『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★
年明け早々、いろいろバタついてますね(^_^)
中国の景気減退不安から世界的な株安。
原油もついに、一時『1バレル=30US$』を下回りました。
日経平均は、ここにきてやっと反発。
『過度に怯えすぎ』という経団連会長の言葉は、
とっても的確ですが、投資家本人達は冷静ではいられません。
暫く、日替わり相場になるんちゃうかな。
で、年明けから若干の『円高傾向』が続いてますね(^_^)
一時、『1US$=116円台前半』の値もつけました。
実に、1年以上ぶりの水準まで戻った。
それも、ここ2週間ほどでの話です。
世界的に『●●ショック』が噂される時、
いつも『日本円』が買われています。
この理由、皆さん知ってますか??
大きく、2つあります。
①『日本円』の信用力が高い。
現在、世界中の通貨で、
『金本位制度』を維持できている通貨はありません。
すべての通貨が、
『信用』という『共同幻想』の上に成り立っている。
皆が集団で『価値がある!』と考えるから、
あの『紙切れ』でご飯食べたり服買ったり出来ます。
そんな状況の中でも、
『日本円』の信用力は世界で図抜けてます。
じゃあ、世界は何を評価しているのか??
それは、『日本円』という通貨が、
『日本人の労働』に裏付けされた通貨だからです。
日本のGDPは現在約『5兆US$』弱。
しかも、このほとんどが、
実体経済の『労働』で生み出されてます。
人口規模が大きいこともありますが、
それを差し引いても抜群の生産力です。
これだけ確たる根拠がない世界の通貨状況の中で、
『日本円』は、この『労働』による裏付けがあるのです。
世界での取引量は『US$』や『ユーロ』に劣りますが、
それでも『SDR決裁通貨』のブランド通貨です。
『●●ショック』時は、
一時避難所として選ばれるのも納得です。
②『投資』されてないから。
これも大きな理由です。
昨日、『原油安』の話の時に、
『原油デリバティブ』の話をしました。
『原油』に限らず、
今、世界にはありとあらゆるものの『デリバティブ』が存在します。
そして、それは投資銀行によって、
『信用創造』のもとに取引されている。
言ってしまえば、
想定元本を遥かに越える量の取引をし続けています。
それを、いかに上手くコントロールするか。
それが彼らの腕の見せどころです。
ただ、経済不安なんかが出てくると、
それらのコントロール能力を不安視する方も、
当然のことながら出てきます。
もしかしたら、一気に『価値』が揺らぐんじゃないかと。
そこで、状況が落ち着くまでは、
一時的に『価値』を目減りさせないように、
『日本円』に避難して市場を伺う投資家が多いのです。
今年の当初から、
『2016年は混沌』と言い続けています。
その場合、この若干の円高傾向は、
暫く続くことになるかも知れない。
『人民元』も、常に不安定な状態ですよね。
もしそうなったとしたら、
僕個人にとっては、この傾向は『恩恵』です。
まだまだ個人的には仕込み時なので、
『底値』『円高』の状況は長引くほど良い。
身近な日本市場で言うたら、
2013~2014年にかけての『アベノミクス』です。
あのとき1番儲けた人達は、
2008年リーマンショック後の底値のとき、
しこたま仕込み終わってた方々でしょ??
どうせ、また景気は巡ってくるからね★
ジム・ロジャーズも言うてます。
『何よりも、歴史を勉強せよ』と(^_^)
気長に、いきましょう★