今日のテーマは、『75年の時を経て今尚残る、敗戦国としての呪縛』です。
毎年8月は、『戦争』をテーマにした話題が多くなりますね。
某民間放送局でも、この時期になると軒並み、
『ドラマ』『ドキュメンタリー』等の特番が組まれています。
私自身、
何故か、『第二次世界大戦』については、幼少期から、
内から、強い興味が湧き上がる感覚を覚えていました。
なので、
毎年、この時期に組まれる特別番組については、
可能な限り視聴して、『真実』を知りたいと考えています。
2020年、
最も、インパクトのあった『新事実』としては、
私たちには『歴史的大敗戦』と伝えられてきた、
ガダルカナル島の戦いが、伝聞とは違ったこと。
それまで、
連戦連勝で領地拡大を進めてきた『大日本帝国』が、
この島における『大敗戦』を機に、一気に形勢逆転されてしまいます。
教科書上では、
この時、連合国軍の攻撃に対して、日本軍は防戦一方で、
勝機なく3万人規模の兵力を失ったと記載されています。
そして、
領土的優位性を持つ、ガダルカナル島を失ったことで、
東南アジアにおける制空権は、連合国軍支配へと傾倒していくのです。
しかし、
今年、初めて知ることとなった新事実では、この戦いにおいて、
大本営も『日本の知将』を送り込んでおり、勝利間近という戦局があったと。
元々、
『国力』としては、『絶望的な差』があるもの同士の戦いなので、
この戦いの勝敗如何で、第二次大戦の結果が覆るとは言いません。
ただ、
その行動自体は、非難されるものであったとしても、
『国を、子孫を守る』という思いから、命を懸けて、
戦い続けたことは、日本人としての誇りと考えます。
1945年8月15日。
第二次世界大戦の終焉から、『75年』もの歳月が経過し、
国民全体として、戦後生まれが『85%』を占めるまでになりました。
その状況で、
『戦争(第二次大戦)』は、私たちから益々遠い存在になりますが、
この経験を越えて、私たちの祖先は『命』を繋いで来てくれた訳で、
これからも、しっかりと『記憶』に留めておくべきだと考えます。
先ほど、
第二次世界大戦の『風化』について触れましたが、
私たちが、この経験を意識する必要がある理由は、他にも有ります。
それが、
今日のタイトルとしても採用しましたが、
『敗戦国としての(経済的)呪縛』です。
先日、
米国・財務省が公表したデータによると、2020年6月現在、
国外保有される米国債残高は7兆400億ドルを記録しており、
過去最高値(7兆800億ドル)に肉薄しました。
*現行の為替レートでは、日本円換算『約750兆円』となり、
世界一の債務大国・米国を象徴するほど、天文学的数字です。
現時点、
米国は、累積債務が『約20兆ドル』と言われていますから、
公表された数値が正しいとすれば『約3割』が国外保有です。
では、
前述の通り、日本円換算『約750兆円』の米国債を、
最も保有している国は、一体どこなのでしょうか??
この話の展開であれば、容易に想像できますよね。
そう、私たちが生まれ育った国、『日本国』です。
先日公表された同データでは、
日本国における、米国債の保有残高は『1兆2600億ドル』に上り、
現行為替レートで、日本円換算『130兆円』を超える巨額債務です。
そして、
日本国が保有する米国債は、『償還』の時を迎えても尚、
新たな買込みによりキャッシュ・アウト出来ない、曰く付きの代物です。
以前、
確か、宮澤喜一さんが首相だった頃だったと記憶しますが、
『米国債を売却したい衝動に駆られる』と発言したところ、
米国から『その発言は、宣戦布告とみなす』と恫喝されました。
相手のこの発言を見ても、日本国が保有する『米国債』が、
どのような『意味』を持つものなのか、分かると思います。
ここからは、私の憶測も含まれます。
今回、米国・財務省から公表されたデータでは、
日本国保有の米国債が『約130兆円』ですが、
この数字は『氷山の一角』であり、全てを正しく表していない。
敗戦後、
日本国は、ある一定期間、GHQによる占領政策を受けますが、
その後、朝鮮戦争の動乱も手伝ってか、ふわっと独立(?)させられます。
第二次大戦において、
あれだけ連合国軍に対して歯向かったにも関わらず、
この処遇は、冷静に考えてとても不思議な裁きです。
そこで、ある『推測』が成立します。
日本は、決して『独立』させてもらったのではなくて、
『独立風』にして、米国サイドへの資金供給システムを構築された。
要は、
『天皇制』を残し、『愛国心』を刺激することで復興支援し、
日本人がバリバリ、死に物狂いで、働いて稼いだ『お金』を、
『米国債』として消化する契約を秘密裏に得ているとしたら。
恐らく、
日本国が抱える『米国債』の総額は、『130兆円』程度では済みません。
『表』には決して出て来ない、『裏』の数字が存在している。
毎年8月、季節としては、とても好きな時期なのですが、
特別番組を視聴しながら、『敗戦国の呪縛』を意識させられます。
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『リアル』『オンライン(Zoom)』を並行して開催します。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太