トリガー(引き金)は、『債権市場』から引かれるのか??

今日のテーマは、『トリガー(引き金)は、債権市場から引かれるのか??』です。

 

 

先日の公式ブログでは、

 

 

『バフェット指標が鳴らす警鐘、世界は、いつ弾けるか??』と題して、

改めて、世界の『株式市場』に漂い続ける『高揚感』についてご紹介しました。

 

 

現時点、

 

 

巷を賑わせている『コロナ騒動』で、一旦落ち着きを見せていますが、

世間が『冷静さ』を取り戻し、『リスク』に対する警戒感が薄まれば、

再び、『株式市場』は上昇に転じます。

 

 

しかし、

 

 

その『上昇』が、『実体(経済成長)』を伴ったものであるかは疑わしく、

この株価上昇期に形成された『歪』は、弾けた際に甚大な被害をもたらす。

 

 

歴史的に見ても『資本主義経済』は、

 

 

『バブル(株価上昇)』と『ショック(突発的な下落)』を繰り返しますが、

それを何度学んでいても、私を含めて、人間は『同じ過ち』を犯し続けます。

 

 

今回も、

 

 

『ベア(下落相場)』は突如として、いつか必ずやって来る事を知りながら、

『ブル(上昇相場)』が継続しているうちは、パーティーに居残り続けます。

 

 

この辺り、

 

 

『株式市場』に限らず、社会のに存在する『全市場共通』と考えますが、

理解しているつもりながらも、人間は『欲深い生き物』だと実感します。

 

 

『いつか』終わりが来るのは、知っている。

 

 

でも、その『いつか』は今日じゃない。

 

 

以前の公式ブログでもご紹介しましたが、私が好きな映画で、

嵐の松本潤くんが、ナレーション的に語る『セリフ』です。

 

 

その映画は『恋愛』がテーマでしたが、

『投資の世界』も、そのまま表現できますね。

 

 

このように、

 

 

『高揚感』が漂い続けている『世界(株式)市場』ですが、

昨年から『とある市場』において、ちょっとした『異変』が起こり続けています。

 

 

こちらについても、

 

 

以前、公式ブログで取り上げた事があるので、

記憶力の良い方は、覚えていらっしゃる方がいるかも知れません。

 

 

『とある市場』とは、『債権市場』のことです。

 

 

現在、

 

 

『経済の体温計』と表現される『米国:国債』への資金流入が加速しており、

その状況を見て、先週末の米国・株式市場は、続落して取引を終えました。

 

 

辛うじて、

 

 

『NYダウ平均株価』は『2万8,992.41ドル』と高水準を維持しているものの、

『PMI(米総合購買担当者景気指数)』は、6年4ヶ月ぶりの低い水準にまで下落。

 

 

『長期金利』の指標となる、

 

 

『新発10年物国債』の利回りは、一時的に『年率1.43%』まで下落し、

約3年半前に付けた、『年率1.32%』の過去最低値が意識されるまでになりました。

 

 

また、

 

 

『超長期』の指標となる『30年物(米国)国債』については、

その利回りが、一時的に『1.88%』を記録するまでに下落し、

こちらは、昨年8月に付けた『過去最低値』を更新しています。

 

 

この状況について、

 

 

『NEC(米国家経済会議)』のクドロー委員長は、

『米国経済ファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映していない』と強がりますが、

この言葉では、市場参加者(投資家)の『リスク懸念』は解消しないのが現実です。

 

 

『バンク・オブ・アメリカ』好評の速報値では、

 

 

世界の『債券運用ファンド』への資金純流入は、

特に、今月2月に入って『過去最高水準』で加速しており、

これが継続すれば『年間1兆ドル』にも達するペースです。

 

 

この数字、

 

 

『過去最高値』を記録した昨年(2019年)が、

『年間4810億ドル』だった事を考慮すると、

どれほど凄まじい数字であるかが分かりますよね。

 

 

基本的に、

 

 

『株式市場』と『債権市場(*時に、コモディティ市場)』の間には、

『反比例』の相関関係が成立しており、両市場は、相反する動きをしています。

 

 

つまり、

 

 

市場参加者(投資家)が『リスク好気』する場面では『株式市場』に資金が流入し、

反対に、『リスク嫌気』する場面では、『債権市場』に資金流入する構図になる。

 

 

ここ数年、

 

 

市場全体では『異次元』な動きが横行しており、どういう事かと言えば、

『株式市場』『債権市場』とも、多額の資金流入が継続する事態が起こっていました。

 

 

それが、直近では『債権市場』に傾きつつあるのです。

 

 

この動きには『アーリー・アダプター』となる投資家も反応していて、

未だ『高値圏』を継続しているように見える市場において、『警戒感』が強まっています。

 

 

昨日、

 

 

『市場下落のタイミングは、誰にも分からない』と述べましたが、

その言葉は間違いないながらも、『警戒感』を持つことは重要です。

 

 

字の如く、

 

 

『景気』は、人間の『気(感情)』から作られるものであり、

『実体経済』とは、必ずしも『一致』していない場面というのが多々あります。

 

 

このまま、

 

 

『債権市場』への資金流入(利回り低下)が継続・進行すれば、

今回はそれが、『株式市場』下落のトリガー(引き金)になる可能性もあります。

 

 

そういった事も理解しながら、

注意深く、『市場』をウォッチして頂けたら幸いです。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

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