今日のテーマは、『私たちの身に迫る、プア・ジャパンのリスクに気付いてますか??』です。
先日、大手家電量販店を散策中、驚いたことがあります。
それは、アップル社が発売予定の新型iPhoneの価格です。
最新モデル14シリーズは、最も安いもので約12万円、
高スペックのPro Maxは『約20万円』もするとのこと。
さらに、
昨秋リリースされた旧型13シリーズも、今年7月から、
円安等の影響を受けて、それぞれ約2万円値上げを実施。
こちらも、購入するには最低でも14万円ほどが必要で、
社会通念上(?)簡単に手出しする価格ではありません。
翻って、
厚生労働省公表の、『賃金構造基本統計調査』によると、
2020年現在、大学新卒者の平均月収は約22.4万円。
私が就職活動をした約20年前から、殆ど変わりません。
いつに間にか、
新型スマートフォンは、分類が『高級品』へと変更され、
高スペックのものは、会社員の月収を費やす程の水準に。
かつて、
日本が高度経済成長を迎えていた時期に、三種の神器が、
『月収◉ヶ月分の価格だった』と表現されていますよね。
その時代に、タイムスリップしたような感覚に陥ります。
ここまで話題展開してきて、私自身『信者』ではない為、
新型iPhoneは購入しないので、全然良いのですが(笑)
話を戻すと、
直近、日本の『安さ』は凡ゆる場面で話題に上がります。
先日も、
某タレントが海外旅行した際、現地のファストフードが、
日本円で4000円超だったと発信し、注目されました。
私自身、
コロナ前、不自由なく海外渡航できていた時代に、常々、
このこと(日本が安いこと)を実際に体感していました。
例えば、
香港・中環(セントラル)では美味しくないコーヒーと、
小ぶりなマフィンのセットが『約1500円』もしたり。
*現行の為替レートでは、2000円にも迫る価格です。
日本であれば、某チェーン店で『200円』が妥当です。
ご理解される通り、
前述した事実(日本が安いこと)は、まかり間違っても、
『日本円』の購買力が、増していることも意味しません。
そうではなく、
単純に、『価格』を構成する要素が抑制されているため、
海外諸国と比較した際、相対的に物価が安くなるのです。
中盤で触れた『賃金抑制』は、1つの代表例と言えます。
これは、
20世紀後半、東南アジアはじめ途上国諸国を訪れた際、
日本人が『物価が安い』と感じていた、アレと同じこと。
2022年、
先進諸国だけでなく、途上国と見做していた国々からも、
立場が完全逆転して『日本は安い!』と見られています。
先日の公式ブログでは、お隣・韓国と比較した場合でも、
平均賃金は、既に、抜き去られていることに触れました。
各国の『経済力』を測定するための、1つの指標として、
某世界的チェーン店の『ビックマック指数』が有名です。
ご存知ない方々は、ぜひ、ご自身で調べてみてください。
因みに、2022年現在、前述のお隣・韓国と比べても、
日本国内の『ビックマック』の価格は、安価な状況です。
21世紀は、『プア・ジャパン』の始まりの時代か??
客観的な事実も、正しく理解しておく方が良いでしょう。
オープン形式(どなたでも参加可能)の主催セミナーを、
対面・オンライン形式とも、現在、定期開催しています。
——————————————————————–
■10/25(火)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@大阪・梅田■
■10/26(水)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@オンライン■
*集合形式 / オンライン形式とも、9月は開催しない為、
翌月(10月)の開催分を掲載させて頂いております。
——————————————————————–
*オープンセミナーは予告なく終了の可能性があります。
受講希望される方は、有効活用して頂けたら幸いです。
*個人面談受講を希望される方は、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(公式)michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太