『紙幣』に『本質的価値』の無いことを知っていますか??

今日のテーマは、『紙幣に本質的価値の無いことを知っていますか??』です。

 

 

タイトル通り、この質問から始めさせて頂きたいと思います。

 

 

皆さんは、『紙幣』に『本質的価値』が無いことを知っていますか??

 

 

『本質的価値が無い』という表現を使うと間違って伝わるかも知れませんが、

全く『価値』が無い訳では無く、『絶対的な価値』が無いということです。

 

 

幸か不幸か、

 

 

ここ20年、30年間ほどの『日本』においては、

『日本円』の価値はある一定水準で保たれ、

そこに暮らす私たちは、その『価値変動』を意識する場面は少ないものでした。

 

 

また、

 

 

たまたま生まれ落ちた国の自国通貨『日本円』が、

『国際的信用』も高かったこともあり、

日々、『貨幣価値」の変動を意識しなくても良かった事もあります。

 

 

しかし、その為、

 

 

『日本人』のほぼ100%は『紙幣価値』の変動に対して恐ろしく無頓着で、

定時ニュースの最後に読み上げられる『株と為替の値動き』も、

多くの方々が完全にスルーしてしまっているのでは無いでしょうか??

 

 

その点、

 

 

(*これも幸か不幸かわかりませんが)

自国通貨の『信用力』が弱い国に生まれた方々は、

日々、その変動にアンテナを張り、国際情勢をウォッチしながら生活しています。

 

 

例えば、

 

 

中国人富裕層が積極的に国外に保有資産を移転するのは、

一党独裁国家の、突然の『通貨価値切下げ』に対するリスクヘッジです。

 

 

また、

 

 

私がかつて訪れたインドでも、国内ビジネスは『ルピー』で取引されますが、

『お金』を手にした実業家の方々は、積極的にそれを貴金属に転換します。

 

 

これは、

 

 

『紙幣』が、国民の『共同幻想』の上に成立する『決済ツール』であり、

目の前の『印刷紙』に、『本質的価値』が無いことを知っているからです。

 

 

極め付けは、

 

 

10年ほど前訪れた『ラオス』という国で、露天商で交換に求められた通貨は、

『①米ドル』『②日本円(対米ドルでレートは落ちる)』『③タイバーツ』でした。

 

 

もう、『自国通貨:キープ』すら信用されていないのです(笑)

 

 

このように、

 

 

世界の方々、それも、普通に生活する一般市民レベルの人達も、

『為替変動』には敏感になり、『通貨価値』にアンテナ張って生きています。

 

 

この観点は、

 

 

あらゆる面で完全に『平和ボケ』してしまった日本国民も、

その事実を真摯に受け止め、彼らから学ぶべき所では無いでしょうか??

 

 

日本は『お盆休暇モード』が流れていましたが、

昨日(8月10日)迄の世界市場では、少し大きな変動が渦巻いていました。

 

 

ご存知の方も、いらっしゃるかも知れませんね。

 

 

『トルコリラ』という通貨が、

1日にして(8月10日)その価値を『約20%』も下げる出来事があったのです。

 

 

発端は様々ありますが、

 

 

直近のもので言えば、トルコで米国人牧師が拘束されている事を受けて、

米国がトルコに対して『経済制裁』を下す決定を発表した事です。

 

 

『経済』は『血液』に例えられる場面が良くありますが、

その例同様、『循環』が滞ると、その影響は即座に顕在化できるレベルで現れます。

 

 

具体的には、

 

 

トランプ米大統領が、アルミ・鉄鋼の関税引き上げを表明したのですが、

こういった『障壁』を設ける事で、簡単に『物』『金』の流動性は下落します。

 

 

加えて、

 

 

同国では以前から、エルドアン大統領が金融政策に及ぼす影響への懸念や、

米国との関係悪化などが圧迫要因となり、自国通貨価値を下げてきました。

 

 

実に、2018年初から『40%超』も下落したことになります。

 

 

『それは、トルコの方々はとても大変ねぇ』と言っている方々は、

頭の中が『お花畑』になっているとても『幸せな人』で、

自分たちも、そのリスクにさらされていた経験を知りません。

 

 

ここまででは無いにせよ、

 

 

日本においても、約6年前の第二次安倍政権発足時点から、

(*日銀総裁も白川さんから黒田さんに変わり、)

3年ほどの間に同程度の水準『貨幣価値』が下落した経験があるのです。

 

 

話をトルコに戻すと、

 

 

『ヤティリム・フィナンスマン(*証券会社です)』を通した大量買越しにより、

株式市場こそ堅調に推移しているものの、債券市場にも影響はで始めています。

 

 

何かしらの原因で、

 

 

その『流動性』『信用力』を奪われると、

該当する『通貨』というものは、最も簡単に『幻想的価値』を失ってしまうのです。

 

 

私たちの生活が、一生涯を通じて、

全て『日本国ローカル』で完結しているのであれば、影響無いかも知れません。

 

 

しかし、

 

 

これだけ世界と密接に関わって経済が回るようになった現代では、

『日本ローカル』の生活は、『幻想』そのものでしかありません。

 

 

(*きっと、山の中での自給自足生活でも不可能です。)

 

 

その事実をしっかりと意識して、『貨幣価値』の変動にもアンテ張り、

長期的な視点で『資産形成』に臨んでいくことが大切だと考えます。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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