大阪が、大きく揺れた日に考えたこと②

今日のテーマは、『大阪が、大きく揺れた日に考えたこと②』です。

 

 

昨日の公式ブログでは、『大阪が、大きく揺れた日に考えたこと』という記事を書きました。

 

 

大阪、神戸はじめ関西地方に住まれていた方々は、

昨日の朝、久しぶりに大きな揺れを体験しましたよね。

 

 

大阪であの規模の地震が起こるのは、実に『阪神大震災』以来だそうです。

 

 

当時、私は10歳でした。

 

 

小学4年の時の市民マラソンを走った翌日の月曜日だったので、

自分の中では、かなり強い記憶として残っています。

 

 

それから『24年ぶり』、ほぼ『四半世紀ぶり』の出来事が、昨日起こっていたんですね。

 

 

それで、

 

 

昨日の記事の中でも書かせて頂きましたが、

その後、交通機関が止まっていた事を覗いて、関西地方は日常そのものでした。

 

 

なので、

 

 

『昨日の記事は、昨日の記事のこと』として、特別に考えることもなく、

『ある出来事』から感じた事を、徒然なるままに書かせて頂きました。

 

 

そうしたら!!!!

 

 

(昨日の)夜になって状況が変わってしまったので、

意図せず今日から『シリーズ』されてしまいました(笑)

 

 

ちなみに、明日も『大阪が、大きく揺れた日に考えたこと③』として書こうと思います。

*伝えたいポイントが多くなり、1記事にまとめられないからです。

 

 

昨日、公式ブログの記事を書いた時点と、夜の時点で、どんな環境の変化があったのか??

 

 

読者の方々は、わかりますか??

 

 

関西、特に大阪市内から北摂にかけてお住まいの方々は、わかりますよね。

 

 

そう、スーパーマーケット、コンビニから、

『水』『食料品』『非常食』といったものが姿を消したのです。

 

 

日本全国共通で、ちょっとした災害があれば直ぐこうなりますね(笑)

 

 

日中、街を歩いている時は、いつもと変わらぬ光景でした。

 

 

実際に生活している方々は分かるでしょうが、大きい揺れは朝方のみ、

被害も限定的で、本当にそれ以外は何もない一日だったのです。

 

 

それが、

 

 

これも『時代の流れ』だと思うのですが、

その後メディアやSNS等で『二次災害』を煽る発信が溢れ、

それに多くの方々が反応した結果そうなったと考えます。

 

 

『会社員』の方々が帰宅を終えられた20時以降くらいですかね。

 

 

家で日常使う『水』がストック2本になっていたので、

それを購入する為、最寄りのスーパーマーケットに向かいました。

 

 

決して小さな規模ではなく、都心部に近い大型店舗です。

 

 

そこに向かう道中から嫌な予感はしていましたが、

『まさか、世の中過剰反応していないよな』と思いながら向かいました。

 

 

そうしたら、案の定、多くの棚がきれいに空っぽの状態になっています。

 

 

『水』はもちろん、『カップ麺』『非常食』コーナーも閑散。

 

 

『惣菜コーナー』も、昨日は早々に商品は売り切れ、

(普段は、値下げシールが貼られるほど商品が残っているのに。)

『パン』といった数日間日持ちするものも売切れて、ありません。

 

 

私個人としては、

 

 

こういう事態でも『不要なもの』を持つことは嫌いなので、

無理をして、残された僅かな食料を買うことはしません。

 

 

ただ、

 

 

『水』だけは日常の生活にも必要になって来る為、

帰路の途中にある、コンビニを渡り歩きながら帰る羽目になりました。

 

 

それでも、凄いもので、どこに行っても『水』が売切れていて、無いんですよね。

 

 

『全く無い』という訳ではなく、

『500ml』ペットボトルなら、いくらか残っている店舗もちらほら、ある。

 

 

こんな時でも、『2L:100円』なら購入するのに、

『500ml:100円』の水は皆買うの嫌なんや、などと考えながら観察しました。

 

 

*その後、都会のエアーポケットのような場所にあるコンビニで、

 無事『水』を発見でき、『2本』だけ購入して家路につきました。

 

 

このような事態を目の当たりにして、考えたこと。

 

 

今日の記事では、2つだけご紹介したいと思います。

 

 

①『リスク』を正しく評価しよう!

 

 

私の視点から見て、昨日の光景は、

世間の皆さんが、『リスク』に対して明らかに『過剰反応』した結果だと思います。

 

 

『物余り』の現代日本において、果たして、食料を溜め込む必要性はあるのでしょうか??

