『良貨』は『悪貨』を駆逐することが出来るのか??

今日のテーマは、『良貨は悪貨を駆逐することが出来るのか??』です。

 

 

元の言葉を知っている方からすれば、違和感あるタイトルかも知れません。

 

 

『悪貨は良貨を駆逐する』

 

 

未だ、

 

 

世界に流通する『貨幣』に貴金属が用いられていた頃、

悪智慧の働く人間は、あの手この手で『良貨』を『悪貨』へと貶めていました。

 

 

管理当局が認め、オフィシャルに発行された通貨が『良貨』。

 

 

それに対して、

 

 

コインの端の部分を削って、貴金属の総量を減らしたり、

貨幣を鋳造し直して、貴金属の純度を細工したりしたものが『悪貨』。

 

 

そして、

 

 

『人間』の悲しい性(さが)を表すかのように、古今東西、

常に『悪貨』が『良貨』を駆逐する歴史が繰り返し続けてきたのです。

 

 

しかし、

 

 

2019年現代において、この『常識』は、少し変化を見せ始めています。

 

 

21世紀もスタートして20年近く経ち、

 

 

テクノロジーの発達により生み出された『良貨』が、これまで、

市場を長きに渡って支配してきた『悪貨』を駆逐する可能性が出て来ました。

 

 

何のことを言っているか、分りますよね??

 

 

そう、

 

 

先日も、公式ブログのテーマで取り上げさせて頂いた、

Facebook主導で進められているプロジェクト、『Libra(リブラ)』です。

 

 

先日の記事のお浚いになりますが、

 

 

これは主に、『送金』『支払い』を目的とした仮想通貨(プロジェクト)ですが、

同社保有の『国際ネットワーク』を活用するとなれば、爆発的な普及が見込まれます。

 

 

事実、

 

 

『Facebook:Messenger』『WhatsApp』利用者を対象者として見込み、

同サービス利用者が、全世界合計で『約27億人』存在することを考えると、

一躍、『国際決済システム』のトップへと躍り出ることになる。

 

 

自然な流れ、

 

 

もしも、現実世界で『Libra(リブラ)』が本格的に稼働されるとなれば、

『世界経済』全体に与える影響力も、決して、無視出来るものでは無くなります。

 

 

また、

 

 

『Libra(リブラ)』は、既に存在する『仮想通貨』と異なるポイントも有り、

『米ドル』『ユーロ』『日本円』『英国ポンド』等、

世界流通量の大部分を占める『決済通貨』に裏付けされた『価値』を持ちます。

 

 

上記考慮すると、

 

 

その『価格変動』が激しくなる度、ネットニュースを『チープに』賑わし続ける、

『現存の仮想通貨(ビットコイン等)』とは、一線を画した存在になりそうです。

 

 

ただし、

 

 

『光(メリット)』が明るければ明るいほど、

『影(デメリット)』の色濃くなるというのが、いつの時代も『世の常』です。

 

 

今回、

 

 

『Libra(リブラ)』の登場で、世界へ与えるインパクトが大きいと見られるや否や、

現存貨幣の独占発行権を持つ『各国政府』は、一斉に『大反発』の反応を見せました。

 

 

表向きの理由としては、

 

 

『マネーロンダリング(資金洗浄)』に使われる可能性を示唆するものですが、

真の理由は、既得権益の『通貨発行権』を権力者が侵害されるのを恐れるから。

 

 

また、

 

 

『通貨発行権』は、資本主義経済で『絶対的主導権』を握る行為ですが、

『決済手段』であるその通貨自身を、発行するだけでは『利益』は得られません。

 

 

そこに付随する大きな『利権』は、

 

 

『債券発行権』や、融資を行うことで得られる『資本主義経済』上の利益で、

これを『Libra(リブラ)』に取って代わられたら、彼等としては一大事です。

 

 

触れるのが遅れましたが、

 

 

昨日まで、再び、金融センター・香港を訪れていました。

 

 

国際金融都市として、その地位は間違いない同地ですが、

それでも、意外にも『日本並』に現金(キャッシュ)決済は街に溢れています。

 

 

実際、

 

 

現地金融機関『ATM』が、街中の至る所に在り、24時間稼働しているのを見ると、

『現金(キャッシュ)決済』が、国民の生活と、密接に繋がっている事が伺えます。

 

 

その『通貨発行権』が、

 

 

現地に籍を置く3つの『民間銀行』に委ねられている事が、

『香港』という街のとても興味深いところかも知れません。

 

 

話を元に戻します。

 

 

『通貨発行権』

 

 

現在、それを保有している『既得権益者』にとっては、

その国・地域における、経済活動の『主導権』を握る大切な権利です。

 

 

これまで、

 

 

その『巨大利権』が脅かされることは、殆どありませんでしたが、

この世界にも、突如『黒船』が出現して、世界の『潮流』を変えようとしています。

 

 

『Libra(リブラ)』

 

 

この『歴史的転換点』にもなるかも知れないターニング・ポイントを、

適切に興味を持ちながら、暫く、注視して動向を見守っていきましょう。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

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    井上 耕太

    ・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
    ・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
    ・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

    【保有資格】
    ・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
    ・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

    【活動実績】
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