今日のテーマは、『こども保険、教育国債新設案について思うこと』です(^_^)★
今日(2017年9月20日)先ほど、
とても大きなニュースが出ましたよね。
第二次安倍政権(アベノミクス)の骨子とも言える、
『2020年どの日本財政黒字化が先送り』が決定的。
これ(財政健全化)は今回の政権で言い始めたことではなく、
私がまだ高校生だった15年以上前から言ってきたこと。
それがまたしても『先送り』されてしまったのです。
この話をし始めると長くなるので、
また数日後、改めて話題にさせて頂きたいと思います。
それで、今日は『こども保険』『教育国債』を取り上げますが。
そもそも、皆さんこれらの新設案を知っていますか??
どう言った制度・目論見か理解されているでしょうか??
自民党・小泉進次郎氏が中心メンバーに名を連ね提言している『こども保険』ですが、
『保育』や『幼児教育』を無償化するための財源確保を目的とした新提案です。
現行の『社会保険料』に対して、
該当する国民一律に『0.1%』上乗せして『約3400億円』の財源を確保。
段階的にこの『上乗せ利率』はアップしていき、
将来的には『0.5%』まで上がってくる見込みのようです。
そもそもの現行制度の『社会保険料』さえ増加傾向なのに、
それに『0.5%』も上乗せされたら、会社員の方々の税負担合計は物凄いことになりますね。
諸外国からは日本は『高負担低福祉国家』と揶揄されますが、
もしも『こども保険』法案が成立してしまったら、
将来的には、今まで以上に洒落にならない状況になりそうです。
皆さん、そんな深刻な状況が待ち受けている訳ですが、意識していましたか??
話を元に戻すと、
確保した財源は『保育』『幼児教育』に向けられ、
未就学児がいる家庭には『月額5000円』を支給し、
これは将来的には『月額25000円』まで増加する予定。
また、これとは別に、
『保育』『幼児教育』を実質無償化するという考えもあるようです。
問題となってきそうなのは、
『国民一律』に『社会保険料上乗せ』が行われるという事。
昔のように、『画一的』な価値観が成立しなくなった昨今。
『結婚する・しない』といったそもそもの話や、
もし結婚を選択した家庭でも、
『子供を持つ・持たない』は夫婦ごとに自由に考えるなど、様々な選択肢が存在していると思います。
要は、
『子供を持つ』という事が、『世間一般共通概念』では無いという事。
そんな時代において、
『保育』『幼児教育』の財源確保の為、
『国民一律に』『社会保険料を上乗せ』する方式は、かなり物議を醸すことになるでしょう。
直接的には、『子育て世帯』にしか『リターン』は無いですからね(^_^)
『こども保険』推進派の言い分としては、
『こどもが増加することにより、将来的に年金システム等を支える現役世代が増える』という事。
確かに、その理屈は最もなので、
『国家の存続』の観点からは、『こども保険』の仕組みに賛成するべきのようですよね。
ただ、
問題となってくるのは、
そこまで『崇高で』『長期的視点』で物事が考えられる方が、どれだけいるのか??
皆さん、自分に直接『リターン』を求める方々が圧倒的に多いし、
むしろ、その方が人間の感覚的に正しい選択だと思うんです。
だから、
冒頭で少し心配させてしまいましたが、
この法案はおそらく通らないので安心して良いですよ(笑)
本当に、これを推し進めたら選挙で負けるので、
政治家の先生方は良きに計らってくれると思います(^_^)
『教育国債』に関しても、
財源の調達ルートと方法が違うだけで、方向性は同じですね。
兎に角、
『人口が減る』『少子高齢化が進む』という事が、
国家としては最大の危機なので、国はここに力を入れている訳です。
それで、テーマに対する私の『答え』ですが。
『こども保険』『教育国債』何れにせよ、あまり意味無いと思ってるんです。
『もっと先にやることあるやろ。』、と。
例えば、
未就学児がいる世帯への毎月の給付金ですが、
そもそも、それを当てにしている家庭って、
大変申し訳ないですが、大多数がどうしようもない家庭だと思うんです。
極稀に、『0.00001%』とかの確率で、
生活コストも全て有効活用していて、どうしてもお金が足りなくて、
『5000円』支給されることで子供を塾に入れられた!という家庭も出てくるかも知れない。
でも、
『99%強』か『ほぼ100%』か、その表現はどうでも良いんやけど、
そういった家庭では支給された『5000円』を、パチンコか、良い所、外食なんかに使ってしまう(笑)
人ってね、自分で汗水垂らして稼いだお金は大切に使うけど、
簡単に手に入ったお金は、『別会計』で簡単に使っちゃうんですよね。
国民全体から徴収された大切な『お金』を、
そんな風にばら撒かれた、たまったもんじゃ無いです(^_^)
『教育国債』を新規発行して、
(そもそも、誰が買うのかは知らないけど。)
財源確保してみても、支給後の結果は前述と同じ。
『国債』でも『社会保険料上乗せ』でもどっちでも良いんやけど、
まず、現状の『歳出』を減らすことを考えてくれ!、と言いたい。
今日のニュースで出てきた『財政黒字化先送り』も然り。
現行の『社会保障』に手を付けずして、『歳出削減』はあり得ないと思うんです。
新たな財源確保を画策する前に、
まずは『コストカット』を真剣に考える方が先決です。
これは、個人の家庭支出でも、企業経営でも同じ。
『国家』の財政管理においても、それは全く同じことです。
皆さん、私たちが住んでいる日本は、
財政的にはどんどん悪くなっていくんです。
ここ数十年は、高度成長・バブル景気等もあり、
日本の歴史の中でも最も繁栄した時代を過ごしてきました。
それでも、そんな時代はとっくに終焉を迎えているし、
これから先も、暫くはやって来ません。
そんな中で、皆さんは自身で『資産形成』する準備が出来ていますか??
既に、『スタート』を切っているでしょうか??
もし何も行動していなければ、
あなたは時代の流れに翻弄されてしまう可能性が高いと思います。
そして、
そのような生き方をしていたら、
これから先の時代は、あまり明るく無いのも事実です。
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本当に人生は好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております(^_^)★
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井上耕太事務所
代表 井上耕太