不動産市場に仕込まれた『時限爆弾』、気付いていますか??

今日のテーマは、『不動産市場に仕込まれた時限爆弾、気付いていますか??』です。

 

 

SNS等で直接繋がられるいる方々はご存知のことと思いますが、

一昨日から、クライアントの皆さんと香港に来ています。

 

 

この時期、

 

 

香港は日本より暖かくて過ごしやすく、

天候にも恵まれてとても良い3日間を過ごしました。

 

 

ここ最近、

 

 

現地では『北京ダック』を夕食に選択する事が多かったのですが、

今回は、広島から参加されたご夫妻のリクエストで『四川料理』に。

 

 

私自身、

 

 

地元の名店があるのですが、気が付けば約2年ぶりの来店で、

久しぶりに、スパイシーな料理の数々に舌鼓を打ちました。

 

 

さて、

 

 

『井上耕太事務所:公式ブログ』は、

決して『旅行紀行ブログ』では無いので、早速本題に入ろうと思います。

 

 

先日、まだ日本に滞在していた時ですが、少し目を引かれる報道を見ました。

 

 

『国内不動産融資に過熱サイン 新規融資減速も、残高減らず

 

 

近年、

 

 

あまり知られていない事実ですが、国内不動産市場において、

金融機関の融資残高が『バブル期(1980年代)』水準並、

『過去最高』を更新し続けています。

 

 

既に、

 

 

金融機関サイドは『新規』での融資引締めを実行していますが、

当初予想していたよりも、『融資残高』は減らない傾向にあります。

 

 

記憶に新しい所では、

 

 

昨年、スルガ銀行による『シェアハウス不正融資問題』が発覚し、

業界全体が警戒感を強め、新規融資を控える方向へと動きました。

 

 

が、

 

 

実は、『新規融資』のスピードが減速しても、

『融資残高ベース』では昨年2018年末時点で増加していると言うのです。

 

 

日銀幹部内には、

 

 

『2018年春先に、不動産市場の警戒感を緩めたのは失敗だった』との声も有り、

秋まで堅調に推移した日本経済も、年末の株価暴落の影響で打撃を受けてしまいました。

 

 

大和総研の試算では、

 

 

2018年末、不動産融資の対GDP比は『14.18%』を記録しており、

長期のトレンドの指標である『11.66~14.04%』の範囲を超えた可能性が高いと言います。

 

 

勿論、

 

 

一指標のみを見て『バブル』だとは断言できませんが、

国内不動産市場の『現状』を客観視する、1つの指標であることは間違い有りません。

 

 

ところで、

 

 

先ほどは、さらっと記述させて頂きましたが、

『新規融資』を打ち切ったにも関わらず、

何故、『融資残高』が増加しているか分かりますか??

 

 

普通の感覚で考えたら、

 

 

新規融資をしなければ、『増加ペース』が減少し、

『融資残高』が減ることは有っても、増加することは考えにくそうですよね??

 

 

しかし、

 

 

『現実』には、上記のロジックと『真逆』のことが起きています。

 

 

どういう事か??

 

 

それは、

 

 

国内金融機関の『融資残高』がバブル期並みに上昇しているとしても、

当時(バブル期)と状況が違うのは、融資の『中身』が違うという事。

 

 

具体的には、

 

 

1980年当時は『短期売買』の土地転がしが市場のメインでしたが、

現在は、アパート・マンション経営の『長期融資』が殆どを占めます。

 

 

前述の通り、

 

 

バブル期は土地転がしの『短期融資』が市場のメインを占めましたが、

現在のそれは当時と性質が異なり、30年程かけて返済する融資がメインです。

 

 

少し考えれば分かりますが、

 

 

前者は『出入り』が激しいため、順調に資金循環している時は、

大きな『リターン』をもたらしますが、それが『逆噴射』すれば一瞬で終わります。

 

 

正に、

 

 

その変動を体験したのが、日本の1980年代、90年代で、

当時を経験した人の中で、『二度と不動産市場には戻らない』と決意した人も多いでしょう。

 

 

では、

 

 

現在の状況が好ましいかと言えば、そうとも言えず、

『少子(超)高齢化』の進む今後の日本を考えると、

需要・供給バランスの逆転現象が顕在化するのは『間も無く』です。

 

 

そうなった時、

 

 

『長期融資』の『返済難』が日本中で起こってくることが予想され、

『長期融資潜在リスク』とも呼べるそれは、ボディーブローのように効いてきます。

 

 

果たして、

 

 

その状況を迎えた際、『融資を受けた方々』は勿論のこと、

融資したサイドの『金融機関』も持ち堪えることが出来るのか??

 

 

現在、

 

 

日本各地で『不動産業界』は浮かれモードが続いていると思いますが、

その『宴』が覚める日も、私たちが想像するより『近い将来』かも知れません。

 

 

そういった事もしっかりと把握しながら、『資産形成』に臨みましょう。

 

 

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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。

皆さんに、直接お会い出来るのを楽しみにしております。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

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