今日のテーマは、『お金持ちを測る基準は、本当に年収要件が正しいのか??』です。
昨日の公式ブログでは、
『お金の美学を持っている人は、お金から好かれる』と題して、
自らの『投資哲学』を練り上げることの大切さをご紹介しました。
記事中で、元・カリスマキャバ嬢の『エンリケ』さんの話もご紹介しました。
彼女の場合、
『3日2.5億円を売り上げる!』等の枕詞で紹介されることも多く、
本来、私としては、そのようなキャッチーな表現は敬遠しがちです。
しかし、
彼女の場合、そのような『華やかな場面』だけではなくて、
それを裏付けする、しっかりとした『舞台裏』が存在する。
それは、
彼女自身の『お金の美学』として、言葉に直接現れていて、
それを体現するからこそ、No. 1に昇りつめたのだと感じます。
『お金の美学』
『投資哲学』
いかがでしょうか??
皆さんは、きちんと持っていますか??
元々、
『清貧こそ美徳』という価値観が刷り込まれた日本人は、
『お金』について、不自然に『無頓着』を決め込む傾向があります。
近年、
『キャッシュ・レス社会』が浸透したと言えど、本質的には、
毎日『お金』を使って生活していることに変わりありません。
生まれてから、今まで、
ほぼ毎日『お金』を使ってきているにも関わらず、
人生のどの場面においても、ほとんどの日本人が、
『お金』という対象には『素人』を抜け切れずにいます。
実際、
『お金の美学』『投資哲学』を持つ人間が少ないのに比べて、
『お金』に翻弄されて生活している人の、なんと多いことか。
あらゆる物事において、
何か『課題』を解決しようとするのであれば、
その『対象』について、真正面から向き合い、
具体的な『解決策』を講じる必要があります。
しかし、
一般的には、多くの方々が『お金』から目を逸らして生きる為、
現実的には、『お金』に翻弄されて生きる人が大勢を占めます。
その結果、
『お金』に対しても、間違った価値観・判断基準が錯綜し、
その1つが、今日、テーマとして取り上げている課題です。
職業柄、
様々なジャンル・年齢層・社会的立場の方と接する機会がありますが、
まさに、現代日本の『ダイバーシティ(多様性)』を見せつけられます。
海外諸国と比べると、まだまだ『画一的』と言われますが、
間違いなく、『私たちの親世代』より価値観は多様化しています。
典型事例の1つに、
『結婚』が、人生における『当たり前』ではなくなったことがあり、
クライアントさんの中にも、独身を選択されている方が多くいます。
当然、
自らに『投資』できる経済的余裕もありますから、
『綺麗な女性が多い』ということも実感しますね。
ただ、
彼女たちの中には、今後の『結婚』を見据える方々もいらっしゃり、
『パートナー』の条件として、『経済要件』を挙げる方も多いです。
そして、
その『経済要件』として、最も一般的に求められるのが、
パートナーとなる男性の『年収要件』という項目です。
これ、個人的には、少し危険だと思うんですよ(笑)
例えば、
今のご時世、日本人・会社員の『平均年収』は悪化の一途を辿り、
直近20年間、『400万円』前後をフラフラと推移しています。
その中で、
『年収600万円』という基準が『高年収』に分類されることもあり、
更に、『年収1000万円』を超えると、絶滅危惧種並みの扱いです。
確かに、
上記基準が『少数派』であることは間違いないので、
『この人は、逃しちゃいけない!』と思いますよね。
しかし、
『お金』のルールを少しだけ理解している方々からすれば、
それが『ハリボテ』のような『幻想』であると分かります。
少しだけ解体してみると、
仮に、『年収1000万円』の人が目の前に現れたとしても、
『会社員』であれば、収入に対する源泉徴収率は『約25%』。
つまり、
年間の可処分所得としては『750万円』程に限定されており、
単純に『12ヶ月』で割ると、月平均は『60万円』程度です。
また、
この考え方には『賞与』という概念が挟まれていない為、
それを考慮すると、月均の可処分所得は『40万円』程。
、
、
、
、
『何か、思ってたんと違う!!』となりませんか??(笑)
更に、
『年収600万円』という基準では、数値は更に低くなり、
同様に計算すると、可処分所得は『月30万円』あれば良い方です。
『年収600万円』
昨今の婚活市場では、『高年収』に分類される数字ですが、
簡単に紐解くだけで、『幻想』が脆くも崩れ去ってしまいます。
こう説明すると、
『それ以上の年収のパートナーを探す!』という方もいますが、
『確率論』から見て、その戦略は勧められないかも知れません。
むしろ、
『年収要件』を追い求めても、埒が明かない節もあり、
そもそもの『基準』を変化させる必要性があると考えます。
では、正しい『選択基準』とは、何なのか??
それは、『お金を扱う能力』を見るということです。
一般的に、
『高年収=お金持ち(保有資産が多い)』と考えられがちですが、
悲しい哉、現実世界では、この等式はなかなか成立していません。
反対に、
一般的な基準で『高収入』に分類される方々ほど、
そのれに比例する形で、『守り』も甘くなる傾向があります。
例えば、
30代で『年収2000万円超』という方々も存在しますが、
そういった方々が、保有資産(預貯金)を全てかき集めても、
『100万円』程度しか持っていないという事例もザラです。
『幻想』を見てお付き合いした女性は、
『真実』を知った瞬間、崩れ落ちるでしょうね(笑)
それよりも、
『年収400万円〜500万円』程度であっても、
毎月5万円・年間60万円ほどの資金を拠出して、
長年(10年超)積み上げられる人の方が、強い。
(*あまりに低収入の場合、上げる必要性はあります。)
このような人物の場合、
『お金を扱う能力』も、歳月をかけて培われている為、
外見としては『地味』ながら、一見『派手』な人より、
盤石の『財政基盤』を保有している可能性があります。
そこを、『心眼』で見抜けるかどうかです(笑)
古今東西、
ある一定基準を超えれば、『お金持ち』の判定基準は、
決して『収入要件』のみで測定することは出来ません。
『外見』に惑わされることなく、
『本質』を見抜くよう、心掛けて頂けたら幸いです。
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