今日のテーマは、『あなたは、これからも必要とされる人材ですか??』です。
『コロナ騒動』もひと段落してか、
昨日の『米国市場』、本日の『日本市場』とも反発して終わりましたね。
確かに、
『新型ウイルス』という事もあり、
また、死者も出ている状況ですが、
個人的には、『加熱報道』という感も否めません。
メディア耐性の低い『日本国民』が、一喜一憂するならまだしも、
ここまで、海外諸国が『加熱報道』を追随したのは予想外でした。
この辺り、
責任を、一手に押し付ける訳にはいきませんが、近年のSNSの発達も、
重要度の高くない物事の『加熱報道』を助長しているように感じます。
要は、
日本にしても、海外メディアにしても、
『注目』の集まり易い報道を、優先する傾向があります。
しかし、
果たして、その『注目度』というパラメータ(変数)が、
直接、『重要度』と関連するかは、大いに疑問だと思うのです。
よって、『コロナ騒動』の話題も、この辺りで切り上げます(笑)
ここから『本題』に入りますが、
最近、日本の『雇用情勢』の激的変化について、
実感させられる場面に、連続して遭遇しました。
1つは、先日、東京で行った既存クライアントさんの個人面談について。
内資系企業で働く、20代、女性の方の面談でしたが、
面談に臨む上の『事前アンケート』に回答して頂くと、
彼女の昨年の賞与額は『年間400万円』程でした。
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この数字を聞いて、皆さんは、どのように感じらているでしょうか??
恐らく、
多くの40代以降の『会社員』として働く方々は、
その金額の多さに、膝から崩れ落ちていると予想します(笑)
繰り返しますが、彼女はまだ、20代です。
営業職をされており、当然、『成績優秀者』であると分かりますが、
『内資系企業』でも、能力に応じて、そこまでの賞与を支給するまでになりました。
当然、
全体の『賞与原資』は変化していないか、減少している為、
『成績優秀者』が高水準の賞与をもらっているという事は、
一方で、支給額が減少している人間も、多数存在します。
興味を持ったので、彼女に人事制度について聞きました。
そすると、
ここ数年間で、『賞与』『昇級』に関する人事制度が激変し、
『能力』重視の評価体系へと『一変』してしまったのだとか。
例えば、
前述の『賞与』に関する評価で言えば、成績評価が一段階異なるだけで、
その支給額は、1ランク差『50万円』程も変化があるのだと言います。
いや、なかなかですよね。
職業柄もあり、
日常、比較的『オープン』にお金の話をする私ですが、
もしも、彼女と同じ環境で『会社員』をしていたら、
迂闊に『お金』の話など、出来ないと思います(笑)
上記の状況は、私が『会社員』をしていた頃から考えたら、想像できない事です。
以前も記載した通り、
私が『会社員』をしていた20代の頃は、支給される給与は、
『能力給』もあるものの、『年齢給』も同等のウェイトをしめていました。
つまり、
『年功序列』の給与体系が、まだまだ色濃く残っていたという事で、
これは、他の『内資系大企業』も、同じ環境であったと想像します。
しかし、
この『緩い雇用体系』が、近年、内資系大企業でも、
どんどん加速度増して、文字通り『大激変』していると感じています。
先日の報道では、
『第一生命』が、定年年齢を『65歳』へと引き上げると共に、
60歳以降の給与については、『貢献度に応じた処遇に改める』と公表しました。
この辺り、
大企業ならでは、上手く『オブラート』に包んだ表現になっていますが、
要は、『使えない社員』は給与を下げ、『使える社員』にはしっかり払うという事です。
また、
コンビニ大手のファミリーマートは『早期退職制度』の募集結果について、
企業サイドからの『800名』の募集に対して、
『1111人』の応募があったと公表しました。
これについても、
『オペレーション継続に重大な影響を及ぼす一部社員』について、
『本制度適用外とする』として、『86名』を除外していますが、
『必要な人間:86名』と『必要ない人間:1025名』を明確に区別しています。
非常に、分かり易いですよね。
コンビニで言えば、先日の東京ライフを過ごしている際、
やたらと『セルフレジ推し』の店舗が多く目についた為、
帰阪してから、本日、早速利用してみました。
そうしたら、、、、オペレーションも分かり易く、一瞬で会計を終えました。
大阪都心部に位置するコンビニだったのですが、相変わらず、
『長蛇の列』に並んでいる方々が、馬鹿らしく思えましたね。
恐らく、
一般的な『認知』が一巡すれば、一瞬で利用者が増加すると思います。
『コンビニ業界』の変化速度は凄まじく、
今月(2月)末には、こちらも大手コンビニ・ローソンで、
『レジ無し店』の実証実験が、神奈川県でスタートすると言います。
この店舗では、
『人』が介在するする仕事は、『品出し』等の一部業務に限定されて、
『人件費』という『不要コスト』は、最低限まで削減されています。
これまで、
『会社員』という職業、特に、『巨大組織』に所属する方々は、
一度、『システム』に組み込まれてしまえば、良くも、悪くも、
その『雇用環境』を保障される中で生きてきたと思います。
しかし、
そのような『時代錯誤の雇用体系』も、
ここ数年間の内に、急速に『変化』の兆しを見せています。
あなたは、本当に『価値創出』出来ますか??
あなたは、これからも『必要とされる人材』なのでしょうか??
なかなか、厳しい問い掛けかと思いますが、
大切な設問なので、一度、ご自身でも振り返ってみてください。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太