暗号資産(仮想通貨)市場は、このまま崩壊してしまうのか??

今日のテーマは、『暗号資産(仮想通貨)市場は、このまま崩壊してしまうのか??』です。

 

 

直近、

 

 

『法定通過』が支配する市場は、動乱に見舞われています。

 

 

と言っても、

 

 

歴史的インパクトある下落を経験する訳ではありませんが、

『閉塞感』が蔓延する中、ダラダラ下落している印象です。

 

 

実際、このような状態の時が、最も厄介かも知れませんね。

 

 

私たちの身体でも、病気や怪我等、原因が明らかなときは、

解決方法も明確に見えてくる為、改善することが可能です。

 

 

しかし、

 

 

『これ』といった起点がなく、長期的に染み付いた状況は、

課題が複雑化して、根深い為、一朝一夕には解決しません。

 

 

もちろん、

 

 

現在の『閉塞感』と『市場の低迷』にも理由がありますが、

歴史的に『暴落』した局面ほど、明確化してないという事。

 

 

繰り返しますが、こういう局面は、長期戦になりそうです。

 

 

連日取り上げますが、

 

 

米国市場の代表的指数・NYダウ工業株30種平均株価は、

昨年末のピーク時点と比較して、約20%下落しています。

 

 

実は、

 

 

2年ほど前のコロナ・ショックの際は、勾配は急でしたが、

同指数の下落率は、直前比較で『34%』だったんですね。

 

 

現在の状況は、それと『同等』というと語弊がありますが、

『底』を打っていない以上、潜在的リスクはほぼ同等です。

 

 

一時期、

 

 

30年ぶりに『3万円』の大台を突破した日経平均株価も、

直近は『2万6000円台』をかろうじて死守するライン。

 

 

こちらも日々変動している状況で、連日、気が抜けません。

 

 

それでは、

 

 

久々に取り上げる暗号資産(仮想通貨)市場はどうか??

 

 

法定通貨と反比例して、爆上げしているのでしょうか??

 

 

残念ながら、そのような『儚い願い』は、叶っていません。

 

 

それどころか、法定通貨支配の世界より、状況は悲惨です。

 

 

全体の話としては、

 

 

暗号資産(仮想通貨)市場の時価総額は1兆ドルを下回り、

2021年1月以来、約1年半タイムスリップしています。

 

 

同年(2021年)11月、

 

 

その数字(時価総額)が3兆ドルに肉薄した時点と比べて、

市場規模3分の1、実に7割の資産価値が吹き飛びました。

 

 

これは、

 

 

代表通貨ビットコインも同じで、現在の取引価格(*)は、

昨年11月、7万ドルに迫っていた時と比較して3分の1。

 

 

*6月15日現在の取引価格は、2万2000ドル台です。

 

 

『有り得なさ』は、法定通貨で考えたら分かり易いですね。

 

 

起点(2021年11月)の同時期、『日本円』に対する、

基軸通貨・米ドルの取引レートは、113円〜114円台。

 

 

そして、

 

 

この時期から比較して、日本円が『3分の1』になることは、

為替レートも『1米ドル=340円』になる事を意味します。

 

 

沖縄返還50周年の年、『固定レート時代』に逆戻りですね。

 

 

巷では、

 

 

急速に進展する『円安』を、危惧する声が挙がっていますが、

『1米ドル=135円』など、生温く思えてきてしまいます。

 

 

この事実こそ、暗号資産市場の『脆弱性』を露呈しています。

 

 

今回の場合、

 

 

不安定さ(変動率)を理由に、代表的な決済業者が相次いで、

出金、口座間移転サービスを停止したことも大きな理由です。

 

 

法定通貨の世界で言えば、単純に『取り付け騒ぎ』ですよね。

 

 

一時期、

 

 

『デジタル・ゴールド』として地位確立も期待されましたが、

今、その話をすれば、完全な『笑い者』にされてしまいます。

 

 

一説には、

 

 

暗号資産(仮想通貨)を取引対象とするヘッジ・ファンドの、

約7割が、この動乱を乗り越えられず消滅すると言われます。

 

 

また、

 

 

業界全体として、社員に『リストラの嵐』が吹き荒れており、

各企業とも、存続を掛けて、捨て身の戦略を展開しています。

 

 

それ(暗号資産:仮想通貨)を保有するには、未だ時期尚早。

 

 

私自身、このスタンスは、暫く変化することはなさそうです。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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