今日のテーマは、『日本人の多くが、負け組(非投資家)に甘んじる理由』です。
昨日の公式ブログでは、
『資産形成(投資)をしなければ、即、負け組となる理由』と題して、
古今東西、いかなる世の中においても『資産形成(投資)』する事の重要性をご紹介しました。
個人的に、
シンプルに、分かりやすく書き進めさせて頂いたと思うのですが、
公式ブログ読者の皆さんは、ご理解いただけたでしょうか??
少しだけ振り返ると、
過去300年ほどの経済データが示す通り、いつの時代も、国境を越えて、
『g(経済成長)<r(投資リターン)』の公式は『真理』として成立します。
要は、
『労働収入』の上昇率より、『投資リターン』のそれが、
いつの時代においても、上回っていると理解して頂けたら結構です。
この『真理』が解明されている状況で、
『資産形成(投資)』を実行されていない方々については、
『時代錯誤』過ぎて、私には、その感覚が理解できません。
他の事例を挙げるとすれば、
新幹線、飛行機がある社会で、未だに『飛脚』を使ってお江戸に上り、
スマートフォン全盛の世の中において、『狼煙』で情報伝達する感覚でしょうか。
学生時代を振り返った事例では、
数学の問題集を解いている際、解答が『2』と教えられているにも関わらず、
自ら『他の解答』を探し求めて、延々と計算を繰り返しているようなものか。
兎に角、『無駄』の一言に尽きます(笑)
このような状況にも関わらず、
私たち『日本人』の多くは、未だに『負け組(非投資家)』に甘んじていますよね。
それは、何故なのか??
そもそも、
私が生まれる以前のことは分かりませんが、直近30年間ほど、
『日本人』は、『金融・経済オンチ』と言われ続けていますね。
実際、
2020年現在でも、保有資産の現預金比率は『50%超』を記録し、
自らの保有資産の殆どを『キャッシュ(現金)』として保有しています。
これは、
日本以上に『インフレ・ベース』で推移している、
海外諸国の感覚からすれば、『理解不能』な領域です。
数年前、
日銀統計データ・集計ミス公表の際にも明らかになりましたが、
国民が株式市場に投入している金額(70兆円超)についても、
2012年以降、上昇することなく、その数字を維持し続ける結果となっています。
つまり、
国民の『投資熱』は、まったく変化していない(低いまま)という事です。
一般的には、
『日本』における義務教育課程で、『お金』『金融』『経済』等について、
実践的な『学習』の機会が、一切、排除されていることが理由と言われますよね。
確かに、
上記科目は、優秀な学生であればあるほど『睡眠』の時間に充当されますし、
大学入学後も、『経済・金融』を語る教授自身が経済的に恵まれていません。
これでは、
『野球』が下手な人間に指導を仰いで、『プロ野球選手』を目指すようなものです。
また、
農耕民族特有の『国民性』を指摘されるケースもありますが、
個人的には、それだけで『理由』を確定することには疑問が残る、、、、。
何故なら、
学生時代から『金融・経済』を学習している(はず)海外諸国においても、
その国の国民が、全てが全て、『優秀』だとは言えないと感じるからです。
世界の覇権国に君臨する『米国』も、
『3億人』を超える人口の『4分の1』に当たる、
『約7000万人』がフード・チケットに依存して生活していますよね。
要は、『4分の1』もの国民が『生活保護』を受けているという事です。
そんな国民の、どこが『優秀』だと言えるのでしょうか、、、、。
話を戻すと、
私たち『日本人』が、何故『負け組(非投資家)』に甘んじているかと言うと、
それは、シンプルに『日本経済』が成長(株価上昇)していない為と考えます。
表現を変えると、
私たち『日本人』は、自身の『周りの人間』で、
『資産形成(投資)』により成功している(*)人を知らないのです。
*『人生を豊かにする』の意味。
短期的観点で、『瞬間最大風速』的な利益を上げることを意味しません。
『株式市場』を注視している方はご存知でしょうが、
最近、日本においても『株式市場』が上昇していると言えど、
やはり、海外諸国の『上昇幅』と比較した際、『見劣り』するのが事実です。
現実に、
『日経平均株価』/『NYダウ平均株価』(*共に米ドル換算)の推移では、
好調に見える『2019年』を以ってしても、完全に『負け越して』おり、
上記数値の『ピーク値』は、4年半前の『2015年8月』まで遡ります。
むしろ、
『米国市場』の過去最高値更新を受けて、
昨年(2019年)終盤からは、下落に拍車がかかっているのが実情です。
他にも、気になる報道は出ていて、
内閣府から公表された平成30年(2018年)度『国民経済計算年次推計』では、
一般家庭・自営業を合計した『家計資産残高』は、前年比で『▲0.9%』減少しています。
これは、日本の『株式市場』低迷がダイレクトに影響したと言われています。
その理由は、
『海外投資家』達の『日本市場』に対する関心減退が影響していると考えられ、
『少子高齢化』『人口減少』進む国家に対して、誰も『楽観視』していません。
この点については、
先日ご紹介した、日本特有の『雇用形態(年功序列・終身雇用)』により、
日本企業の『国際競争力』が奪われている事も影響していると言われます。
しかし、
それ(日本市場の低迷と、投資成功者を知らない事)を理由に、
読者の皆さん自身が、『負け組(非投資家)』に甘んじるのは違います。
経験的にお伝え出来ますが、
『資産形成(投資)』を有効活用して生きていくことで、『人生』は、
世間一般とは、全く異なる『世界観』をもって進み始めることになります。
それを求めていないと言われれば、『それまで』で終わりですが(笑)
『資産形成(投資)』を取り入れる事により、
『自由度』を高めて、自ら『人生』を切り開いて生きていこう!!
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井上耕太事務所
代表 井上耕太