今日のテーマは、『丸佳浩選手の読売巨人軍移籍は上手くいくのか??』です。
昨日、一昨日と、『お金』『資産形成』とは全く関係ない記事を書いてしまいました。
今日から、また『お金』が関係するテーマで書いていきますが、
いきなりいつもの調子には戻れないので、『リハビリ』をします。
『野球』にご興味ない方もいらっしゃると思いますが、
どうか、穏便に、今日もお付き合い頂けたら幸いです。
『プロ野球』において、今年の国内FA市場は活況です。
来季から『メジャーリーグ』に挑戦する選手はいないものの、
国内で実績を残した有名選手が、揃って『FA宣言』をして所属先を模索。
各世代『侍ジャパン』を経験したトップ選手や、
『球団の顔』とも言えるエース級・スター級の選手も多く移籍します。
その中で、
選手としての『派手さ』は無いものの、玄人好みの選手として、
一際注目を集めたのが、前・広島東洋カープ所属の『丸佳浩選手』です。
千葉県の名門・千葉経済大学附属高校から、
2007年高校生ドラフト3巡目で広島カープに入団した野球エリート。
先ほど、
『派手さは無い』と表現してしまいましたが、広島を3連覇に導き、
13年盗塁王、17年最多安打、18年最高出塁率のタイトルを獲得。
更に、
2017、2018年と2年連続のリーグMVPに加え、
ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞6度を受賞した、
まぎれもない、プロ野球界の『超一流選手』です。
この選手が『FA宣言』した事で、
国内球団による『大争奪戦』が繰り広げられていたのです。
最終的に、先週、丸選手自身が決断を下したことを公言し、
来季からの『読売巨人軍』への移籍が決定して決着しました。
その契約額は、
一説によると『5年総額30億円超』の大型契約、
年俸に直すと『6億円』から『7億円』にも迫る過去最大級の評価だそうです。
『個人情報問題』が取り沙汰されるされる昨今、
何故か、プロ野球選手の金銭情報は『ダダ漏れ』なんですね(笑)
個人的に、昔から不思議でなりません。
兎に角、
個人レベルとしては、超破格の『お金』によって、
『丸佳浩選手』は『読売巨人軍』に移籍したことになります。
『経済的観点』から考えて、これは1つの成功です。
『大卒・会社員』の生涯獲得年収が『2億円そこそこ』の時代、
丸選手にかかれば、その『15人分』以上の金額を、『5年』という期間で稼ぎます。
もしあなたが『会社員』という立場であれば、
『一生』どころか、『一五生』しても追い越せるか定かではない数字です。
なので、1つの『成功』と表現しても良いでしょう。
ただし、
これが『野球選手』として、
『成功』につながる決断だったのかは、今の時点ではわかりません。
『プロ野球』に明るい方々ならわかると思いますが、
今回の読売巨人軍は、丸選手に限らず、スター選手を続々獲得しています。
加えて、
球団生え抜きの良い選手たちも出て来ようとしている中で、
明らかに、このオフの補強劇は『選手渋滞』を引き起こしています。
ご存知の方も多いと思いますが、
野球は『9人』でプレーするスポーツであり、
有望選手を数多く揃えたとしても、『9人』を超えて出場することは出来ません。
同一ポジションに強力な選手が2人居るからといって、
『ファーストが、今日は2人居ます』という事にはならない訳です。
丸選手の話に戻すと、
確かに、実績・実力ともに申し分ない選手ですが、
『広島カープ』と『読売巨人軍』では世間の注目度も段違いで、
その『プレッシャー』の中で実力発揮出来るかはわかりません。
また、
今回はその『破格の契約条件』まで世間に知れている訳で、
普通の選手以上に、否が応でも丸選手への注目は集まります。
その環境の中で、
『資産形成』同様、世間一般はいつも『短期』で結果を求めますから、
開幕後、4月末、遅くとも5月末までに『結果』を出さないと苦しい。
『期待』が大きかった分、それを裏切られた時、
『ファン』の方々は、簡単に『超絶アンチ』へと逆方向に走ります。
どんな一流選手でも『スランプ』はありますが、
それを、世間のファンやマスコミ、更にはチームメートも寛大に受け止めてくれるのか、、、、。
個人的には、
移籍後、丸選手は、『広島時代の輝き』を放つことは難しいと考えます。
しかし、『丸選手』を責められるものではなく、それが『普通』です。
どんな『選手(人間)』でも、
自分の想像を超える『お金』を目にすると、価値観がぐらつき、判断能力が鈍ります。
そう考えると、
『自身の能力が最大限発揮出来ること』を最重要項目として、
昨年、挑戦するメジャー球団を決定した『大谷翔平選手』は凄いです。
彼の実力・ポテンシャル(潜在能力)、可能性からしたら、
複数年1億ドル(100億円)クラスの契約を結ぶことも可能でした。
それが、
メジャーリーグ『新人王』まで獲得した大谷選手が、
今年球団から支払われている年俸は、『1億円』にも満たないと言われています。
メジャーリーグの選手平均『4億円』という世界で、
この金額が如何に『少額』なものかご理解いただけるでしょう。
それだけ、
『お金』というものに振り回されることなく、
ブレずに、『本質』を見抜き続けることは難しいという事です。
私たちは、上記にも遥かに満たない金額でも、
大いに『メンタル』を揺さぶられながら日々を生きています。
大谷翔平選手のような『境地』とまでは行かなくとも、
この事を心に留め、『本質』を見て生きていくようにしましょう。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太