 

 

私がこのように質問する時は、往々にして、『無い』事を意味します。

 

 

毎日、それこそスーパーマーケットやコンビニ店舗、飲食店等から、

数十万人から数百万人分の『食べ物』が廃棄されている国、日本。

 

 

そのような状況において、

 

 

例え、本当に『大震災』がやってきたとしても、

『食料』に困って『餓死』する事など、到底考えられない。

 

 

自身で備蓄している食料がなくなれば、

該当エリア外から送ってもらう事も可能かもしれないし、自ら出向けば良いかも知れない。

 

 

この街(大阪)には全ての住民をカバーしても余りある『食料』があり、

何も起こっていない状況から、我先に買い漁るのはフライングも良い所。

 

 

そもそも、

 

 

もし仮に大震災で被災したとしても、

行政やボランティアの方々が行ってくれるであろう『炊き出し』があれば、死にません。

 

 

普段は、

 

 

『ダイエット』『ファスティング』などで食事制限しているにも関わらず、

こんな時、過度にパニックに陥り行動する事は、得策では無いと考えます。

 

 

皆さん、『リスク』を正しく評価していますか??

 

 

②日本人の『デフォルト戦略』に、決して『思いやり』は無い。

 

 

少し冷たいように感じるかも知れませんが、これは事実です。

 

 

日本人は『思いやり』のある国民性だと言われますが、

ある著名な方の民族性調査でも、それは間違っていることがデータとして出ています。

 

 

仮に、

 

 

日本人全体が『思いやり』がある国民性であれば、

昨夜の大阪のように、『水』『食料』が売り切れ続出になる事があるでしょうか??

 

 

前述もしましたが、

 

 

現代の日本では『食料』は過剰に共有されており、

そのエリアに存在している『食料』は、住民をカバーしても余りある量が存在しています。

 

 

つまり、

 

 

その事を認識して、しっかり『リスク』把握して行動すれば、

『買い貯めないと、足らなくなる!』といった『ゼロ・サムゲーム思考』は無いはずです。

 

 

それが、実際には『水』『食料』とも売り切れ続出の事態になっている。

 

 

『自分に必要な水は2本だから、あとは他の方に譲ろう。』と考える人は、

皆無と言わないまでも、ほとんど存在していなかった、という事ですよね。

 

 

結局、

 

 

『有事』になれば、その人の本性が如実に表れてきて、

『自分だけが、自分の家族だけが助かれば良い!』という思考回路になってきます。

 

 

ここで、

 

 

決して間違って伝わって欲しく無いのは、

私は、『その思考回路が良くない!』などと、善悪を語るつもりは全くないこと。

 

 

要は、

 

 

『事実が、そうである』という事を、ただフラットに確認したいだけです。

 

 

この事から、何が伝えたいのか??

 

 

幸いなことに、現時点で大阪は大きな余震もなく、

昨日の朝以降も、何も被害なく、平穏・平和な日々が続いています。

 

 

しかし、

 

 

『有事』は決して天災だけでなくて、『経済』の分野でも起こり得ますよね。

 

 

『南海トラフ大地震』は、私たちの生涯で経験するかわかりませんが、

『日本の経済危機』は、それより遥かに高い確率で遭遇します。

 

 

そんな時、あなたは自らとその家族を守る事が出来ますか??

 

 

仮に『有事』が発生した際、

 

 

日本人の『デフォルト設定(脳内初期設定)』から考えて、

間違っても、『誰か(赤の他人)』が助けてくれる事はないでしょう。

 

 

それは、昨日の出来事からも明らかになっています。

 

 

皆、『有事』においては自分が最も可愛いですし、

仮に、『水』が足りない状況になっても、

『水、分けましょうか??』なんて親切な人はほとんどいません。

 

 

その状況においては、『自ら』が『自分』を守るしかないのです。

 

 

事実、

 

 

日本の『社会保障システム』が崩壊の一途を辿っているのは明らかですが、

将来、『裕福な人』と『経済困窮者』が存在する世界が訪れても、

私自身は、後者の方々を助ける気持ちにはさらさらありません。

 

 

『サイン』は常に出ていましたし、『チャンス』は誰しも平等に存在していました。

 

 

そんな中で、

 

 

『きちんと準備を進めた人』が『何もしなかった人』を助けるのは、

そちらの方が間違っていると考えるのは、私だけでしょうか??

 

 

昨日の経験を通して、日本人の『デフォルト戦略』が再確認出来ました。

 

 

『天災』ももちろん怖いですが、『経済リスク』も然りです。

 

 

『有事』が訪れた時、あなたは、『自力』で乗り越えるだけの経済基盤を築いていますか??

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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