正常化するためには、一度、『リセット』が必要★

今日のテーマは、『正常化するためには、一度、リセットが必要』です。

 

 

今日のタイトルにも、少し説明が必要かも知れません。

 

 

『正常化』『リセット』

 

 

勘の良い方々は『ピンッ!』と来るでしょうが、

これらは、『日本経済』について述べている内容です。

 

 

私の公式サイトブログでは取り上げることの多いテーマですが、

『日本経済』は、今や『悪化』の一途を辿り続けています。

 

 

そして、

 

 

それは一朝一夕に解決することは決してなく、

少なくとも今後数十年間は、長ければ100年以上も苦難の時代が継続すると考えられます。

 

 

ただ、

 

 

『苦難』と言っても、それは直近数十年の黄金期を『基準』としての話で、

世界全体から見たら、日本よりも貧しい国々は多く存在すると思いますが。

 

 

しかし、

 

 

20代、30代、40代の『私たちの世代』が、

生まれてからこれまでの人生で経験したような、

『経済大国』としての『生活水準』『社会保障』は、確実に望めなくなるでしょう。

 

 

その『小さなサイン』は、日々の報道で少しずつ出てきている事は、

これまでのブログ記事でもお伝えさせて頂いた通りです。

 

 

『日本』という国の財政悪化も、海外諸国同様、

何か1つの原因に起因するものではなく、複数の要素が絡まり合って形成されていきました。

 

 

とは言うものの、

 

 

戦犯とも言える『大きな理由』も確実に存在し、

それは、なし崩し的に延々と継続する『特例国債』の発行でしょう。

 

 

『特例国債』

 

 

一般的には、『赤字国債』と表現した方が馴染みがあるかも知れませんね。

 

 

最近(と言ってもここ数十年継続していますが)では、

『赤字国債』を発行することすら、もう『常識』のように扱われていますよね。

 

 

でも、

 

 

実際、国家財政では単年度の『一般会計』は、

前年までの税収の範囲で賄っていくことが大原則です。

 

 

これは『個人レベル』の経済活動に当てはめたら当然のことで、

自身が得た『収入』以上に散財していたら、直ぐに債務超過に陥ってしまいます。

 

 

もはやこちらの方が『意外』に感じますが、

財政法第4条では次のように規定されており、『国債発行』を原則として禁止しています。

 

 

『国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。』

 

 

つまり、

 

 

『赤字国債』の発行は、本来であれば、1円でも発行した時点から『違法』なのです。

 

 

しかし、

 

 

一度手を出してしまった『禁断の果実』からは手を引きにくく、

その甘い蜜を知ってしまったら、麻薬のような中毒性にとらわれます。

 

 

現に、それを地で行くのが我らが『日本』という国の財政で、

GDP比較の債務超過率は、ぶっちぎりで世界トップ集団に位置しています。

 

 

戦後復興から一気に『経済大国』へとのし上がり、

『(超)少子(超)高齢化』が急速に進んだことも、もう1つの要因ですね。

 

 

国民全体に占める人口構成は急速に崩れ、

人口ピラミッドは、今や、形容のしようが無いほど『歪』な姿を形成しています。

 

 

私が、『今後、数十年から100年、日本財政は改善しない』と言う理由はここで、

この『人口ピラミッド』の調整には、其れ相応の『時間』が必要と考えるからです。

 

 

『時間』はどうやってもコントロールできない領域ですから、

この流れは、誰であったとしても抗えるものではありません。

 

 

『人口構成』が歪なバランスになっているのであれば、

それが調整されて、ピラミッド型に戻るまで、『早送り』は出来ない訳です。

 

 

上記のような観点から、

 

 

私は、『日本の財政』が正常化するためには、

一度、完全に『リセット』するしか方法はないと考えています。

 

 

『リセット』というとなんだかゲームの感覚のように思えますが、

現実には『大きなインパクト』を秘めたイベントが起こり、

一瞬にして、『常識』が覆されるような場面がやってくると考えます。

 

 

私たちは『平和」な時代を生きてきたので実感がありませんが、

事実、世界では往々にして、そのようなイベントは多々起こっているのです。

 

 

ただ、

 

 

報道が統制されていて、それらの情報が入って来ないか、

入って来たとしても、意図的に一瞬で流されてしまっているだけです。

 

 

例えば、

 

 

第二次世界大戦終戦直後の日本国家は、

全国主要都市は焼け野原にされ、戦争で積み上げた多額の『国債』を抱えるだけの国でした。

 

 

この壊滅的な状況から、『リ・スタート』を切る為、

国民資産を没収する形で対応した事は、知る人ぞ知る所です。

 

 

現在、日本財政の悪化状況は、戦後を超える水準です。

 

 

この状況に気づいて、自ら独立して『資産形成』し、

日々、着実に『準備』を進めている方々がいらっしゃいます。

 

 

その反対に、

 

 

『小さなサイン』に気付く事なく、若しくは、気付かないフリをして、

何も『準備』をせず、その日暮らしを繰り返している方々もいる。

 

 

『前者』が救われて、『後者』は自己責任で困窮する。

 

 

正に、『アリとキリギリス』。

 

 

両者の『行動』が正当に報われて、

両者相応の『結果』が返って来ることを、私は『公平』だと考えます。

 

 

果たして、『リセット』すべく出来事が起こった時、

皆さんは、どちらのサイドに属してるでしょうか??

 

 

しっかりと『準備』し、リスクを『国家』と切り離していますか??

 

 

それとも、

 

 

大きな流れに翻弄され、経済的困窮を極めるでしょうか??

 

 

どちらの道を選択するにせよ、それは個人の自由だと思います。

 

 

しかし、

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
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