今日のテーマは、『二兎追うものはの諺は、資産形成：投資の世界でも成立する』です。
久しぶりに、冒頭１つの質問から入ろうと思います。
あなたは、自らを『移り気』だと思われますか？？
それとも『移り気』とは対極の性格でしょうか？？
私自身、
上記質問には、圧倒的に『後者』のスタンスを取り、
基本的に、『流行もの』にはまったく反応しません。
もともと、
物ごとに対して『警戒心』が先行する気質のようで、
日々『金融』に携わる中、メリットに働いています。
それでも、
主体的に動く場合を除き、『新たな変化』に対して、
レスポンスが遅れがちになるということも確かです。
反対に、
前者（移り気な人）は、流行に対しては敏感な一方、
常に、『新しい何か』を探し求める傾向にあります。
どちらかが、一方的に『善』に偏っている訳でなく、
共通して、均衡を保つ『デメリット』も内在します。
ただし、
何かの分野で、あなたが『大成』しようとするなら、
『移り気』な性格はマイナスに働くかも知れません。
原則として、
人間の能力など、そこまで『大差』は存在しません。
実際に、
歴史に名を残す『偉人』たちと比較するとするなら、
私たちは、どんぐりの背比べで優劣などつきません。
また、
宇宙空間から地球を見ると、それは均く『球体』で、
エベレストと天保山の見分けがつかないことと同じ。
＊説明不要、エベレスト（標高８８４８m）に対し、
大阪・天保山（４.５m）は日本一低い『山』です。
つまり、
人生における、物ごとの習熟度・実現度というのは、
一点集中して原資を投入できたかどうかに由来する。
もしも、
私たちが、原資（時間・お金・労力等）を分散して、
『二兎』を追い始めたら、どうなるでしょうか？？
当然、
その分、投入される『エネルギー』は減少する訳で、
そこから得られる『成果』も、薄まってしまいます。
『資産形成：投資』の分野においても『然り』です。
例えば、
一般の方々にとって、投資に継続拠出できる金額は、
年間『１０００万円未満』が上限値だと想像します。
恐らく、
単発で『１０万ドル超』の投資をする方々はいても、
それを『継続』できる人物はなかなか居ませんよね。
そして、
そのレベルの資金を、細かく、細かく分散していては、
『資産形成』など、到底、為し得ないということです。
実際、
個人面談にお越し頂いた際、資産形成に苦戦する人は、
資産を細かく分散し過ぎている方々が大半を占めます。
具体的な金額としては、
数十万円から上限として『１００万円』程度の資金を、
『いっちょ噛み戦略』で様々なものに出資しています。
直近の典型的事例は、暗号資産（仮想通貨）ですよね。
もちろん、
普段から、その分野を『専門』に研究している方々が、
リスクを見極めて拠出することは、私も否定しません。
しかし、
そうではない方々が、『目先の利益』を得たい一心で、
なけなしの資産を投入することは、全く感心しません。
先日、
以前から指摘されたシステミック・リスクが顕在化し、
某暗号資産が、完全消滅する『事件』が起きましたね。
前述した方々は、尽く、同様の事例に巻き込まれます。
あなたは、移り気に『二兎』を追っていませんか？？
私自身、ポートフォリオは一極集中させていませんが、
とは言っても、過度な分散は避けている事も事実です。
結局、どの分野も『初志貫徹』する人間こそ成功する。
この考え方も、私の中で変わることない『真理』です。
オープン形式（どなたでも参加可能）の主催セミナーを、
対面・オンライン形式とも、現在、定期開催しています。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太
