今日のテーマは、『2020年卒・就職志望ランキング医薬品首位から考えること』です。
全国的に、ソフトバンクのシステム障害が酷いですね(笑)
私は、スマートフォンをソフトバンクで契約、
Wi-Fiは、今まさに話題沸騰の『ファーウェイ(ソフトバンク回線)』を使用しています。
このような事態は初めてですが、
パソコン、スマートフォン共にネット環境を封じられてしまうと、
大都会の真ん中でも、こんなにも容易く『外界』と遮断されてしまうんですね。
クライアントさん始め、仕事で関わられる皆さん、
この通信障害が復旧するまで、『井上耕太』とは連絡が取れません(笑)
決して、無視している訳では無いので、その点ご容赦頂けたらと思います。
今、
夜からの仕事予定の合間を縫って、Starbucksに逃げ込み、
何とかネット環境を確保して、この公式ブログを書いているところです。
本当に、
普段、何気なく、自分が『当たり前』と考えていることが、
決して『当たり前』ではなく、『恵まれている』ことが実感出来ますね。
通信障害が復旧してからも、その『謙虚』な気持ちを、
『1分』『1秒』でも長く持ち続けながら生活していきたいと思います(笑)
*でも、私を含めて『人間』は愚かなので、一瞬で忘れてしまうんやろなぁ、、、、。
さて、
昨日、再来週(2020年)大学を卒業する学生を対象に、
『就職志望ランキング』を調査する、興味深いデータが出てきました。
この調査は、
某就職情報サイトが、2020年春卒業見込みの大学生を対象に、
無作為に『約1200人』から任意で回答を求めて発表したものです。
特段珍しいものでは無く、この手の調査は、よく目にしますよね。
ただ、いつもと違っていたのは、2011年調査開始時から、
定位置を『首位』でキープしてきたあの業界が、まさかの『8位』に陥落したことです。
『あの業界』、皆さんはお分かりになるでしょうか??
そう、『メガバンク』を中心とした『銀行業界』です。
一昔前までは、
『公務員』と並び称されるほど、一度就職決定してしまえば、
『親方日の丸』では無いものの、『一生安泰』の代名詞と言われた業界です。
先ほど、
『一昔前』と表現させて頂きましたが、決して数十年前では無く、
少なくとも、私が就職活動する十数年前には未だ、その風潮が残っていました。
私が卒業した国立神戸大学は、ご存知の方もいらっしゃいますが、
一橋大学、大阪市立大学と並び、『日本の三商大』と形容される大学です。
その名の通り、
関西を中心に経済界には多くの先輩方が君臨しており、
『銀行』『証券』『商社』に関しては、一般の方々とは別枠で選考が進みました。
よりはっきり言うと、
自身が『行きたい!』と意思表示すれば、よほどポンコツと見抜かれない限り、
私の学生時代は、ほぼスルーで先輩リクルーターが斡旋してくれたものです。
個人的には、
その慣習があまり好きではなかったこともあり、
大学卒業時点では、『金融(銀行・証券)』の業界に進む気持ちはありませんでした。
それで、
ほんの10年ほど前でさえ、この手の業界・大手企業に就職できれば、
少なからず、私たちの中にも『一生安泰』の文字はチラついていました。
しかし、
その後、技術革新によるこの業界の『激変』ぶりは皆さん知るところで、
大手メガバンクでさえ、今後数年間で『数万人単位』の人員整理を迫られています。
また、
それは『自然減』だけで賄えるものではありませんから、
『早期退職(リストラ)』に加えて、『採用抑制』の合わせ技で進行中です。
この現状を見れば、
これまで『首位』をひたすら走ってきたこの業界の就職人気が、
『首位陥落』どころか、『8位』にまで転落することも納得ですね。
ただ、問題は、その次に出てきた結果です。
『銀行業界』に変わって、この調査で『首位』の座に着いたのは、
私も『会社員』として身を置かせて頂いた『医薬品業界』だったのです。
確かに、
現在でも、この業界のクライアントさんからの面談は割合多く、
他の業界の方々と比較して、『所得水準』も高く保たれている状況です。
かつての私がそうであったのと同様に、
いくら『企業研究』と言っても、学生がするそのレベルは知れており、
現在の『業界平均所得水準』も大きくウェイトを置き、就職活動することは簡単に推測できます。
しかし、
自身が数年前まで在籍していた事と、最近入手した時業界情報から考えても、
この業界も、『銀行業界』と時間差で、『人』が必要なくなることも見えています。
私が就職した当時、
未だ、医師の方々と様々な『お付き合い』ができた時代は終わり、
現在では、かなりドライな『情報伝達』くらいしか仕事がないと聞きます。
何故、
数年のうちにここまで『大きな変化』が起きたか分かりませんが、
世界のスタンダード治療から独自の処方シェアを確立する日本市場を、
外資系メーカーが、一気に攻勢かけて攻め込んできたのかも知れません。
ご存知の方もいらっしゃいますが、
内資系製薬メーカーと、外資系のそれでは、
『資本金』、ひいては『研究開発費』の桁が1つも2つも違います。
そして、
『創薬(新薬を開発し世に輩出する事)』という産業が成り立つのは、
欧米のほかは『日本』しかなかった事を考えると、
ここで純国産メーカーが駆逐されると、完全敗戦になる事は目に見えています。
もしそれが現実のものとなれば、日本も他の『非・欧米諸国』と同様、
彼らが研究開発した医薬品を、導入するしか道は無くなってしまいます。
完全に話が逸れました。
『人』という観点で言えば、これまで、日本市場は人員過多であり、
この業界(製薬業界)においても、世界スタンダードが入って来ることが予想されます。
『情報』という点で言えば、
最近は『大まかなこと』はほぼネットで入手可能ですから、
それを捕捉する情報だけであれば、『人』は少なくても問題ありません。
如何に、
現在の『製薬業界』の所得水準が他業界より高かろうとも、
この業界も、『銀行業界』同様、数年のうちに『人」を必要としなくなってしまいます。
それを、あなたはきちんと見抜けるでしょうか??
『一生安泰』
確かに、魅力的な言葉ですが、これに固執し過ぎると、
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井上耕太事務所
代表 井上耕太