、含み損を抱えたくない!』と考えるのであれば、

現在のような状況は、恐らく『パニック』に直結します。

 

 

この状況を、

 

 

『平生』を保ったまま、精神的に『余裕』を持って静観できるか、

日本人の『金融リテラシー』向上に、試練の時が、もう少し続きます。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

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