『米国経済』は、堅調!?

『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★

今朝の為替相場は『1USD=112.60円』前後で取引されています。
前日から比べて『1円』以上の円高。一夜で『1%』近くの値が動きました。

皆さん、これは何故だか理解してますか??

と言うか、この変化に気づいてた??(笑)

ここ数日、ドル円の為替相場は堅調に円安傾向に動いてました。
それは、米国FRBによる利上げ観測が高まったからです。

しかし、昨日FRBイエレン議長の『利上げは慎重に』発言を受けて、
今年7月の利上げ予想派が過半数を下回りました。

よって、再び少し『円高』に戻した。

もともと2016年の利上げは、昨年時点で『4回』を見込んでました。
それが、年初からの相場の荒れで『2回』にまで減少した。

米国としてもこれはどうしてもやりたい数字で、
ここ最近の『米国経済は堅調』論は、すべてこれを視野に入れたものです。

『NYダウ工業株30種平均』も年初の下落から順調に回復を続け、
『S&P500』に関しては、昨日付けで過去最高値を記録したそうですね。

でもこれ、どうなんやろな??

ほんまに、米国経済は堅調ですか??

先日25日、2015年10-12月の米国GDP確報値が発表されて、
それによると前期比予想1.0%増加から1.4%に上方修正されました。

この報道だけ見ると、とても良さそうな感じがしますよね(^_^)

でも、それと同時に面白いニュースも出てました。

『米国企業全体としての利益額は減少』

『会計』に関しては『計算問題』になるため一概には言えませんが、
要は企業としては『儲かっていない』と。

経済全体は成長していると言われているのに、
企業・個人まで落とし込んで見ると景気は良くなっていない。

『日本経済』で言われていることと、同じように聞こえますね(^_^)

先日のblob『違和感のある陽気が続く』でも述べましたが、
なんか釈然としない感じが最近漂っています。

『THE BIG SHORT』という映画を紹介したこともありますが、
その中でも描かれていたことは、『リーマン・ショック』のようなまやかしでさえ、
冷静に市場を見抜ける人が気付いてから実際の崩壊まで『2年』がかかりました。

季節・経済の両面的に陽気が春めいてきて、
どことなく安心感が漂い始めています(^_^)

でも、個人的になんか変な感じがするんだよな。

これからも、しっかり市場を注視して調べていきます。
クライアントの方々には、何か新しい動きが出たらお伝えしますね(^_^)

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ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

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