今日のテーマは、『迷走する消費増税、リミットまであと4ヶ月』です。
公式ブログでは何度か取り上げて来たテーマです。
『消費増税』が計画通り実行されるまで、あと『4ヶ月』を切りました。
にも関わらず、
これまで、実際に『増税』が行われて来た局面と比較して、
どことなく、社会全体に『リアル』な雰囲気が流れていないですよね。
もしも、
本当に実行されるのであれば、実務上大きな課題となる、
『軽減税率』等の課題も、マスメディアを中心に、もっと賑わして良い。
ただ、
現実としては、そのような課題が話し合われる場面は殆どなく、
未だに、芸能人、著名人のゴシップネタばかりが世間を賑わしています。
むしろ、
『消費増税』というテーマに関しては、懐疑的な見方も多く、
『本当に、実行するの??』と感じているのは、私だけでしょうか。
事実、
先日の参院決算委員会の場でも、麻生財務相は、
同じ自民党内に『消費増税凍結論』がある事を認める発言をしています。
これは、
今回10月に予定される『消費増税』を延期するというものでは無く、
そもそも、『消費増税案』そのもの廃止してしまおうというものです。
麻生財務相自身、この意見に対して、肯定も否定もしていません。
現実問題、
2019年1─3月期GDP(国内総生産)速報値は『プラス』を維持したものの、
『個人消費』『設備投資』は、継続して弱いままで、『経済腰折れ』は明確です。
何故、
『GDP(国内総生産)プラス成長』を維持出来ているかと言うと、
それは、『政府支出』を積極的に増やす事で、意図的に作り上げているから。
要は、『自作自演』ですね。
第二次安倍政権発足以来の6年超の期間、『積極財政政策』が展開されますが、
麻生財務相は、『(今後も)財政緊縮という方向ではない』と答弁しています。
『行けるところまで、行く』という宣言でしょうか。
ただ、
現実社会は、既に『疲弊』の色が濃くなって来ていて、厚生労働省発表、
『毎月勤労統計』では、4月期速報値で4ヶ月連続の『マイナス』を記録しました。
数字を挙げると、
1人当たりの現金給与総額(名目賃金)は、前年同月比『0.1%減』ですが、
物価影響を加味した『実質賃金』については『1.1%減』と、『体感レベル』になっています。
また、
先月も話題に取り上げた『景気動向指数』も、4月の景気判断が発表され、
『景気後退』の可能性が高いことを表す、『悪化』を2ヶ月連続で記録しました。
確かに、
『米中貿易摩擦』等に由来する『海外経済の停滞』という外部要因も有りますが、
『そもそも論』としての、『個人消費』『国内設備投資』の減速感は否めません。
大前提として言えば、
仮に、計画通り『消費増税』が2019年10月に実行されたとしても、
『経済活動が減速しない』という仮定でも、増加する税収は『年間2兆円』程度。
明るい方は分かると思いますが、
この数字は、日本国の『一般会計』における、
『歳入・歳出』の年間ギャップ『約40兆円』に対して、『焼け石に水』です。
つまり、『効果』はほとんど望めないという事。
対して、
『消費増税』による『景気腰折れ』は、誰しも明確に予想し得ることで、
『果たして、そこまでしてリスクを取るべきか??』と考える方が自然です。
私自身、
遅かれ、早かれ『日本経済』は苦難の時代を迎えると考えていて、
それは『大きな流れ(人口減少、少子高齢化)』を考えればしょうがないことです。
そして、
『消費増税』は、それに至る過程を幾分緩やかにする(?)か、
スピードを維持したまま、『目的地』に到達させるかの違いでしか無いと考えます。
2019年10月、本当に『消費増税』が行われれば、
その前後で『日本経済』の景色が変わってしまうほど、『景気減速』は明確になる。
私たちの生活にも直結するテーマなので、
ここから4ヶ月、しっかり注目してその動向を見守っていきましょう。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太