今日のテーマは、『本当に強い人間は、隠す』です(^_^)★
*この記事は2016年7月に起業塾生限定公開したものを、
2017年8月に加筆・修正、一般公開したものです。
今日の記事も、皆さんに読んで欲しいし、
今後の人生でも、絶対に頭に入れておいて欲しいことです。
昨日、妻と高校野球大阪大会を見に行きました。
*2016年7月15日の話です。
『PL学園』
一時休部を前にした『ラスト』の夏です。
妻が母校で行きたがったというのもありますが、
私個人としても、『一高校野球ファン』として、
自分の目に焼き付けておきたかった試合です。
2年前から新入部員の募集を呈している『PL学園』野球部は、
今夏の大会も3年生部員『11名』しかいない中での出場です。
東大阪ラグビー場横の花園球場には、
報道陣含めて約3000人が集まり、
地方大会一回戦とは思えない異様な雰囲気。
そして、
PL学園の試合前シートノックが始まると、
その『異様さ』はますます強まっていきます。
野球をやっている方々はわかるでしょうが、
通常、試合前シートノックは1チーム約7分間。
内外野全てのベンチ入りメンバーがポジションにつき、
ボール回し、内野ノック、外野ノック、内外野の連携を『7分間』フルに活用して行います。
試合前の緊張を取る目的と、
内外野で球場ごとのボールの跳ね方を見るのが主な目的。
実際、対戦相手の『東大阪大柏原』は、
この『7分間』をフル活用してノックを終えました。
そして、次は『PL学園』の時間です。
しかし、守備位置についたのは、
キャッチャー入れて内野の『5人』だけ。
内野は各ポジション1人ずつでノックを受け、
投手はブルペンで投球練習をしています。
そして、
外野で出場するメンバーは何をしているかというと、
何故か、控えメンバー(と言っても2人だけですが)と一緒に声を張り上げている。
正直、
こんな光景は長い野球経験の中でも全く見たことが無いし、
おそらく、全国的に見ても『前代未聞』だと思います。
実際、
球場に集まった多くのお客さんも、
呆気にとられたまま、一通りの内野ノックを終えて時間を残して終わりました。
この理由、皆さんわかりますか??
実は、試合が行われていくと、
『野球をやっていた人間にだけ』わかる事実が判明してきます。
1つの『きっかけ』は、外野フライをレフトの選手が取った際。
何気なく近くのセンターの子にボールを渡して返球しました。
もう1つは、同じくレフトの選手が後方のフライを取った際。
ショートの選手が、通常より10メートルほど深く追って返球を受け取りました。
つまり、ショートの選手が通常よりも、
返球を受ける為に、かなりレフトの選手よりに移動していたんです。
試合全体を通して、ヒントはこの『2点』だけです。
何か『違和感』を感じますよね。
そう、レフトの選手は、肩がぶっ壊れています。
もう、ボールを投げられる状況では無いし、
そんな状態でも、満身創痍でフィールドに立っている。
これは帰宅してからニュースで知ったことですが、
『PL学園』は出場選手登録が全部で『11名』。
元々、この時点で余裕は『2名』しかいないことになります。
しかし、
神様はどこまでも彼らに試練を与え、何と、
前日(2016年)7月14日の練習中の激突で、
レギュラー選手のセカンドが大腿骨骨折の大怪我。
さらに、その激突事故で外野の選手も負傷してしまいました。
そして、
おそらく、この日の試合でレフトを守った選手は、
前日までは、今大会出場する予定になかった負傷選手。
つまり、試合が始まる前から、
『PL学園』は『8人』しか選手がいなかったことになる。
彼らは、この状況で試合をしていたんです。
それも、5年前の大阪代表で甲子園に出場した強豪、東大阪大付属柏原高校相手に。
7回表に逆転2点本塁打が飛び出した時は、
あわや勝ってしまうのかとさえ思いました。
それくらい、本当に立派に闘った。
試合前にシートノックをしなかったのは、
この外野手の負傷を見破らせない為です。
ただ、
レフトの選手だけ受けさせないとバレてしまうから、
外野手全体をシートノックに入れず、
何か『異様な』雰囲気のまま終わらせてしまった。
ここまで隠し通した彼らの『精神力』に、本当に頭が下がる思いです。
皆さん、この『精神力』がわかりますか??
自分が『弱み』を抱えてしまった時、
それをじっと隠して耐えきることが出来ますか??
経営者となって感じることは、
多くの経営者の方々の『精神力の強さ』です。
一般が方々が大きく狼狽えてしまう場面でも、
何事もないかのように平然と振舞っている。
私自身、ここ数年毎日休みなく活動しています。
情報発信も3年目に突入しましたが、本当にほぼ毎日アップしている。
この期間、耐え得ることが無かった、
何も無く健康だったから出来たとでも思いますか??
様々な慌ただしい場面はいつもありました。
会社員として二足の草鞋を履いていた激務の時代。
祖父、義理の義姉を亡くしてバタバタだった時期。
ウイルス性腸炎で救急搬送された日もあった。
*この後、2回目の救急搬送もありました。
でも、表向きはそれを全部隠して活動し続けた。
対して、
少し前から違和感を感じてましたが、
起業塾メンバーの皆さんの中には、
『弱み』を簡単に見せてしまう人が多すぎる。
『会社員の仕事が忙しかった。』
『体調を崩していた。』
『今は気分が乗らないので。』
『自信が無くなってしまって。』
『これくらいで良いかなと。』
昨日の『PL学園』の試合を見て、私自身も再確認しました。
そんなもん、『言い訳』にすらならない。
本当に『強い人間』は、
自身の『弱み』を抱えながらも必死で隠して前に進みます。
皆さんには、そんな『精神力』がありますか??
『体調を崩す』こともあるでしょう。
でもね、そんなもん、隠さなきゃ。
病弱な経営者なんて、聞いたことないし、
決して一緒に仕事をしたいとは思いません。
昨日の試合、肩がぶっ壊れて投げれない選手が、
何も『言い訳』せずに必死に隠して試合に出てるんですよ??
私たちが日々経験する『ちょっとした出来事』なんて、
彼の問題からしたら屁でも無いような事じゃ無いですか??
昨日の試合を見て、それを皆さんに伝えたかった。
高校生。
もう自分の半分くらいの年齢の彼らに、
昨日は大切な事を教えてもらいました。
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