今日のテーマは、『貯金は、ゆうちょさんへ。』は正しいのか??
私は書籍やセミナー、個人セッション、ブログを通して、
よく『新しい常識を身に付けることが大切!』と言っています。
常々お伝えしていることですが、
20代、30代、40代の『私たちの世代』は、
『親の世代』とは明らかに『常識』が変わっています。
『親の世代』の方々は、
『良かれ』と思って私たちにアドバイスをしてくださいます。
その気持ち自体は尊く、有難いもの。
しかし、
それが全く『見当はずれ』なものであれば、
耳を貸すことなく、自身で判断していかなければなりません。
『時代遅れの常識』の例をいくつか挙げていくと、
・良い成績を取って、一流大学に行く。
→今の時代、『学歴』だけではなく『実力』が必要。
・1つの会社に終身雇用してもらい、一生懸命働く。
→企業の寿命が短くなった現代、この方法はリスクが大きい。
・社会人になったら、『保険』の1つも入るもの。
→リターン高い『お宝保険』なんて、今の時代ありません。
・結婚したら、『マイホーム』を買う!
→買った瞬間から価格が下落するものを手にするのは、好ましくない。
などなど。
『親の世代』が勧めてくる『時代遅れの常識』は、
私の著書にも詳しくご紹介させて頂いています。
ご興味持って頂ける方は、
ぜひこの機会に手に取ってみてください(^_^)★
*書籍ご紹介サイトは、PCの場合この記事横に、
スマホの場合はこの記事下にリンクがあります(^_^)★
『時代遅れの常識』の中でも、
最近、加速度増して形骸化していってるものがあります。
それが、『貯金は、ゆうちょさんへ。』
『親の世代』の多くの方々が、
『郵便局さん』、現在の『ゆうちょ銀行』に絶大なる信頼を置いています。
給与の受け取りをゆうちょ銀行で勧められたり、
まとまったお金を『定期貯金』することを勧められた経験はありませんか??
現在のような超低金利時代、
『年率0.01%』程度の利率を求めて、定期にする理由はどこにあるのでしょうか??
『100万円』預けて、年間『100円』を利子として受け取れる計算です。
更にここから『税金』が引かれて、実質は『80円』を下回る。
『100万円』を預けた代わりに受け取れるのが、
今ではコンビニで『アイス』も買えないほどの対価です。
『私たちの世代』から考えたら、この行動は全く意味不明。
では、なぜ『親の世代』の方々は勧めてくるのでしょうか??
彼らには、『私たちの世代』には見えていない、
『何か』が見える特別な能力があるのでしょうか??
これは、近い形で当たっています。
彼らは、未だに『幻想』を見続けているのです。
バブル成長期から、崩壊してからの1990年代も含めて、
『ゆうちょさん』始め、金融機関の定期預貯金は、高利回りでした。
『年率5〜6%』運用という事例もザラ。
何も考えず、これら金融機関に預貯金していれば、
知らない間にかなりの金額が増えてしまっていたのです。
これを、彼らは『体験』として知っています。
『理屈』を理解している人はほとんどいません。
だから、時代が変わってしまった今でも『幻想』を見続け、
『貯金は、ゆうちょさんへ。定期貯金を。』となってしまっているのです。
しかし、時代は明らかに変わってしまっています。
今の時代、金融機関に預貯金しているだけでは、
『お金』は決して増えることはありません。
昨年(2016年)2月、日銀により『マイナス金利』政策が導入されました。
直接的には国民に影響を与えない政策ですが、
巡り巡って、最近では多くの銀行の預金利回りが低下しています。
つい先日も、3メガバンクの預金利回りが、
実質『0.00%』になったという報道が出ました。
数年前は、多くの方々が、
『金融機関は、安全なロッカー』と考えていましたが、
最近では少しずつ気付かれてきましたよね(^_^)
そう、あれは『安全なロッカー』でも何もなく、
日本経済の景気動向にモロに影響を受けるものなのです。
だいぶ前の話になりますが、
『ゆうちょ銀行』の預け入れ限度額が、
『1300万円』に増額される動きがありました。
以前の『1000万円(1個人あたり)』から、
『300万円』預入額を増額したことになります。
今でも『貯金』というと、
『ゆうちょ銀行』が幅を利かせている分野になります。
事実、個人からの預り資産を見ると、
『ゆうちょ銀行』は国内最大の金融機関です。
その『ゆうちょ』が限度額を増額し、
更に個人から貯金を集められる体制を整えた。
これが意味するところ、わかりますか??
実は、ここは日本国債を購入する『原資』なのです。
小泉首相の時代に進められた『郵政民営化』。
これにより、国民資産を使って国債を購入するスキームが可能となりました。
国営の機関であれば簡単に手出しが出来なかったものを、
民営化することで規制を緩めた形になります。
それで、問題なのは国債の『利回り』ですよね。
みなさんご存知の通り、
現在は10年もの新発国債の利回りでも『0.1%未満』といった状態。
自身の『お金』をこんなもので運用していたら、
とてもじゃないですが、一生涯に陽の目を見ることはありません。
先日のブログでも『72の法則』をご紹介しましたが、
この利率なら、複利運用しても元本2倍までに『数万年』かかる計算です。
もう、『屋久杉』どころの寿命じゃ追いつかないですね(笑)
この方法を取ることで、『私たちの世代』は、
生涯で『リターン』を受け取ることを放棄していることになります。
今日の結論。
『ゆうちょさん』で、『お金』は増えません。
別に、『ゆうちょさん』だけのことを言っている訳ではありません。
預貯金の預け入れ先金融機関の、代表例をして挙げているだけです。
金融機関に預けているだけでは、『お金』は増えない。
そして、こちらも事ある毎にお伝えしていますが、
これからの時代、『資産形成』は自らする時代です。
これまで『国』『企業』が用意してくれたセーフティネットは、
これからの『私たちの世代』では全く機能しないでしょう。
あなたは、その準備を進めていますか??
確かに、今すぐ困る事はないかも知れません。
しかし、『何もしない』という事は、
ただ単に『リスク』を先延ばししているだけですよ??
そして、『先延ばししたリスク』というのは、
顕在化してきた時に『挽回不可能』になります。
もし、この記事を読んで気付いて頂けた方は、
具体的にスタートを切ってみてください(^_^)★
もしあなたが『スタート切りたい!』と感じられたら、
ぜひ勇気を持って一歩踏み出し、『お金のセッション』をご受講ください。
実際に、具体的な『スタート』を切る事で、
人生は希望に溢れて展開していきます(^_^)★
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