今日のテーマは、『ミニマリスト、辞めましたに感じてしまう違和感』です。
最近、少し気になる記事を目にしました。
それが、
コロナ危機を機に『ミニマリスト、辞めました』というもの。
数年前、
某海外作家さんの書籍が、ベストセラーになったこともあり、
日本国内でも、この言葉が『市民権』を得始めたと感じます。
皆さんも、耳にした経験があるのではないでしょうか??
『ミニマリスト』
元々、
社会主義思想の1つとして生まれた言葉のようですが、
現在では、『所有物』を最小限に抑えて、生活する人を指します。
私自身、
自ら意識している訳ではありませんでしたが、
『物』を所有することにまったく拘っておらず、
よく、周囲からはこの言葉で表現されています。
正確には、
『モノの所有』に対して、一般水準より高い抵抗があり、
『なるべく、持ちたくない』と考えて、生活しています。
かつて、
人並みに『モノ』を所有していた時期もあったと思いますが、
『経済的基盤』を築く過程、その必要性が薄れて行きました。
また、
『モノ』を手放すほど、『自由』が増すことも実感しており、
その経験も、『所有』に対してネガティブに感じる要因です。
極論、
スーツケース1つで『人生の所有物、これだけ』というのが理想で、
既に『バーチャル』になった『既存貨幣」の所有さえしてしまえば、
その生活も、とても『現実的』なものだと感じています。
現在、
独立系ファイナンシャル・プランナーとして、
『資産運用』のアドバイスを専門としますが、
そのライフスタイルを完成・維持する為にも、
既存貨幣の『増殖ルール』を理解することは不可欠です。
実際、
プライベートで居住するマンションに来られる方々は、
如何に、私が『モノ』を所有していないか目の当たりにして、驚かれます。
それでも、
本人としては、前述した『理想像』があるので、
更に、『モノ』を手放したいと考えていますが。
これを『ストイック』にやってしまったら、少し『病的』ですね(笑)
このように、
『ミニマリスト』として生活してきたことを述べましたが、
これは、今回の『コロナ禍』でも全くブレずに来ています。
今春、
日本国内で『感染拡大』が叫ばれはじめた頃、
真偽不明の様々な『情報』が飛び交うことで、
市場から、特定の『モノ』が消える現象が起こりましたよね。
その時期も、
私自身、いつもと変わらず淡々とした生活を続けており、
決して、『モノ』の買い占め行動は起こしませんでした。
と言うのも、
現代社会の『真理』をきちんと理解していれば、
その行動が、如何に『馬鹿げたもの』であるか、
きちんと理解していたからです。
産業革命以前、
人類は、常に『欠乏』に悩まされる時代を過ごしており、
この時代においては、『所有』は整合性を持ち得ました。
しかし、
当時と比較して、『モノ』の生産能力が急激に向上した現代、
地球規模では『人口増大』が継続しているものの、
全人類を満たす『モノ』の生産は、既に可能になっています。
しかも、
その『損益分岐点』ともいうべき転換点を迎えたのは1974年、
私が誕生する10年も前、今からは『半世紀』近くも昔の話です。
皆さん、ご存知でしたか??
それにも関わらず、人類は未だに『欠乏』を恐れ続けており、
既に、半世紀前に世界が迎えた『変化』に気付いていません。
結果、
『コロナ危機』『東日本大震災』などのイベント発生時には、
『モノの買込み』という、異常行動を起こす人が多いのです。
『狂気の沙汰』ですね。
ここで、
『災害時にはモノ不足が起こっている!』という方もいますが、
これは、物事の『本質』を見抜く能力が、欠如した考え方です。
確かに、
災害発生時などが分かりやすいですが、
被災地を中心に『モノ不足』が起こりますが、
これは『分配機能』の一時的混乱によるもの。
決して、
『必要量(需要)』に対して、『供給』が不足するのではなく、
供給に対する『インフラ整備』が整えば、即座に解消されます。
むしろ、
『モノ不足』が起こっているということさえ、私たちの妄想で、
同様の思考回路を持つ方々からの『善意の押し付け』によって、
被災地では、『モノ』が溢れ返ってしまっていたりします。
2020年現在、それこそが『真実』です。
大切なポイントなので、もう一度、お伝えします。
需要・供給バランスの『転換点』は、既に、大昔に過ぎ去っています。
また、
『買い込み行動』を起こしてしまう方々の思考回路は、
『経済的合理性』という観点からも、問題があります。
例えば、
『モノ』を扱う事業をされている経営者の方々は、
『所有』が孕むリスクを、重々ご理解されていると思います。
何故なら、
『モノ』を所有するということは、その『置き場所』が必要となり、
『事業』という観点で、これは無視できない『コスト』だからです。
特に、
東京・大阪はじめ大都市圏で生活する方々にとって、
食糧も含めて『生活必需品』は街に溢れ返っており、
『必要な時』に、いつでも入手することが可能です。
大前提として、
『供給過多』に陥っている現代日本において、
『供給が不足する』という概念は有りません。
『ミニマリスト』に対して、
常に備蓄をため込む方々を『プレッパー』というそうですが、
この方々は、提供サイド(スーパー、小売店等)が本来担う、
『備蓄コスト』を自ら負担している『おめでたい』方々です。
いや、その存在を『否定』はしません。
私たち(事業家)サイドからの視点で見れば、
こういった方々は『有り難い』存在ですから。
ただ、
自分自身がそれをやるかと言えば、決して、そうはならず、
『経済的合理性』という観点が欠如した行動だと感じます。
では、
私自身が、危機に対して『prepare』してないかと言うと、
そうではなく、実際、一般水準以上に『準備』しています。
しかし、
私が進める『準備』というのは、古典的な『モノの備蓄』ではなく、
様々な危機が訪れた際も対応できる『経済的基盤』を持つことです。
前述、
『既存貨幣』が、既にバーチャルな存在になったと触れましたが、
こちらは、『所有』が増大しても『備蓄コスト』が掛かりません。
むしろ、
きちんと『資産形成(運用)』を進めることで、
自らの『分身』として働いてくれて、
労働と切り離された形で『増殖』してくれます。
そして、
もしも、何かしらの危機が訪れた際も、『保有資産』があれば、
必要に応じた『サービス』の提供を受けることが出来るのです。
皆さんにとって、
『モノを貯め込む』という、超古典的な『プレッパー』と、
私が提唱する『現代版プレッパー』はどちらが良いですか??
『コロナ危機』を通じて、私たちの『思考回路』自体も、
大きく『シフト』させるべき時が訪れていると感じます。
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