今日のテーマは、『地方都市に住めば、お金の事は考えなくて大丈夫!?』です(^_^)★
先日のブログでは、『日本版:グラミン銀行』の話をしました。
『銀行』の話が出てきたついでに、
今日、明日と、金融機関に関連する話題を取り上げようと思います。
いきなり本題に入る前に、
まずは読者の皆さんに質問から入ろうと思います(^_^)
今、あなたは、地方都市に住んでいますか??
それとも、大都市圏に住んでいるでしょうか??
質問の意図を明確にしておくために、
『地方都市』と『大都市圏』の定義を定めておかなければいけませんね。
シンプルかつ明確に定義させて頂くと、
『大都市圏』=東京・横浜都市圏、大阪・神戸圏、名古屋圏、福岡圏
『地方都市』=それ以外。
以上です。
完全に私の独断と偏見ですが(笑)、そう、大きく外れてはいないと思います。
*いろいろ議論もあるでしょうが、受付出したら長くなるので、ここでは話を進めます。
*『京都』の方々へ。京都は『都』で別格なので取り上げませんでした。悪しからず。
それで、
上記で定義した『大都市圏』と『地方都市』を考えた時、
『お金』というものに対して、意識が全く違うんですよね。
ざっくり言ってしまうと、
『大都市圏』の方々は、『お金』に対しての感覚がとても敏感。
反対に、
『地方都市』の方々は、概論として『お金』にとても鈍感な方々が多い。
決して、『良い』『悪い』の話をしている訳ではなくて、
事実として、『お金』に対してそうった『違い』があるという事です。
これは取り巻く環境の違いに由来しますが、
『大都市圏』は、生活の中で『お金』への依頼度がとても強く、
『地方都市』は、『お金』を介在しない経済活動が大きく存在します。
私自身、岡山県の地方都市出身者なので、
この辺りの『違い』は本当に強く感じていますね。
例えば、
地元に帰省した際、予約なしで親族宅に食事に行くことも普通ですし、
冠婚葬祭などの行事の際も、人間付き合いが深い、深い(笑)
東京都市圏、大阪都市圏に住んでいる方々からしたら、
そこまで『深い』人間関係は、きっと想像すら出来ないと思います。
私がよく使う表現に、次のようなものがあります。
『大都市圏』は、『信用』は無くても、最悪『お金』があれば生きていける。
『地方都市』は、『お金』があっても、『信用』がなければ生きていけない。
これは本当によく言い当てていると思っていて、
私がファイナンシャル・プランナーとして独立・開業する際、
地元・岡山に帰省してスタートしていたら、今のような成功はなかったと思います。
今でこそ全国からクライアントが面談を希望して来てくれますが、
これが、『大阪』ではなく『岡山』だったら、きっと来てくれないでしょう(笑)
『新大阪から新幹線で45分やで!』といくら声を張り上げた所で、
新大阪ー岡山間の『心の距離』は、想像以上に大きなものです(笑)
また、
前述のように、岡山の方々の『お金』への依頼度・関心も、
『大都市圏』の方々とは比べ物にならないほど低くなっています。
このことから考えても、
現在、私が大阪を拠点に活動している内容は、
おそろしく『ウケ』が良くなく、非効率な活動になってしまうでしょう。
私自身、実は、これまでは、
『地方都市には、地方都市の常識がある』『大都市圏のそれとは違う』と考えていました。
所得・収入は『大都市圏』ほど高くはなくても、
そもそも、『地方都市』にはそれを使うような場所・機会があまりありません。
仮に、勤務している先の企業が潰れてしまっても、
『大都市圏』の方々からしたら想像を絶するほど濃い人間関係があり、
勤務先を紹介してもらえたり、どうにかして生きて行くことが出来ます。
ブログ、書籍、セミナー、個人セッション、etc….
『マイホームは購入しないほうが良い!』と叫んでいますが、
それでも、『地方都市なら、しょうがないかな。』と少し考えている自分がいました。
地方銀行をメガバンクだと信じ込んで全財産を預ける、
そんな愚行を見ていても、『結局、地方だから大丈夫だよね』と思っていた。
しかし、
これからの時代は、そうは言っていられなくなると、最近、感じ始めています。
以前の公式サイトブログでも取り上げましたが、
現在、全国津々浦々の『地方銀行』の経営状況が急速に悪化しています。
具体的な数字で示すと、
2016年度末(2017年3月)現在、
全国に106行ある地方銀行のうち、実に過半数が既に『本業』で赤字に陥っています。
ここでいう『本業』というのは、
顧客向け融資サービス業務や、手数料ビジネス業務のこと。
おそらく、
日本銀行が金融緩和を推し進めていることでの有価証券の含み益や、
所有する不動産関連収入で、なんとか経済状況を保っている企業が大半です。
これらは単年・短期間のお化粧には有効かもしれませんが、
そもそも、『本業』で利益を出せなくなったら、早晩破綻してしまうのは目に見えています。
さらに付け加えると、
金融庁が10月に発表した『金融リポート』では、
この実質『赤字経営』の地方銀行が、2034年度には6割を超えてくると試算しています。
実際、
これから『地方銀行』の大統廃合時代がやって来ますが、
このような状況において、『地方都市』の方々は鈍感なままで良いのでしょうか??
何も考えず、破綻する金融機関に全資産を預けていると、
有事の際は、『元本1000万円+利子』程度しか保護されません。
また、
本体である『日本』という国家の経済状況も悪化しているので、
こちらの有事の際には、簡単にシャットアウトされてしまいます。
(*この表現は、わかる方には、わかると思います。)
確かに、
私自身がずっと『地方都市』に住み、平和ボケして暮らしていたら、
今、私が大阪・東京で提供している情報は、ぶっ飛んでいます(笑)
実家に帰省して、自身の部屋でリラックスしている時、
『学生時代の自分』と『現在の自分』を比較すると、
両者を上手く『リンク』できない感覚があることも事実です。
ただ、だからと言って、
『地方都市』の方々が『お金』を無視できる訳もなく、
今後、『地方都市』在住であっても、『お金』への依存度は高まって行くと考えます。
今までは、『地方都市』で生活していたら、
何も考えず、みんなと同じ行動を取っていたら、何とか生きて行くことが出来ました。
しかし、
これからは、残念ながらそんな時代ではありません。
地元・岡山はじめ、全国の『地方都市』在住者の方々が、
この事に気付き、具体的な『アクション』を起こしてくれたらと思い、記事にしました。
『地方都市』の方々メインにメッセージを発信することは、
年間でも1、2回、あるかどうかの頻度です(笑)
この記事を『きっかけ』に、意識を変えてくれる方々が出て来たら幸いです(^_^)★
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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
本当に人生は好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております(^_^)★
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ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。
井上耕太事務所
代表 井上耕太