こんな『嵐の夜』に、投資家としてすべき事。

今日のテーマは、『こんな嵐の夜に、投資家としてすべき事』です。

 

 

日本時間では『昨夜未明』にあたるNY市場の暴落を受け、

日本市場も、今朝は想像以上の下落幅でスタートしました。

 

 

一時的に、

 

 

『日経平均株価』は前日終値比で『1000円超』の下落を見せ、

最終的には、『915円安』の終値『2万2590円86銭』で取引を終えました。

 

 

これは約半年ぶりに大きな下落幅で、

 

 

日経平均株価が『2万2000円超』を記録するようになってから、

1日で『1000円程度』下落することも、何度か出てきましたね。

 

 

節目となる『2万3000円』も早々に割り込む事になり、

一部の指揮者の中で射程圏とされていた、『2万5000円』も夢と遠退きました。

 

 

その中で思う事は、

 

 

つい数日前に世間を賑わせる事になった、

『東証取引障害』の日と、今回の『株価下落』が重ならなくて良かったという事。

 

 

これがバッティングしてしまっていたら、

『日本市場』も、今日どころでは無い『騒動』に発展していた事は確実です。

 

 

それでも、

 

 

今回の『ショック』で、特に『アジア』は大きな煽りを受けており、

台湾、中国、ベトナム、韓国市場に次いで、『日本』も大きな下落幅を記録しています。

 

 

普段、

 

 

『デイ・トレード』的な投資手法を活用されている方々は、

このように『日内変動』が大きな営業日は、大忙しになりますね。

 

 

『ショート』を仕込んでいた方々はウハウハですが、

『逆方向』に仕込んでいた多くの投資家は、

惨事に見舞われている方々もいらっしゃると思います。

 

 

その上、『レバレッジ』なんて掛けて取引していたら、もう最悪です。

 

 

『素人トレーダー』の方々は、会社員も多く含まれるでしょうから、

恐らく、そういった方々は、今日は『本業』そっちのけで対応に追われていたと想像します。

 

 

今回の世界的な株価下落について、

 

 

『俺は、この下落(暴落?)を予想していた!』的な方々も出てきますが、

そういった方々の話は、原則的に、真面目に聞いてしまってはいけません。

 

 

私自身、

 

 

最近も『市場から警鐘が聞こえる』旨の情報発信をしていましたが、

だからと言って『私は、このリセッションを読んでいた!』という気はさらさらなく、

常々申し上げていますが、市場下落の正確な時期は、世界の誰にも予想が出来ません。

 

 

確率論的に、

 

 

ある一定数の方々の主張が正確(かのように)当たる事は事実であり、

『宝くじ』に当たったからと言って、『宝くじ必勝法を編み出した!』とならないのと同義です。

 

 

繰り返しになりますが、

 

 

人間の人智を超えた、『神の見えざる手』によって動く市場が、

『個人の』『正確な予測』により支配できるはずが無いのです。

 

 

明日の市場は、誰にも予想できません。

 

 

明日は、明日の風が吹きます。

 

 

今日のような日は、いわゆる『嵐』ですよね。

 

 

このように『風』が市場を吹き荒れる日に、

『真の投資家』として、『取るべき行動』は一体何なのでしょうか??

 

 

それは、『何もしない』という事です。

 

 

この『答え』は、皆さんの『期待』を裏切るものかも知れません。

 

 

しかし、本当に、これこそが『真理』なのです。

 

 

『嵐』の日は、外に出ず、『家』の中に閉じこもり、じっとしている。

 

 

最近、

 

 

日本全国が天災に見舞われている中で、例が適切では無いかも知れませんが、

被害に遭われている方は、『嵐』の日に『外』に出て行動していた方々です。

 

 

『家』でじっと、『嵐』が過ぎ去るのを待っていた方々で、

その被害に遭われた方は、『例外的な事例』を除いて存在しないのです。

 

 

勿論、

 

 

話題にしている市場変動で、私の『ポートフォリオ』も、

今日時点で、一時的に下落しているのは当たり前のことです。

 

 

しかし、

 

 

ここでバタバタして『ポートフォリオ』『ポジション』を移す事は、

『愚の骨頂』であり、それをやってしまうと『傷口』が拡がり、『回復』は遅れます。

 

 

言葉を変えて表現すると、

 

 

そのまま『静観』していれば『自然治癒』したものを、

浅知恵で動かしてしまう事で、挽回不可能な『致命傷』にしてしまうのです。

 

 

10年前、2008年の『サブプライム・ショック』が起こった当時然り。

 

 

その後に起きた、『ユーロ危機』『ソブリンショック』然り。

 

 

その続きでインパクトは少し薄れましたが、『チャイナ・ショック』然りです。

 

 

もしかしたら、

 

 

『嵐』の日は、これから数日間継続し、

その被害からの復旧に、数ヶ月から数年程度要する事態になるかも知れません。

 

 

でも、

 

 

もしそうなったとしても、耐えるべき時にじっと耐え、

『天気』が回復したら『家』を出て、地道に、愚直にやり直していけば良い。

 

 

そのような『心の余裕』を持ちながら、

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

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