今日のテーマは、『あなたの同僚は、人知れず準備をしているかも知れない』です。
昨日の公式ブログでは、
『日本型:雇用形態は、果たしてメリットをもたらすか??』と題して、
それ(日本型:雇用形態)に潜む『リスク』をご紹介させて頂きました。
少しだけ、振り返りましょう。
元々、日本国内の『完全失業率』はマスキングされています。
その証拠に、
覇権国・米国始め、海外諸国におけるそれ(完全失業率)は、
基準値『5%』を下回れば、実質的な完全就業と判断される。
翻って、
日本のそれは、常に『5%未満』をキープし続けており、
コロナ禍、昨年後半の最悪期においても『3.5%』程度。
そして、
今年(2021年)に入ってからは、落ち着きを取り戻し、
再び『2%台』と、超低空飛行を続けているのが実情です。
海外諸国から見れば、『驚異的』とも言える数字です。
とは言え、
まだまだ『緊急事態宣言』明けにあり、社会全体を見ても、
経済循環の『完全復活』からは、ほど遠い状態にあります。
『逆行』のように感じる現象は、なぜ起こるのでしょう??
それこそが、
昨日タイトルで、私が『日本型:雇用形態』と表現している、
日本独自に進化した『雇用』分野における慣習・商習慣です。
善・悪は一旦置いておくとして、
日本においては、一旦、雇用したしまった従業員に対して、
ビジネス上の『正当な理由』が存在しても、解雇しません。
最近でこそようやく、
大企業においても、表向き『早期退職』と銘打ちながら、
実質的な『リストラ』を敢行する会社が出て来ています。
しかし、
原則、それが『当たり前』とされる欧米企業と比較して、
まだまだ、その『実数』は少ないものと言えるでしょう。
その証拠に、
前述、日本の完全失業率が『3.5%』を記録した同時期、
米国におけるそれは『14.8%』まで上昇していました。
経済循環の停滞を考えれば、後者が適切かも知れない。
何故、
両者にここまで差が生まれるかといえば、1つの理由は、
『雇用調整助成金』という名の麻薬が機能しているから。
ただ、
こちらも、財源が『無限』という訳では決してないので、
近い将来、打ち切られる時がやって来るのは、自明です。
また、
もう1つの理由は、自社として『雇用』を維持したまま、
『出向』という形で、他企業で働かせる風習があるから。
この辺り、
『必要な人材』は『必要なタイミング』でのみ調達する、
欧米型:雇用形態とは、大きな『乖離』がありますよね。
その結果、
日本では、海外諸国のスタンダードとはかけ離れた形で、
価値創出に関わらず、雇用維持される社会が形成された。
それは、
短期的には、『被雇用者に優しい』と捉えられますが、
超長期的には、価値創出できない人間を多数輩出する。
当然、
この『日本型:雇用形態』も、未来永劫続きませんから、
『リスク』が顕在した時には、『終焉』を意味しますが。
しかし、
このような状況下、潜在的『リスク』に気付いた方々が、
行動を起こし始めている可能性ある報道を目にしました。
昨日(6月25日)付、国税庁によって公表データです。
令和2年、『確定申告』に関する速報値を知らせるもの。
その中で、
申告人数は、前年比2.1%増加の『2249万人』となり、
実に、国民全体の『約20%』を占めるまでになりました。
また、
申告所得額も、前年比2.2%増加の『約42.5兆円』で、
給与所得以外、雑所得等の伸び率が顕著だったと言います。
単純に『確定申告』をする人の所得は、伸びてるんですね。
相対する報道としては、
大手企業が中心となり回答した、今夏ボーナスの平均値は、
前年比として▲7.28%マイナスの『84万1150円』。
減少幅は、
統計が比較可能な直近40年間において、2008年以来、
過去2番目に大きく、金額としても9年ぶりの低水準です。
要は、
『会社員給与(賞与含む)』だけに依存して生きる方々は、
昨年(2020年)以降、大きく収入を減らしていること。
反対に、
コロナ禍でも『健全な危機感』を感じて、行動した人間は、
経済危機にも関わらず、収入を伸ばしている可能性がある。
完全に、『二極化』が起こっています。
『新型ウイルス』出現前から、日本でも遅ればせながら、
『副業解禁』の流れが、加速していく傾向にありました。
しかし、
その『雰囲気』は、以前よりも高まって来ていたものの、
実際に『実行』している方々は、まだまだ少数派でした。
それが、
『新型コロナ』の出現により『経済危機』が訪れたことで、
実際に行動を起こす『スイッチ』が、発動したと考えます。
その点では、物事が『プラス』に働いたかも知れませんね。
あなたの同僚は、人知れず【準備】をしているかも知れない。
従順な『会社員』として、働いている姿からは見えない所で、
人生全体に『大きな差』が生まれる時代が、到来しています。
気付かれた方々は、具体的な『行動』を起こしてみて下さい。
定期開催する【資産形成セミナー】は、2021年以降についても、
【リアル(大阪)/ オンライン(Zoom)】を並行して開催します。
——————————————————————–
■6/25(金)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■
■6/28(月)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@オンライン■
——————————————————————–
また、
【オンライン開催】については、【リアル開催】の場合と異なり、
ご希望頂いた方への【1対1:個別受講】も対応させて頂きます。
*この時期(コロナ禍)限定、臨時的なご対応です。
その場合、
通常開催(集合セミナー形式)より【濃い情報】をご提供出来ますので、
受講希望される方は、この機会を、ぜひ有効活用して頂けたら幸いです。
(*予告なく終了する場合もありますので、ご了承下さい。)
——————————————————————–
■6/25(金)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■
■6/28(月)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@オンライン■
——————————————————————–
*上記ご案内ページにアップする日程以外をご希望の方は、
下記アドレスまで、直接お問い合わせ頂けたら幸いです。
*井上耕太事務所公式:michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太