香港で増加する『マクドナルド難民』に考える事。

今日のテーマは、『香港で増加するマクドナルド難民に考える事』です。

 

 

今朝、CNNで興味を惹かれる報道が出ていました。

 

 

『香港で増加するマクドナルド難民、夜間に店舗で眠る人が5年間で6倍増加』

 

 

日本でも、数年前に『ネットカフェ難民』なる言葉が話題になりましたよね。

 

 

『派遣社員』『フリーター』といった非正規雇用の方々が増加し、

そういった方々は収入レベルが低く、人間的な生活水準を維持できない。

 

 

『衣』『食』『住』というのは生活における基本要素と見なされてきましたが、

現代の日本では、それを満たすことが出来ない方々が、一定数存在している。

 

 

私が事務所を置く、大阪市中心部も多くのネットカフェがありますが、

そこを拠点(?)に生活を送っている方々が多く存在している模様です。

 

 

メディア報道は『流行りもの』なので、

 

 

『ネットカフェ難民』なる言葉も耳にする機会は激減してしまいましたが、

日本の経済情勢はさほど変化ないので、そういった方々は現在も存在していると考えます。

 

 

もしかしたら、

 

 

この言葉が話題になった当初よりも、

その該当人口は、今も増加し続けているかも知れませんね。

 

 

2020年に迫った『東京五輪』に向けて、

首都・東京を中心に華々しいスポットライトを浴びていますが、

『光』が強くなれば、その『影』が濃くなることは必然です。

 

 

世界トップクラスに裕福とされている『経済大国・日本』において、

そのような『難民』が存在している事は、ある種衝撃を覚える事実です。

 

 

しかし、

 

 

それは決して『日本国』に限った状況ではないようで、

冒頭ご紹介した報道では、『香港マクドナルド難民』の増加を伝えています。

 

 

非営利団体の国際青年会議所(JCI)が実施した調査では、

 

 

今年(2018年)6月から7月の期間に、

香港内24時間営業をするマクドナルドの店舗で、夜間に寝ていた人は『334人』。

(*一時的に寝ていたのではなく、宿泊目的で寝ていた人です。)

 

 

同様の調査で、

 

 

2013年時点に見つかった就寝者は『57人』に留まり、

この『5年間』という期間に、『約6倍』と大幅な増加を見せています。

 

 

私自身、

 

 

仕事と観光を兼ねて、今回の該当地・香港に行く機会は多いですが、

日本のそれ以上に、ファストフード店の環境は劣悪な場合が多いです。

 

 

この報道を見て最初に感じた事は、

『よくもまあ、あんな環境で眠ることが出来るものだな(それも毎日)』でした。

 

 

*実際は、私たち日本人が考える『慎ましやかな寝方』ではなく、

 椅子を並べて『フル・フラット方式』で堂々と眠る人も多いようです(笑)

 

 

それに対して、

 

 

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、

『香港』は一般的に考えて、定住している方々の所得は高い場合が多い。

 

 

『シンガポール』同様に富裕層が移住を望むエリアですし、

無条件にそれらの人々を受け入れていたら直ぐに飽和しますから、

『生活コスト』の高騰が、その調整役を担っています。

 

 

自動車保有に関しても、維持コスト以外に保有に関して課税しており、

日本で同種の車を持つのに比べて、2倍ほどのコストがかかるのも事実です。

 

 

にも関わらず、

 

 

街中には、様々な点で世界的なニュースを賑わせている『テスラ』始め、

『メルセデス』『BMW』『ポルシェ』といった高級車が溢れています。

 

 

そういった車を、平然と人・車通りの多い街中に乗り捨てていますから、

その所有者の保有資産が、私たちの水準を遥かに超える事は想像に難くありません。

 

 

要は、

 

 

世界トップレベルに『お金持ち』と言われる方々がいる一方、

島2つで成り立つ小さな同国内に、『マクド難民』なる存在も共存しているのです。

 

 

1つだけ、私たちの想像と違っているのは、

 

 

ご紹介している『マクドナルド難民』が、

決して、一般に言う『ホームレス』という存在の方々ではないという事。

 

 

実際は、

 

 

今回の調査で明らかになった『マクドナルド定住者』のうち、

『約7割』の方々が定住している家を持ち、フルタイムの仕事に就いているのです。

 

 

『どういう事??』

 

 

『じゃあ、なんでわざわざマクドナルドで寝てるの??』

 

 

私たちからすれば、当然であり、自然な疑問が湧いてきますよね。

 

 

なぜ、

 

 

そのような『普通の人』が『マクドナルド難民』になるかと言うと、

定住する『家』は持っているものの、高騰する生活コストが影響し、

『冷房』『照明」などの電気代が払えない人が増加しているのだとか。

 

 

それらのコストを抑制する為、彼らは涙ぐましい努力として、

夏季期間中、夜間は帰宅せず、『マクドナルド』で過ごすことを決断したのだと言います。

 

 

決して『生死』に関わる事態ではありませんが、

それでも、『豊かさ』とはかけ離れた現実が、そこには存在していることを感じます。

 

 

この報道を耳にした時、

 

 

『香港』だけでなく、『日本』においても、

『貧困』は、今後より身近な存在になってくる可能性があると感じました。

 

 

それを回避する為、

 

 

『経済的基盤』を整えて『経済的自立』を達成するのは、

他の誰でもなく、自分自身の『責任』と『決断』によるものだと考えます。

 

 

『自らの人生に責任持ち、資産形成していきたい!』という方に最適なセミナーを、

大阪・梅田は8月24日(金)、神戸・三ノ宮は8月27日(月)に開催致します。

 

 

■2018年8月24日(金)開催!つみたてNISAポイントまるわかりセミナーin大阪・梅田■

****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****

 

 

■2018年8月27日(t)開催!つみたてNISAポイントまるわかりセミナーin神戸・三ノ宮■

****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****

*2018年6月から、神戸・三ノ宮でのセミナーもスタートしました!

 

 

今年(2018年)1月からスタートして有効な新制度、

『つみたてNISA』をわかりやすく解説するセミナーです。

 

 

『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。

皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております。

 

 

セミナーを受講する間でもなく、

 

 

『今すぐ、具体的に資産形成をスタートしたい!』という方は、

ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。

 

 

****プライベートセッションご案内はこちらをクリック****

 

 

****『お金のセッション』ご予約はこちらをクリック****

 

 

井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

■詳細なプロフィールはこちら■
https://michiamokota0421.com/profile