『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★
今朝、また興味深いニュースが出てました(^_^)
『ウォール街の報酬、25年で倍増』
米労働省労働統計局のデータによると、
投資銀行バンカーと証券マンの給料・ボーナスを合わせた報酬は、
1990-2014年のインフレ調整後でも117%増えて14年は26万4357USD(約2860万円)。
一方、その他の業種は21%増加の5万1029USD。
報酬の伸び率の単純比較では、バンカーの5分の1程度です。
一時期と比べると、
ボーナスの減少傾向を嘆くバンカーも多いようですが、
それでもやはりしっかり貰っていますね(^_^)
それが特に金融の中心地ニューヨークでは顕著なようで、
証券業界従業員の2014年報酬は平均40万4800USD。
業界平均が『約5,000万円』という驚きの数字です。
ところで、皆さん、何で彼らが高額報酬か理解してますか??
確かに、彼らは世界中から優秀な大学を卒業して、
ウォールストリートに挑戦をしてきます。
そんな知能指数の高い彼らだからこそ、
一般市民よりも高い投資リターンを得ていて、
それに対する正当な報酬を得ているのでしょうか??
僕は、そうは感じません。
実際、昨年のヘッジファンド業界の平均リターンは『年率0.5%』程度です。
『絶対利益追従』と言われるヘッジファンドでこの数字。
決して『ゆうちょ』のスーパー定期の利率数字じゃないですよ(笑)
市場がコケたら、普通に彼らもコケてる。
『金融のプロ』とか言うてても、その程度のもんです。
じゃあ、何で??
最も大きな理由は、金融・証券業界が、
『売り逃げOK』な業界であることが挙げられます。
利益を上げられない時は手数料ビジネスに徹する。
バブル期は、しっかり利益から報酬を要求する。
少し前の記事で『THE BIG SHORT』という映画を紹介しました。
俗に言う『リーマン・ショック』の舞台裏を映画化したものです。
その中でも、少しそれが描かれているシーンがありました。
『サブプライム』という信用度の低い下層の人々に、
『住宅ローン』を貸すなんてヤバいことは皆わかっていた訳です。
それに付随して作られた『CDO』というイカサマ商品と、
その保険にあたる『CDS』を保有することなんて論外です。
でも、投資銀行・証券・保険業界の奴らはやめなかった。
なぜなら、『一時的に儲かるから』です。
彼らの報酬は、その時々での『利益』相応で決まります。
もしも後々ヤバいことになっても、今、最大利益を貰っておけば良い。
映画にもそのシーンが描かれていて、
『サブプライム』のヤバさに気付いた人が詰め寄るシーンがあります。
その時、バンカーが発する言葉が、
『どうせ、その時俺はいないでしょ?』です。
この業界では、『売り逃げ』が許されます。
バブル期は自ら仕掛けてしこたま儲け、
ヤバくなったら伝家の宝刀『公的資金注入』で救済です。
『米司法当局の要求で、
米住宅ローン担保証券(MBS)の扱いを巡る調査を決着させる為、
ゴールドマンサックスは51億ドル(約5500億円)を支払う。』
今朝のニュースでこんな記事も出てましたが、
こんなもん、彼らが得た利益の『氷山の一角』にもならん。
こんなことが延々と許され続けるから、
今後もバブルと崩壊はずっと続いていきます。
外資系金融マンの方の中には、
自身の理性との整合性がとれず業界を離れていく人もいます。
『プロに任せれば安心』
そうやって思考停止をすることなく、
僕達はこれからも勉強を続けていく必要がありそうです(^_^)★
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