2022年後半、再び【1ドル=110円時代】は到来するのか??

今日のテーマは、『2022年後半、再び1ドル=110円時代は到来するのか??』です。

 

 

日本円が、為替市場で『一人負け』になって暫く経ちます。

 

 

私自身、

 

 

決して、デイ・トレーダー的な短期売買はしていませんが、

常日頃から、外国為替市場はチェックする立場にあります。

 

 

その為、

 

 

急激な『円安進展』から3ヶ月が経ち、感覚的にも慣れて、

『1米ドル=135円』程の水準が正常に思えて来ました。

 

 

この辺り、

 

 

一概に判断は出来ませんが、日本国内に居住する身として、

『円高回帰』により享受するメリットは大きいと考えます。

 

 

以前から、

 

 

凡ゆる分野で『輸入依存度』の高い国で生活する私たちは、

円安進展により、生活必需品の高騰で直接影響を受けます。

 

 

一昔前は、

 

 

海外売上が高い『輸出系企業』には恩恵と言われましたが、

その理論が破綻したことは、多方面で報じられる通りです。

 

 

為替に限らず、

 

 

全ての指標で『急激な変化』は決して望ましいものでなく、

願わくば、『緩やかな進展』程度に留めて欲しいものです。

 

 

果たして、『1ドル=110円時代』は再来するのか??

 

 

残念ながら、客観的に判断して、その実現は厳しそうです。

 

 

何故なら、

 

 

市場全体が混沌として、先行きが不透明になり始めた昨今、

『米ドル』の調達コストは、世界的に高りを見せています。

 

 

ご存知の通り、

 

 

方向性は明確でないながら、米国・FRBが推し進めている、

政策金利の『利上げ』基調は、来年以降にも継続予定です。

 

 

その結果、

 

 

市場に燻る『景気後退懸念』も日増しに高まっていますが、

皮肉にも、それが『米ドル需要』を押し上げている形です。

 

 

一部では、この流れに逆行した情報があることも事実です。

 

 

その1つは、

 

 

外国為替市場におけるオプション(金融派生商品)取引で、

日本円高・米ドル安を見込むポジションが急増している事。

 

 

また、

 

 

テクニカルな話では、ドル・円のボリンジャー・バンドが、

4ヶ月連続で上端を上回る水準にあるとの指摘もあります。

 

 

要は、

 

 

『米ドル』の買われ過ぎを示すシグナルとも言われますが、

同様の現象が起きた2014年は、後に円が急騰しました。

 

 

*2014年11月時点、121円前後で推移したものが、

 その後1年以上の期間をかけて、100円割込む水準に。

 

 

確かに、

 

 

世界全体として、『ポジティブ』な要素が全くない局面で、

悲観的になり、『米ドル』は買われ過ぎなのかも知れない。

 

 

しかし、

 

 

調整が起こったとしても、130円を下回るほどの水準で、

決して、元の時代(1米ドル=110円)には戻りません。

 

 

私自身、基本、過度な『希望的観測』は持たない性格です。

 

 

一見、周りからは『シビア』と感じられる事もありますが、

現実を直視させることも、本質的な『優しさ』と考えます。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

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・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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