今日のテーマは、『覇権国・米国の緩和終了宣言は、メシア(救世主)となり得るか??』です。
いよいよ、
覇権国・米国が、昨年から一貫して実行を宣言してきた、
『金融緩和終了』が、目前に迫り来る時期となりました。
もともと、
新型コロナ・ウイルスの収束を見越しての決断でしたが、
残念ながら、新変異株の出現(?)により想定外の現状。
それでも、
米国内で進行している急速な『インフレ』を抑制する為、
当初の予定通り、実行に移されることが決定しています。
それを受けて、
本国・米国はもちろん、世界市場は終始ネガティブ反応。
実際、
米国市場・NYダウ平均も、直近では、低調なまま推移し、
日本市場・日経平均は2万6000円台維持も厳しい始末。
昨年続いた『パーティー・ムード』も一気に冷え込みます。
しかし、
この状況で、米国政府・FRBは強気の姿勢を維持しており、
次回の米連邦公開市場委員会では『利上げ』を見込みます。
これにより、
新型コロナ出現以降、2年ぶりに『ゼロ金利』は解除され、
『利上げ』の実施自体は、3年ぶりのイベントとなります。
また、
コロナ禍、2倍に膨張したFRB保有資産の縮小にも着手し、
『米国債』等の資産購入ペース減少も、実行へと移します。
この報道を受けて、米国債の『利回り』も上昇傾向ですね。
FRB(連邦準備銀行)の引き取りが減速するという現状で、
購入者減少、債券価格上昇、その結果がもたらす必然です。
FRBパウエル議長は、自らの決断に自信を示していますが、
果たして、本当に、物ごとは上手く進むのでしょうか??
このまま、
前述の政策が決定稿として、予定通り実行に移された場合、
米国内での『インフレ』が収束するのは間違いありません。
ただし、
海外諸国で、既に、ピーク・アウトの兆しがあると言えど、
オミクロンと更なる変異株出現による不安要素は残ります。
その中で、
強硬姿勢で進められている『金融緩和』の引き締め政策は、
タイミングを間違えば、一気に『不況』へと陥りますよね。
果たして、その判断が、本当に『正しい』ものかどうかは、
レトロスペクティブ(後向きの判定)でしか分かりません。
当初、
比較的『平穏な空気』が流れると予想された2022年は、
ここに来て、急速に『冷込み』を見せるようになりました。
投資家にとって、少し『厳しい』年になるかも知れません。
しかし、
『人間万事塞翁が馬』の言葉が示す通り、短期視点評価が、
長期視点で考えた時に、正反対に覆ることも多々あります。
常々、
お伝えしている通り、長期視点で資産形成に励む方々には、
絶好とも言える、『仕込み』のチャンスが到来しています。
きっと、今年の判断・行動如何が、将来に影響を与えます。
自制心を発揮し、勇気を持って挑むときが目前に迫ります。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太