今日のテーマは、『２０２５年始動、情報発信スタートから１０年経った今、感じていること』です。
謹賀新年 ますますご健勝のこととお慶び申し上げます
皆さんに幸多き年となりますよう お祈り申し上げます
年始は情報発信を一旦ストップすることも考えましたが、
より良く始動する為、元旦はアップすることにしました。
タイトルにもある通り、
２０１４年５月１日（当初はアメブロ）の配信開始から、
早いもので、公式ブログも１０年以上が経過しています。
その間、
日々の業務の合間を縫いながら執筆してきた配信記事は、
『２９８５』に達しており節目の３０００にも迫ります。
一概に、
積み上げた『数字』で判断されるものではないのですが、
我ながら、本当によく継続して来たなと自負しています。
この１０年間、自身を取巻く環境も大きく変化しました。
２０１４年当時、
製薬企業の営業職として働く会社員という立場でしたが、
２０１５年元旦、独立系FP事務所を設立して独立・開業。
その後は、
クライアントさん達に恵まれて順調に事業拡大しますが、
２０２０年、新型コロナ禍という最大危機に直面します。
正直、
人生で１番知恵を絞った時期で、何とか難局を乗り切り、
２０２３年からはセミリタイアの目標を実現しています。
以前のように、
オープン形式で新規顧客の募集は予定をしていませんが、
今年は、既存クライアントさんのフォロー業務を中心に、
紹介限定で新規顧客の面談も再開しようと考えています。
本題に入ると、
直近１０年間は、私の身のまわりの環境変化だけでなく、
社会全体として、様々な変化が起きていると実感します。
と言っても、
一つ一つの変化は劇的ではない為、気付きにくいですが、
私たち日本人の置かれた立場は、確実に悪くなっている。
例えば、
最も大きな変化は先日も触れた為替（日本円の価値）で、
２０１４年は対米ドルで１００円台の前半だったものが、
２０２４年末時点、１５７円台を超えて推移しています。
実に、資産価値が『約３分の２』に減少したことになる。
仮に、
直近１０年間１０００万円を銀行預金していたとしたら、
ゼロ金利も相まり、３００万円超の価値が吹き飛ぶ計算。
ご存知の通り、
エネルギー、食糧をはじめ多くを輸入に依存する日本で、
自国通貨の価値が下落することの影響は避けられません。
対して、
日本人の平均給与はほとんど変化なく４５０万円前後で、
より実態に即した中央値では４１０万円程度に落ち込む。
当然、
この期間も、社会保険料の徴収率は年々アップしており、
年収は不変ながら、可処分所得は減少しつづけています。
さらに、
毎年４月に改定される年金額も減少の一途を辿っており、
名目上は制度の維持ながら、上がった試しがありません。
今年はいよいよ、社会保障の２０２５年問題もスタート。
これは、
団塊の世代が『後期高齢者』を迎えることを指しており、
今後、国内の医療費が爆発的に上がることを意味します。
私たちは、
自助努力による『資産形成』に取り組まなければならず、
１０年前の２０１４年より確実に必要性が高まっている。
既に、
国家としての『回帰不能点』は過ぎ去ったと考えますが、
個人としての『デッドライン』も近付きつつあるのです。
全てに共通して、成功の鉄則は早くスタートを切ること。
行動を起こしていない方々は、意識する必要があります。
井上耕太事務所（独立系FP事務所）
代表 井上耕太
