新興国で燻り続ける、『通貨安』の火種。

今日のテーマは、『新興国で燻り続ける、通貨安の火種』です。

 

 

国民的大スター『安室奈美恵さん』のラストライヴが開催されていますね。

 

 

『25年間』という活動期間に終止符を打ち、

明日、2018年9月16日に引退されます。

 

 

『25年前』となると、現在34歳の私はまだ『9歳』、

学生時代から、ずっと『トップスター』だった記憶しかないですね。

 

 

恐らく、

 

 

私と同年代、30代、40代の方々が特にど真ん中世代で、

それぞれの時代に応じて、彼女のヒット曲の記憶があると思います。

 

 

私自身、

 

 

野球に没頭していた中学時代、高校時代のイメージはあまり無くて、

社会人になってから、再び聞き始めて、抜群の歌唱力に驚きました。

 

 

間違いなく、『日本一の歌唱力を持つ女性』だったと考えています。

 

 

まだまだ『40歳』と、引退する年齢には全く思えませんが、

『人』の注目を浴びるという事は、それだけ『神経』もすり減らしていたという事。

 

 

世の中、あらゆる物事は『プラス・マイナス0』だと考えていて、

何かを手に入れるのに、『何も失わない』という事は不可能です。

 

 

安室奈美恵さんをはじめとした『大スター』の方々も、

一般人には『華やか』に見える大きな成功の裏側で、

それと同等の『大きな何か』を失い続けてきたのだと思います。

 

 

『年齢』以上に、『命』の消耗は、早い。

 

 

そう考えていくと、彼女が活動した『25年間』という期間は、

途轍もなく長い期間で、四半世紀、彼女は戦い続けてきた事になります。

 

 

この事は、一傍観者として、ただ単純に『凄い』としか表現出来ません。

 

 

いや、どんな言葉を使っても『チープ』になってしまいますね。

 

 

本当に、『お疲れ様でした』としか言いようがなく、

人生が終わる訳ではないですが、暫く、ゆっくり休んで欲しいと思います。

 

 

ここまで書いてきて、今日の記事の内容とは、全く関係はありません(笑)

 

 

ただ、

 

 

一個人の『日本人』として、この『国民的出来事』に触れずにはいられなかっただけです。

 

 

久しぶりに長い『前置き』を終えて、ここから『本題』に入ります。

 

 

話はガラッと変わりますが、約1ヶ月ほど前、

『トルコ』を震源地として、途上国の『通貨安ドミノ』が発生したのを覚えていますか??

 

 

この公式ブログでも、何度か記事として取り上げました。

 

 

震源地となった『トルコ』本国では、自国通貨『リラ』が、

1営業日(24時間)以内に『約25%』ほど下落するという大惨事を経験。

 

 

*実際には土日を挟んでいたので、厳密な『24時間以内』ではないです。

 

 

対米ドルでジリジリと下げ続けていた通貨価値も、

このショックを受けて、年初来『40%下落』という事態に陥ってしましました。

 

 

しかし、

 

 

まだまだ『経済不安』『政治不安』は根強く残る中でも、

発端の『トルコ』は、中央銀行が政策金利を大幅に増加させた事などで、

対米ドルでの『通貨価値』下落が一服を見せ、小康を保っています。

 

 

これに対して、

 

 

その『リスク』が飛び火した新興国市場では、

『震源地(トルコ)』以上の大きな動乱が起こっているのをご存知でしょうか??

 

 

以前の公式ブログでも書きましたが、

 

 

国際情勢に不透明感が立ち込めている時、

『政治・経済不安』『経常収支マイナス』『対外債務が大きい』

このような要素を持った国の『通貨』は売られやすくなります。

 

 

今回、

 

 

それが顕著に現れてきているのが『南米』で、特に、

『ブラジル』『アルゼンチン』では深刻な経済危機が起こりつつあると言われています。

 

 

例えば、

 

 

アルゼンチンの通貨『ペソ』は、対ドルで前日から2.4%下げ、

『1米ドル=39.1ペソ』で9月13日の取引を終了。

 

 

対米ドルで、年初からの下落率は『約52%』まで拡大しています。

 

 

また、

 

 

『ブラジルレアル』は、同じく9月13日の取引を、

前日から1.2%下げた『1米ドル=4.2レアル』で終了し、

2016年1月以来、約2年8ヶ月ぶりに最安値を更新しました。

 

 

こちらも、対米ドルで、年初来『21%』の下落を示しています。

 

 

これを受けて、両国では深刻な『インフレ』による『物価上昇』が発生。

 

 

*実際は、『インフレ』で起こるのは『通貨価値下落』で、

 それに伴い、相対的に『物価上昇』が起こっているように見えるだけです。

 

 

更に、アルゼンチンは、

 

 

7月時点で、年初来『30%』を超えてきた『インフレ率』は、

8月になっても勢いそのままに上昇し、3.2%上げて『34.4%』に。

 

 

今後も上昇は止まらず、年内には『年率40%』に達すると言われています。

 

 

経済が崩壊した『ベネズエラ』『プエルトリコ』程ではないですが、

1年間でこれだけ『物価上昇』が起これば、たまったものではないですね。

 

 

もちろん、これを受けて、国民生活も打撃を受けて、逼迫し続けています。

 

 

加えて、

 

 

今年を超えても、その状況は改善しないと見られ、

ブラジルでは10月に控える大統領選挙に向けて、

強硬派の『ボルソナロ下院議員』が現在、トップを走ります。

 

 

彼が大統領に当選した場合に備えて(?)、

 

 

ブラジル市場では『財政の持続可能性』についての懸念が強まり、

自国民が『レアル売り』を率先しているという最悪な状況です。

 

 

両国の動乱が治るのは、暫く、先の話になりそうですね。

 

 

日本では、『国民的大スター』が引退する歴史的な日であるものの、

『経済』としては比較的安定し、『穏やかな空気』が流れています。

 

 

しかし、

 

 

常々ご紹介している事ですが、『世界』に目を向ければ、

日々、深刻な状況に陥っている国、地域が存在しています。

 

 

自身の経験だけから判断して、『平和ボケ』しないよう、

常に思考回路を働かせ、『市場』をウォッチしていきましょう。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

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