今日のテーマは、『資産形成(投資)成功の鉄則は、一発逆転思考をやめること』です。
本日(3月24日)付、
『日経平均株価』は、予想外の急反発を見せて、
前日比『+1,204.57円』で取引終了しました。
先日、
『これから市場変動幅は減少する』旨の発言をしましたが、
予測に反して、『粗い値動き』が継続していることになりますね。
興味深いのは、
これまで、連動する形で変動し続けていた日米両市場が、
最近では、その『相関性』が著しく失われつつあるということ。
実際、
日本時間で昨夜(3月23日)にあたる『米国市場』は、
『NYダウ平均株価』として、前日比『▲582.05ドル』で終了しています。
『逆』は成立するものの、
『日本市場』が『米国市場』に大きな影響を与える可能性は低く、
恐らく、今夜の『米国市場』は、また独立した値動きを展開すると考えます。
昨日は、
ドナルド・トランプ米国大統領が『無制限緩和』を公表したにも関わらず、
前述の結果ですから、落ち着きを取り戻すには、少し時間が必要かも知れません。
冒頭、
本日、『日本市場』が急反発した話題を取り上げましたが、
それでも、日経平均株価は『1万8000円台』をキープした値で、
2020年始からの下落率は『▲25%』程を記録します。
昨日の公式ブログの通り、
現状が『パニック』か『閉塞感』かは分かりませんが、
中長期的に見れば、現在の株価は『ミス・プライス』である可能性が高いです。
2週間ほど前の記事では、
『資産形成(投資)的観点では、今が仕込み時!』という話をして、
私自身、継続して、淡々と『株式市場』に資金投入し続けています。
ただし、
決して、間違って欲しくないのは、現在の株価がミス・プライスだからと言って、
余剰資金を『一括投入』するような『大勝負』には出て欲しくないという事です。
世の中には、
興味深い『調査』をしてくれている方々も多く存在しており、
その1つが、某日本経済新聞にて記事紹介されていました。
どういう調査かと言うと、
前述の『日経平均株価』が、前日比として『5%超下落』した日を起点に、
ちょうど『1年後』の運用リターンが、どのようになるかというものです。
具体的に、
上記『基準(前日比5%超下落)』を満たすイベント発生日は、
2008年以降の12年間で『21回』計測されたと言います。
*2020年3月に発生した『2回』を除く。
上記『21日程』において、
当日終値で『日経平均』連動の投資信託を購入した場合、
1年後に『プラス運用』を計上した回数は、実に『20回』に上るのだとか。
また、
『+10%』の年率2桁リターンをもたらした回数は『17回』を数え、
全対象『21日程』の平均リターンは、実に『元本比:+20%』です。
長期低迷してきた『日本経済』を考えれば、
年間リターン『+20%』は、魅惑的な投資リターンですよね(笑)
しかし、
この調査結果をもってしても、現在のミス・プライスされた市場に、
投資資金を『一括投入』する選択は、しないで頂きたいと考えます。
前述記事中でも、
70代・女性が、『300万円』を一括資金投入する事例がありますが、
70歳を超えた自らの親族に、このような『大博打』を打たせる勇気は有りません。
ご紹介したデータから、
『1年後』その投資信託が値上がりしている可能性はありますが、
並行して、現在が『底値』である保証も、まったく無いからです。
もし仮に、
私自身、余剰の『投資資金』を保有しているとしたら、
必ず、株式市場には『分割投入』するようにしますし、
クライアントさんにも、同様にアドバイスしています。
『ドル・コスト平均法』
『資産形成(投資)』をする人間であれば、誰でも知っている、
『基本中の基本』と言える戦略ですが、2020年を迎えた現在でも、
この『基本』を忠実に遵守できる人は、『一握り』に限られています。
もし仮に、
あなたが『バフェット』『ソロス』『ロジャーズ』に肩を並べる、
世界トップクラスの『天才投資家』であれば、その必要は有りません。
しかし、
自らの『能力』と『ポジション』を謙虚に判断する能力があれば、
『選択すべき方法』というものは、自ずと分かってくると考えます。
ただし、
その『有用性』が古くから確立・証明されたこの方法も、
1つだけ、大きな『デメリット(?)』を抱えています。
それは、
、
、
、
、
この投資方法(ドル・コスト平均法)が、
『資産形成(投資)』するには、恐ろしく『刺激』がないという事です。
一文字で言えば、『暇』です(笑)
基本的に、『資産形成(投資)』に取り組もうと考える人物は、
一部の『地に足が付いた』感覚の人間を除いて、
『ギャンブラー体質』な人間が多く存在することも、事実です。
そういった方々には、恐ろしく『受け入れられない』投資選択ですね。
前述の調査でも、
過去、『暴落(前日比5%超の下落)』が起こった対象日を含む月は、
『月1000億円超』の大型買い越しを見せる結果が散見されました。
要は、
『パニック』に起因してミス・プライスされた株式市場に対して、
個人投資家が『一攫千金』を狙って熱狂し、一括資金投入しているという事です。
前述のデータでは、
『1年後の売却』を前提に『投資リターン』を計測していますが、
現実世界では、『売却タイミング』はそれぞれの投資家による為、
これらの投資家が『利益』を得られているかは、完全に不明です。
むしろ、
玄人・素人問わず、上昇局面ではなかなか『売却』出来ず期をいっしてしまい、
下落局面では、早々に『退出』してしまうのが、『人間の性』というものです。
そう考えると、
機械的に算出された『データ』とは裏腹に、
『利益』を得ている人間は、予想以上に『少数派』であるかも知れません。
とても不思議な事ですが、
『経済的余裕が無い(保有資産が少ない)』方々に限って、
今回の事例に限らず、『一攫千金』を目指して『ギャンブル』を継続します。
最近では、
発売回数も計測不能レベルに増加し続ける『宝くじ』について、
その売り場の行列に、『お金持ち』が並んでいない事が、その証明です。
『株式一括購入』の場合、
勿論、『宝くじ』の事例よりは『マシ』だと考えますが、
根本的に存在している『思考回路』は、大きく相違ないかも知れません。
先ずは、『一発逆転思考』をやめること。
市場が変動しようが、凪が続こうが、
淡々と継続できる人間こそが、『資産形成(投資)』に成功します。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太