これからの人生も、『コロナ危機』を忘れてはいけない。

今日のテーマは、『これからの人生も、コロナ危機を忘れてはいけない』です。

 

 

騒動の最中において、このテーマは、未だ適切では無いかも知れません。

 

 

ただ、

 

 

個人的には、とても『大切』だと感じているので、書くことにします。

 

 

概して、

 

 

『人間』というものは、『忘れ易い』性質を持った生き物です。

 

 

SNSが教えてくれたのですが、ちょうど1年前の今頃、

私は、ハワイは、オアフ島にある『真珠湾』の資料館を訪れていました。

 

 

『日本人』であれば、誰もが知っている、

『第二次世界大戦』、米国への『宣戦布告』を実行に移した場所ですね。

 

 

それから4年後の『1945年』、

 

 

『大日本帝国』は、完膚無きまでに打ちのめされて『無条件降伏』しますが、

その当時であれば、再び、戦争しようと考える人間は、居ないと想像します。

 

 

しかし、

 

 

それから『75年』もの時間が過ぎ、当時を知る方々が少なくなると、

『戦争反対』に対する熱量は、必然、低下してしまっていますよね。

 

 

数年前、国連の『平和維持活動』に関して、

 

 

日本・自衛隊の『適応範囲拡大』に対する論争が巻き起こっていましたが、

私を含めて『一般国民』の関心度は、それほど高くなかったと記憶します。

 

 

それは、

 

 

『戦争』という体験・経験が、自身の『人生』の中に存在しない為、

前述議論に対する『リアリティ』が、欠如していた結果と考えます。

 

 

もしかしたら、

 

 

仮に、幼少期に『戦争体験』をし、困窮を極めた生活をしていても、

『70年超』もの期間が開けば、同様の反応だったかも知れません。

 

 

『忘却能力』

 

 

確かに、

 

 

『人生』を生きる中で、この能力が、非常に有効に機能する面も有ります。

 

 

誰しも、

 

 

一度や二度は、危険な目に遭った経験を持つと思いますが、

その体験・経験を、長年『リアル』に記憶し続けるとしたら、相当、厄介です。

 

 

例えば、

 

 

『生命の危機』に瀕するような事故に遭われた方が、『忘却能力』を失えば、

何年経過しても『恐怖心』から解放されず、家から出られないかも知れない。

 

 

『あらゆる物事は、時間が解決してくれる。』

 

 

様々な場面で語られる言葉ですが、

 

 

これは、『忘却能力』が為せる業であり、『真理』を得ていると考えます。

 

 

『本題』に入ると、

 

 

発生から『4ヶ月』が経過して、世界的な『感染拡大』にまで発展し、

『経済活動』を地球規模でストップさせてしまった『コロナ危機』も、

過去に、私たちが教科書で学んで来た『歴史的イベント』と同様です。

 

 

今現在は、

 

 

ほぼ全地球上の『経済活動』を麻痺状態に追い込み、

医療現場も『非常事態』に陥れていますが、将来的には、必ず『終息』します。

 

 

ただし、

 

 

その時、事態終息に対して、簡単に安堵してしまうのではなく、

可能な限り『記憶』に留め、この経験から『学んだこと』を活かす必要があります。

 

 

例えば、

 

 

『経済的観点』という1つの物差しで比較するとすれば、

同様の『国家的(世界的)危機』は、12年前の『2008年』に訪れました。

 

 

ご存知の通り、

 

 

それ以前から、世界市場にばら撒かれていた『時限爆弾』が、

米国不動産市場、突然の『大下落』により、一斉に『連鎖暴発』し始めます。

 

 

この時、

 

 

『Too big to fail』の言葉で形容される世界的金融機関も、

甚大な影響を受けて、『金融市場』は、一時的に『心肺停止状態』に陥りました。

 

 

要は、

 

 

トリガー(引き金)は違えど、現在と同様に『経済活動』が世界的にストップし、

『株式市場』は、世界全体の時価総額が一瞬で半減し、メルトダウンしたのです。

 

 

私自身、

 

 

当時は、比較的影響の少なかった『製薬業界』で社会人をスタートした為、

直接影響を受ける『製造業界』の友人の話を、『対岸の火事』として聞いていました。

 

 

既に、

 

 

その頃の『惨状』を、完全忘却してしまっている方も多いでしょうが、

当時は、通常状態で『24時間・365日』稼働し続けている工場が、

『週3から4日・限定稼働』するまでに経済循環が落ちました。

 

 

当然、

 

 

『製造業界』に籍を置かれていた方々などは、『会社員』という立場でも、

『給与』や『賞与』減額を余儀なくされた方々も、多かったと想像します。

 

 

場合によっては、『雇用』も、相当数が失われたことでしょう。

 

 

また、

 

 

前述の通り、『株式市場』『不動産市場』は一時的に崩壊しますから、

『過度なリスク』を取り、市場に資金投入していた方々も一掃された。

 

 

幸か不幸か、

 

 

私自身が『金融・経済』に対して、ようやく物心ついた時期は、

新社会人として、半年間に渡る『社内研修』を受けていた終盤、

世界的投資銀行・リーマン・ブラザーズが破綻した直後でした。

 

 

それ故、

 

 

約12年前、2008年に起こった『経済危機』について、

直接的な被害は受けていませんが、『ヤバさ』は、十分肌身に感じることが出来ました。

 

 

『コロナ危機』に話を戻すと、

 

 

先日、日本政府から、初めて、国民に対する『経済支援』が発表されて、

国民(現居住者)一律『10万円給付』の方針が示される事となりました。

 

 

個人的に、

 

 

自らの『活動自粛』、大都市圏での『休業要請』が継続する現状、

『10万円』は貰おうが貰うまいが、正直、どちらでも良いです。

 

 

当然、

 

 

『現金給付』される事は、国民として誰しも嬉しく感じるでしょうが、

この状況では『使うあて』が無いですし、無くて困るものでも有りません。

 

 

ただ、

 

 

この『10万円』という金額でさえ、切望する方々がいるのも事実で、

それを想像すると、自身の置かれた立場を、とても有り難く感じます。

 

 

昨日の公式ブログでも書きましたが、

 

 

ここまで、世界的に『経済活動』がストップした現在、

変に、足掻き続けるよりも、息を潜めて、淡々と生きる方が得策かも知れません。

 

 

事実、

 

 

『ロシア危機(国家デフォルト)』という大惨事が起こった際、

生き残ったのは、そのような『生き方』を選択した方々が、多かったのです。

 

 

少し、『無責任』かも知れませんが、

 

 

今回、『コロナ危機』を、経済的理由で乗り越えられない方々が、

一体、どうなってしまうのかは、私自身も想像がついていません。

 

 

しかし、

 

 

もしも、仮に、この『危機』を乗り越えることが出来たとしたら、

安堵するのではなく、次回への『具体的対策』を講じる必要が有ります。

 

 

何故なら、

 

 

『2008年』を経て、12年後の『2020年』に訪れたように、

『ブラック・スワン』は、私たちの人生に、これからも必ずやって来るからです。

 

 

簡単に、『忘却』してはいけない。

 

 

『危機』から、学びましょう。

 

 

そして、

 

 

『具体的(行動)改善』をして、次回に備える。

 

 

それを実行できる方だけが、人生の『主導権』を得られると考えます。

 

 

尚、

 

 

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最後になりますが、

 

 

新型コロナ・ウイルス感染拡大に伴う、事態の早期収束・終息と、

ご覧頂いている皆様のご健康を、心より、お祈り申し上げます。

 

 

井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

■詳細なプロフィールはこちら■
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