『平均年収441万円』、6年連続増加は喜べるのか??

今日のテーマは、『平均年収441万円、6年連続増加は喜べるのか??』です。

 

 

ここ数日間、

 

 

公式ブログではお伝えし続けている話題になりますが、

いよいよ、『消費増税10%』が決行されるまで、今日を含めて『3日』です。

 

 

増税前、

 

 

最後の週末となる今日、明日の土曜日・日曜日では、

全国的に、10万円を超える『高額商品』が売れ行きを伸ばす予想なのだとか。

 

 

確かに、

 

 

『10万円』の商品を購入すれば『2000円』の税負担の差、

『100万円』では『2万円』が違ってくるので、

本当に必需であれば、この機会に購入の前倒しが良さそうです。

 

 

今回の増税の場合、

 

 

全容把握・実質稼働する可能性は『未知』ながら、

『軽減税率』『ポイント還元』等が同時に始動し、

一時的ながら『負担軽減策』になると考えられています。

 

 

それでも、

 

 

中長期的に見て(短期で見ても)国民負担が増大する事は明らかで、

10月1日から、日本国全体としての『消費活動』は一旦減速する事が予想されます。

 

 

そして、

 

 

ここに来て、金融庁は『気休め』程度の統計データを発表しており、

民間企業:給与所得者の平均年収が『約441万円』と算出されて、

この数字は『6年連続増加』という快挙(?)を達成したと分かりました。

 

 

そもそも、

 

 

給与所得者(会社員)の平均年収が『400万円』を基準値として、

その前後を推移し始めてから、早くも『20年』ほどの期間が経過します。

 

 

世界の感覚とはズレますが、

 

 

緩やかな『インフレーション』を基準として進む資本主義経済では、

『数字上の並行推移』は、真実は『実質的な減少』を意味しており、

この期間、日本人の『実質的収入』が減少したことを示しています。

 

 

しかし、

 

 

ここ数年間の『デフレ経済(?)』という背景も相まってか、

数字上は変化していない(ように見える)この『真実』に、

気付いている日本人は、ほとんど存在しないように思えます。

 

 

事実、

 

 

これだけ『雇用環境』『社会保障システム』が悪化しているにも関わらず、

20年、30年以上も前から、『行動』を変化させられている人はほとんど居ません。

 

 

この状況において、

 

 

未だに、『私たちの世代(20代、30代、40代)』の大多数の方々が、

『親の世代』と同様の価値観・行動により、

彼ら・彼女らと、同じ人生を送れるという『幻想』を見続けているのです。

 

 

日本に限らず、

 

 

『経済的有事』を迎えた国家において、準備が整えている国民は『少数派』ですが、

このままいけば、数年後の『Xデー』においても、日本で全く同じ事が起こります。

 

 

こればかりは、しょうがないのかも知れません。

 

 

先ほどは『インフレーション』という観点を取り上げましたが、

それ以外のポイントでも、日本人の『平均的収入』は減少し続けています。

 

 

上記文章で、

 

 

『平均的収入』という独特な表現をしたのには理由があり、

一般的には、『可処分所得』というものが減少し続けていることを表しています。

 

 

違いとしては、

 

 

『インフレーション』が『貨幣価値』の内在的下落であるのに対して、

『可処分所得』は、言葉通り、皆さんが使うことの出来る『お金(数字)』自体の下落です。

 

 

事実、

 

 

直近20年間を見てみても、会社員の方々が無意識に『源泉徴収』される、

『健康保険料』『厚生年金保険料』は上昇し続けており、『手取り』金額は減っています。

 

 

更に、

 

 

こちらは所属自治体ごとに金額は変化しますが、

加速度増す『少子高齢化』に伴い、『介護保険料』の金額も、確実に上昇し続けている。

 

 

これらを考慮すると、

 

 

いくら数字上で『給与所得者:平均年収』がアップしたところで、

実質的な『国民生活負担』は、悪化し続けているという事は『明白』です。

 

 

にも関わらず、

 

 

『消費増税』が数日後に迫ったこの時期に、『気休め』程度の統計を発表するとは、

政府始め、官公庁の方々も、いよいよ日本国民を『舐めている』としか思えません。

 

 

このデータを以って、

 

 

『消費増税しても、国民の収入が増加しているので大丈夫!』と言うのでしょうが、

流石に、現実の『肌感覚』と乖離した統計に、耳を傾ける人間などは皆無でしょう。

 

 

4日後の『10月1日』、

 

 

このタイミングから、日本経済は、暫くの間、一段と減速します。

 

 

気候的観点で言えば、ひと足早く感じる『冷え込み』ですね。

 

 

そして、

 

 

今後も、中長期的には『低迷』を継続していくことになりますが、

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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