今日のテーマは、『金策に走り始めたら、個人も国家も破綻するサイン』です。
『お金』に関して、悩ましい問題の1つに、次の事があります。
『友人・知人、親族からの借金の申し出は、応ずるべきか、否か??』
この質問を聞いて、『ドキッ!』とした方もいるのでは無いでしょうか??
かくいう私も、このテーマについて悩んだ事は、人生に2度程あります。
理屈で言えば、
古今東西、偉人の方々が、様々な『名言』を残されている通り、
『他人に金は貸すな、友情とお金、両方とも失うから』が正論だと熟知しています。
が、
実際に、その場面に遭遇した方々なら分かると思いますが、
『現実世界』では、感情が絡む為、『理想論』程簡単では無いですよね。
もしかしたら、
このような場面に遭遇した際、実際に『お金』を貸してしまい、
上記の2つとも失った経験を持つ方も、居るかも知れませんね。
前述の通り、
私自身、人生で2度程、そういう場面に遭遇しましたが、
結論、初志貫徹で『お金』を貸さないという意思を貫きました。
自分としても、相当、苦しかった経験です。
それでも、
その時、初志貫徹で『お金』を貸さない判断をしたからこそ、
『お金』『繋がり』を、現在も失わずに済んでいるのだと考えます。
と言う訳で、
面識ない方々は当然ですが、直接繋がりのある友人、知人、親族の皆さん、
『井上耕太』は、人生において、誰にも『お金』をお貸しする事はありません。
お互いに『無駄な労力』になりますので、『打診』そのものをお控え下さい(笑)
何故なら、
『お金』に困っている方々に『お金』をお貸ししたとしても、
その方法では、決して、『根本的解決』には至らない事を知っているからです。
また、
一見、『お金』の問題のように見えることでも、
本質的には、『お金』が問題ではないことが、世の中には多々存在しています。
具体例を挙げれば、
多重債務により『自己破産』しそうな人物に『お金』を与えたとしても、
『本質』としての問題は、その人物の『お金の管理能力の無さ』なので、
一時的な『難局』を乗り切っても、何1つ解決していませんよね。
違う事例を挙げれば、
『自動車の運転能力』が無く、交通事故を起こしてしまう人間に、
『自動車』を新たに与えても、『新たな事故』を起こしてしまうのと同じです。
この事例では、
『そんな危ない人間に、自動車なんか与える方が馬鹿だ!』と憤る方々も、
こと『お金』というテーマになると、それと『全く同じ過ち』を犯してしまいます。
それが、『感情』が絡む『お金』という存在の興味深いところです。
『前置き』が長くなっていますが、
要は、『巨大組織(国家)』であれ『個人』であれ、
『金策』に走り始めたら、それは『破綻』へのカウント・ダウンだという事です。
その状況から、事態が改善する事は、極めて稀。
確率論で考えると、殆ど『不可能』なので、期待しない方が良いでしょう。
その典型的事例は、『私たちの身近』にも、確実に存在しています。
日々、
日本国の『公的年金』に関する話題が出ない日は無いですが、
先日も、少し興味を惹かれるテーマが、メディア報道されていました。
『厚生年金加入要件 2段階スライドで拡大予定』
ご存知の方は、いらっしゃいますか??
『厚生年金』自体は『会社員』の方々に対する制度ですが、
実質的な経済負担は『企業』である為、スルーしている方々が多いですよね。
具体的には、
現行制度で『厚生年金』の加入要件となる企業『従業員数501人以上』に対して、
2022年10月には『101人以上』、2024年10月には『51人以上』と、
『強制加入要件』を2段階スライドで順次引き下げるという法案です。
原則として、
『厚生年金』は、その保険料が『労使折半』で負担されており、
基礎年金と比較して支給が手厚くなる為、保険料が相応となり、
強制加入させられるとなると、企業経営を圧迫する可能性があります。
事実、
もしこの法案通り、2024年に『51人以上』へと基準引き下げとなれば、
新たに強制加入対象となる人数は、全国で『65万人』に上り、
その『保険料負担(企業サイドから見て)』総額は『1600億円』近くになる。
日本政府としては、
将来的に、この『企業要件』すら撤廃したいと考えているのが本音のようで、
もし実行されれば、従業員を雇った瞬間に『厚生年金』は強制加入となってしまいます。
正に、『金の卵を産む鶏』を、殺してしまうような政策です。
相変わらず、
政治家の先生方は、経営者としては『素人(*)』なので、
『物事の本質』をまったく理解されていないですね(苦笑)
*本来であれば、『国家』という超巨大組織の『経営者』であるので、
『経営の本質』が分かっていない事は『致命傷』のはずなのですが。
話を戻すと、
何故、日本政府がこのような『馬鹿げた年金政策』を続発するかと言うと、
『公的年金システム』自体が、『破綻』へのカウント・ダウンを始めているからです。
この状況で、もはや『起死回生』する事は出来ません。
ただ、ひたすら『延命措置(緩和ケア)』を進めながら、
『終焉の時』を待つしかないと言うのが『本音』です。
要は、冒頭から長々と『前置き』してしまった話なのですが、
節操なく『金策』に走り始めた今、年金制度が『機能回復』する事は有り得ません。
政治家の先生方は、その立場上、口が裂けても言えないと思いますので、
その代わりに、自由な発言ができる私が、お伝えさせて頂きたいと思います。
と言っても、読者の皆さんにとっても、これは『常識』ですよね??
では、何か『具体的な対策』をされているでしょうか??
こちらも、
常々申し上げている事ですが、『警鐘』は、常に鳴り続けています。
それに気付かないのだとしたら、あなた自身、
思考回路が『お花畑』になってしまっているのでしょう。
賢明な方々は、『具体的なアクション』を起こし、
あなたが想像するよりずっと以前から、着々と『準備』を進めています。
あなたは、どのように感じられるでしょうか??
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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太