今日のテーマは、『令和のマグロ初競り1億9320万円に、考えたこと』です。
新年がスタートして数日が経ちました。
もうすっかり、『正月モード』も抜けて来ていますね(笑)
個人的に、
この時期は、高校サッカー選手権を楽しみにしているのですが、
地元・岡山県代表が早々に敗退してからは、全くマークしていませんでした。
確か、
私たちの世代(20代、30代、40代)が子供の頃は、
正月期間中、スケジュール的にぶっ通しで開催していたこの大会も、
昨今の『休養規定』などの観点から、変更されてしまったんですね。
一週間後、
準決勝、決勝の開催が予定されるようですが、
残念ながら、両日共、既に仕事が入っている為、観戦が叶わなそうです。
かろうじて、
『箱根駅伝』は断片的に観戦することが出来ましたが、
2020年の年始は、恒例行事のスポーツとは縁遠く過ぎ去ってしまいました。
もう1点、
この時期の『恒例行事』としては、『マグロ初競り』が挙げられますよね。
『初競り』ならでは、
普段では、決して無いような『高値』で取引される為、
価格決定後は、各メディアで、大きな話題として取り上げられています。
特にここ数年、
メディア、報道機関の注目度も増しているせいか、
その宣伝効果も狙って、『初競り』のマグロには信じられない価格が付きます。
皆さん、今年(2020年)の取引価格を知っていますか??
なんと、驚愕プライスの『1億9320万円』です。
これから斜陽を迎える『日本経済』を考えれば、
大卒・新入社員の『生涯年収』にも匹敵する金額では無いでしょうか??
それが、『初競り』では『1匹』のマグロに対して支払われます。
今回、
取引されたのは『大間産クロマグロ』で、
重量『276キログラム』を考慮すると、『1キロ換算:70万円』の高額取引です。
過去最高額を記録した、
昨年(2019年)の『3億3360万円』からは42%ダウンですが、
それでも、『限度を超えた高額取引』であることには、変わりません。
当然の話、
普段の『マグロ取引』にここまで『大きなお金』が動く訳ではなく、
今回の取引では、『初競り』というプレミアムが取引価格を押し上げます。
中央魚類株式会社の発表では、
『クロマグロ』の取引単価は、通常『キロ:1万2000円(中値)』程度であり、
その基準値から考えると、今年の『初競り』価格は、『約60倍』にも匹敵します。
しかし、
『初競り』のクロマグロが、通常取引の『60倍』美味しい訳ではなく、
『美味しさ』という本質的価値の中には、価格『60倍』の正当性は見出せません。
それでも、
『1億9320万円』という高額を支払って競り落とした木村社長が、
とても喜んでいる事から考えると、『商売』としてきちんと成立しているようです。
この一連の流れは、とても『良い教材』になっています。
『ビジネス』における様々な場面において、
一見、私たちは『努力(労力)』と『収益性』に相関があると考えますが、
実際は、両者(努力・労力と収益性)に『相関関係』は成立していません。
要は、
あなたが提供するサービス・商品が何であれ、その収益性は、
社会からの『ニーズ』と、『需要・供給バランス』により決定しています。
この辺り、
西野亮廣さんがとても分かりやすい説明をされている文章があり、
『山頂の自販機のジュースは、何故、価格が高いのか??』を解説しています。
(*ここでは詳しく述べませんので、興味のある方は調べてみて下さい。)
話を『マグロ』に戻すと、
『初競り』の対象となった『マグロ』の捕獲に対して、
普段の『60倍』もの労力が掛かっているという事は、恐らく有りません。
つまり、
『マグロ』自体の本質的価値は、普段と全く変わっていないにも関わらず、
『初競りプレミアム』という付加価値こそが、『価格押上げ要因』となっています。
これは、非常に大切なポイントです。
人が『価値』を感じたものは、それを生み出す為にかかる、
『労力』如何に関わらず『取引価格』は高くなるという事。
特に、
『会社員』という職種に、長期間従事してしまうと、
単純に『労働』をすれば、『報われる』という価値観に陥ってしまいます。
これは、とても『危険』な思考回路です。
あなたが得る『収入』に関しては、本来は、
あなた自身が『労働』により創出した『価値』により、評価される必要がある。
決して、『労働』に対する『単純量』では有りません。
どうすれば、自身の労働により『価値』が創出できるか??
この思考回路こそが、最も大切です。
これまで、
日本人は『勤勉』という性質を武器に戦ってきましたが、
右肩上がりの経済成長がストップした社会では、その『常識』は通用しません。
2000年代に入り、
『労働』に関する常識も『潮流変化』しているので、
『新常識』となる思考回路を、早急にアップデートしていきましょう。
もう1つ、大切な事があります。
以前もご紹介しましたが、
フランスの経済学者トマ・ピケティ氏著の『21世紀の資本』に描かれる、
『r(投資リターン)>g(経済成長)』という、資本主義経済普遍の不等式です。
私たちの親世代(60代以上)は、
勤勉に『労働』に従事する事で、将来的に『経済的』にも恵まれると説きますが、
『私たちの世代(30代、40代以下)』では、その常識さえ全く成立しません。
確かに、
私も『労働』は尊いものだと考えていますが、経済的基盤を築くには、
『資産形成(投資)』というテーマを避けて、未来を生きていくことは不可能です。
皆さんも、
自分自身の『労働』とは切り離されて、
『お金』に働いてもらうという思考方法を身につけて頂けたらと思います。
今日は、『思考回路』のアップデートに関する話題について書きました。
『金融リテラシーを高めて、具体的に資産形成をしたい!』という方に最適なセミナーを、
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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに、直接お会い出来るのを楽しみにしております。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太