今日のテーマは、『先延ばししたリスクは、顕在化した時挽回不可能になる』です。
昨日から2日間、仕事で東京に来ています。
東京、神奈川、千葉、埼玉はじめ、
関東エリアのクライアントさんもだいぶ増えて来られました。
今回の状況の目的は大きく2つ。
新規の『お金のセッション』受講希望者の方々の面談と、
既存クライアントさんに向けた限定セミナーの開催です。
新たなクライアントさんとの出会いはワクワクしますし、
既存クライアントさんも、私との面会を求めてくれるのは嬉しいですね。
その方々の期待に応え続けられるよう、
自分自身も『新たな挑戦』をし続け、情報・経験もブラッシュアップして行こうと思います。
東京に来る前日の4月24日(火)は、
大阪で毎月恒例の『本気のライフプランセミナー』を開催していました。
今回の参加者の方々は、セミナー慣れしている方が多かったですが、
『今まで受講したものの中で、1番良かった!』と感想頂いたのは嬉しかったですね。
『本気のライフプランセミナー』は講義形式の一方通行ではなく、
自分自身のお金と向き合って頂く、『体験型ワークセミナー』です。
講師から一方的に情報を伝えられるだけでなく、
『自ら向き合う』ことで、『お金』に対するリアリティーが増していきます。
来月は『5月23日(水)』夜に開催しますので、
『具体的にアクション起こしたい!』という方は、ぜひご参加くださいませ。
■5/23(水)開催!『つみたてNISA』ポイントまるわかりセミナー■
*『本気のライフプラン:ワークシート』を活用したセミナーです。
今回セミナー参加して頂いた方々は、30代から40代前半の比較的若い方々です。
私自身が『資産形成』をスタートした20代もそうですが、
これくらいの年代では、まだまだ『前向き』な考え方をする方々も多くいらっしゃいます。
『前向き』という言葉自体は、良い印象を受けますよね。
ただし、
私がここで使っている『前向き』というのはそうではなくて、
むしろ、『楽観的』という言葉の方がしっくり来るかも知れません。
要は、
『資産形成』『お金』を考える時に、ポジティブに、
『お金持ちになりたい!』と考えて取り組む方々が多いということです。
しかし、
実際のその方の(現時点の)経済状況を見てみると、
思い描く『イメージ』と大きく乖離しており、とてもじゃないけど実現不可能なことが多々ある。
例えば、
本人は『東京大学、京都大学に入学するぞ!』と言っているのに、
実際の実力を見てみると、四則計算すらままならないという状況です。
違う事例で例えたら、
『甲子園で優勝するぞ!』と意気込む野球部が、
『キャッチボール』すら出来ない状態だということもできます。
どちらの事例にせよ、
本人たちの『理想』『目標』と、『現在地』の隔たりが大き過ぎて、
可能性はゼロではないですが、限りなく不可能な雰囲気が漂いますよね。
私自身、
20代で『資産形成』をスタートした際、もちろん『前向き』に考え、
『セミリタイア・経済的自由を達成しよう!』と考えて始動しました。
ただし、
私がそのレールに乗る事が出来たのは、自助努力に加えて、
『始動が早かった』『経済動向』『人との出会い』『経済的背景』等、
(アン・コントーラブルな)『プラス要因』があったことも事実です。
同年代やそれ以下の方々、20代の方々が、
『私と同じ資産形成が出来るか??』と聞かれると、『同じ事が出来る』という保証は出来ません。
でも、
だからと言って『じゃあ、何もしない』で通用する訳がなく、
『リスクを先延ばしする行動』をあなたが選択したとしても、
それが顕在化した時は、間違いなく『挽回不可能』な状態になるのです。
20代、30代、40代の『私たちの世代』。
『お金持ちになりたい!』というプラスの想いも大切ですが、
もっと地に足を付けて、『年金資金を自ら確保する!』という想いも重要です。
日本国の『財政悪化』という話題は度々取り上げていますが、
その『財政圧迫』の最も主たる要因は『社会保障費』の増大です。
『社会保障費』というと、一般の方々には馴染みが薄いかも知れませんが、
『年金』『健康保険』『福祉』に代表される、いわば国民の『セーフティ・ネット』ですね。
これらに関するニュースは、日々物凄い勢いで出て来ている為、
公式ブログで取り上げるスピードが全く追いつかないほどです。
『国民年金』『厚生年金』とも現時点での給付額平均は年々減少を続け、
それでも体質改善には追いつかず、『支給開始年齢引き上げ』が常にチラつきます。
一昨日、
財務省が『厚生年金』の支給開始年齢を『68歳』にする提案をし、
時期が悪く(森友問題で揺れる中)『大バッシング』を受けていましたよね。
確かに時期は良くなかったかも知れませんが、
それくらいしないと、『年金システム』の財政的に間に合わないという事です。
そもそも、
『高齢者』という言葉がさす定義自体を『70歳』とし、
年金支給開始年齢を引き上げようという、少し強引なイメージ戦略もありますよね(笑)
東証一部上場の主要企業全体で、
『年金システムを変更した・する予定』とした企業は3割に上り、
『定年引き上げ』『賃金カーブの変更』なども併せて現在、変動期に差し掛かっています。
『健康保険』の分野に目を移せば、
大企業の会社員の方々が加入し、全国に約1400ある『健保組合』は、
2018年度予算集計において、約6割の組合が『赤字』になる見込み。
さらに、
全体の『約23%』にあたる313組合は、
『協会けんぽ』の保険料率をすでに上回っており、『破綻』にあたる『解散』寸前です。
直近では、それぞれ約50万人、約16万人の加入者を抱える、
『人材派遣健保』『日生協健保』が解散を検討しており、
これらが実際に解散した場合の公費負担は『200億円』が見込まれます。
米国サブプライム・ショック前の2007年、
『1518』あった健保組合は、2018年現在では『1389』にまで減少。
今後、
2025年度には『380組合』が協会けんぽを上回る保険料率になると予測され、
この『健保組合』解散の動きが早まれば、一層、日本の財政は更に圧迫されていきます。
2025年。
団塊の世代が『75歳』を迎え、『後期高齢者』が最高割合に増加していく元年となる年。
『生活習慣病』が本当に保険適応を外れてしまうかわかりませんが、
それくらい、劇的な変化がなければ、『既存システム』は崩壊するということです。
少しずつ、伝わっているでしょうか??
確かに、日本全体で見たら、『準備』をしていない国民が大多数を占めます。
しかし、
『多数派』がいつも正解かというとそうではなく、
むしろ、長い歴史的を振り返って見ても、常に正しいのは『少数派』です。
あなたがどんなに若い年代であったとしても、
『年金問題』はあなたが考えるより、もっともっと身近な問題だと思うのです。
この記事のメッセージが響いた方は、ぜひ『具体的なアクション』を起こしてみてください。
『地に足を付け、年金対策の資産形成をスタートしたい!』という方に
最適なセミナーを、来月は5月23日(水)19:30スタートにて大阪・梅田で開催します。
■2018年5月23日(水)開催!つみたてNISAポイントまるわかりセミナーin大阪・梅田■
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今年(2018年)1月からスタートして有効な新制度、
『つみたてNISA』をわかりやすく解説するセミナーです。
『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております。
セミナーを受講する間でもなく、
『今すぐ、資産形成をスタートしたい!』という方は、
ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。
井上耕太事務所
代表 井上耕太