今日のテーマは、『高杉晋作の残した格言は、資産形成の極意にも相通ずるものがある』です。
皆さんは、次に示す有名な格言を知っているでしょうか。
『面白き こともなき世を 面白く すみなすものは 心なりけり』
タイトルでネタバレしていますが、江戸末期に活躍した、
長州藩士・高杉晋作により残されたと言われるものです。
要約すると、
元々世の中は面白くないもので、それを面白くするのは、
私たち一人一人の『心の在り方』によるものだという事。
もしかしたら、
意外に感じる人もいるでしょうが、私が生業としている、
資産運用(投資)の極意に相通ずる所があると考えます。
一般的に、
資産運用(投資)というものを漠然とイメージするとき、
明るくない方々ほど『刺激的なもの』を想起しがちです。
恐らく、
そのような多数派に属する方々は、資産運用(投資)を、
ギャンブルや宝くじかなにかと混同してしまっています。
結論から言うと、
真の資産形成において、ドキドキ・ワクワクなどはなく、
むしろ、その『対極に位置する存在』という方が正しい。
私自身、
そこに身を置いて10年以上経ちますが、刺激とは無縁、
ギャンブルを繰り返す日々であれば長く続けられません。
以前、
金持ち父さん・貧乏父さんシリーズで有名な世界的作家、
ロバート・キヨサキ氏の著書の中に書かれたフレーズで、
端的に資産形成の『真理』を突いたものを見つけました。
それは、
もしも、資産運用(投資)を成功に導きたいのであれば、
面白くないほど機械的にしなければならないというもの。
きっと、この文章では大半が真意を理解できませんよね。
少しだけ補足すると、
ただ単に無機質に実行すれば成功するという意ではなく、
自ら学び、たどり着いた確固たる手法・戦略があるなら、
面白くないまでにそのルールを遵守すべきだということ。
当然ながら、
日々、投資マーケットは目紛しく変動しているのですが、
一喜一憂するのではなく、自らやるべきことに集中して、
ひたすら行動を積み上げる精神力・胆力が求められます。
常に、
自らの軸を持たず、あっちへフラフラこっちへフラフラ、
上手い話を求める人には辿り着けない境地があるのです。
あなたは、投資に『刺激』ばかりを求めていませんか?
それ(資産運用・投資)は、決して特別なものではなく、
私たちの日常生活とも密接に結びついた地道なものです。
その面白さを感じ取れるか否かは、心の在り方次第です。
井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太