2025年後の日本、2016年ブラジルの再来はあるのか??

今日のテーマは、『2025年後の日本、2016年ブラジルの再来はあるのか??』です。

 

 

一週間ほど前のニュースになりますが、

私も活動拠点とする大阪で、『2025年万博開催』が決定しましたね。

 

 

マスメディアのニュース等では、かなり華やかに取り上げられていたと記憶します。

 

 

ただ、

 

 

当の大阪府民は、あの出来事前後で特別な変化は無く、

それまでと同じ、ごく普通の『日常』が続いています。

 

 

『2020年東京五輪』の開催が決定したのが、2013年9月7日。

 

 

振り返ってみると、もう『5年』以上も昔の話になるんですね。

 

 

『日本経済』の状況が悪化して久しいですが、

このイベントの経済効果を考慮すると、『2020年迄は何とか持つ』と言われました。

 

 

そして、時間は流れて『2018年』。

 

 

その魔法が解けてしまうまで『約2年』と迫ったところで、

今回、『2025年:大阪万博』の開催が決定したのです。

 

 

確かに、この開催により、『大阪』を中心とした関西の経済は潤いますね。

 

 

『日本』が、戦後復興から高度成長期を経て、先進国に上りつめる過程、

最も『活力』『エネルギー』溢れていた前回開催から、実に55年ぶりだそうです。

 

 

気が早いもので、

 

 

某経済学者の方々が試算した値によれば、

開催期間中の経済効果は、現時点で『2兆円』を超えると予測されています。

 

 

開催の中心ととなる『舞洲エリア』の整備や、

開催に向けたインフラ整備等もあり、関連産業は盛り上がりを見せそうです。

 

 

『2020年』に切れる予定だった『魔法』も、

これにより、やや息切れしながらも『2025年』まで持つかも知れません。

 

 

ただ、

 

 

私の個人的な見解では、この状況は、

2016年後の『ブラジル』という国と全く同じに見えてならないのです。

 

 

『2014年:ブラジルW杯』『2016年:リオデジャネイロ五輪』

 

 

2つの『世界的イベント』が連続して開催されたこの国は、

開催前の時点で、誰しも『成長(?)』を信じて疑わない国でした。

 

 

事実、

 

 

私のクライアントさんである『経営者』の方々も、

2007年前後の時期に、金融機関担当者らに『関連商品』を購入させられています。

 

 

『ブラジルレアル建再建』

『ブラジルレアル建ファンド』

 

 

『W杯』『オリンピック』という世界的イベントの開催を控え、

これら『関連商品』の価値上昇は、一見、高確率で望めそうに見えます。

 

 

しかし、

 

 

実際は、2016年の『リオ五輪』前にはブラジル経済は疲弊。

一時、開催すら危ぶまれる状況で、経済危機の中行われた最初のオリンピックとなりました。

 

 

このような状況の中で、

当然、前述した『関連商品』の内在価値は激減し、塩漬け。

 

 

先日取り上げた『仮想通貨』ほどではないにせよ、

相当な下落で、出資されていた方々に『損害』だけを提供している状況です。

 

 

そして、

 

 

2018年が終わり、2019年を迎えようとする現在、

この『ブラジル』という国の経済を、語る人・マスメディアは殆どいません。

 

 

意図してか・せずかは知りませんが、

 

 

インフレも高率で推移を続け、自国通貨『レアル』も大幅下落する同国は、

現在、深刻な経済危機を迎えていることを、誰も報じようとしないのです。

(*特に、日本のメディアにおいてその傾向は顕著です。)

 

 

何か、『同じ匂い』を感じませんか??

 

 

そう、西暦『2025年』を過ぎた、『日本』という国の経済についてです。

 

 

昨日の公式ブログでは、

『派手なものに、本物は無いという真実を知ること』と題して、記事を書きました。

 

 

その途中過程で『結婚生活』の例を取り上げましたが、

 

 

『結婚式』『ハネムーン』という一時的イベントがその本質ではなく、

その刺激的な時期を過ぎれば、淡々とした『日常』が待ち受けます。

 

 

その『日常』こそが、実は物事の『本質』で、

一時の『麻薬的な刺激』に狂喜乱舞していても、その効果は、直ぐに解ける、と。

 

 

これは、『経済』についても、全く同じこととして言えると思うのです。

 

 

現在、

 

 

私が自宅兼事務所を構える大阪・西天満は、

『大阪・キタ』の中心地『梅田』からも徒歩圏内のとても立地の良い場所です。

 

 

以前のブログでも書きましたが、

 

 

今、このエリアにおいて、

『分譲マンション』の建設ラッシュが巻き起こっているんですね。

 

 

その様子を見ていると、

『日本って、物凄いスピードで少子高齢化してたよな??』と疑ってしまうほど。

 

 

ただ、

 

 

『それらを購入しているのは、果たして日本居住者か??』という疑問もあり、

また、一室毎の利益幅から見て、完売しなくとも業者は儲かる仕組みになっています。

 

 

また、

 

 

日本の『構造的欠陥』と逆行するこの現象は、

『世界的イベント』の高揚感がある内は、加熱し、継続していくことになるでしょう。

 

 

そして、

 

 

繰り返しになりますが、

強制的に与えられた『麻薬的な刺激』は、いつかは切れてしまうことになる。

 

 

それも、私たちが想像する以上に、『近い将来』の話です。

 

 

そのことをきちんと理解・把握しながら、

国民一人一人が『資産形成』し、『財政基盤』を整えていく必要がると考えます。

 

 

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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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